oさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

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エリック・ロメールになりたいけどなりきれないギヨーム・ブラック。
フェリックスの無自覚で有害な男性性がいちいち気になってノリきれなかった。

Zolaゾラ(2021年製作の映画)

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気が合うと思ってノリで付いてったら底抜けにおバカでした、という話を壮大に映画化。飲みながら見るくらいがちょうどよさそう。

セイント・フランシス(2019年製作の映画)

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予告編から予想される範疇だと思うけど、設定を生かした脚本で、飛ばすところは飛ばし、言葉にすべきところは説明し、愚かなラフさを残したところが味になってると思う。
幼児、シッター、親、いずれも女性という設
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

喪失を経験した人には大切な映画になる可能性を秘めた作品。
邦題はミスリードを誘っていて個人的にはあまりよくない印象。かどわかしではなくて、原題のようにストレートに追想する方がいい映画だと思った。
見た
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プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

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やり尽くされたと思っていたプレデターシリーズが、女性ハンターと対峙するだけでこれだけ新鮮に映るなんて。
設定だけで出落ちにならない見せ方、脚本のうまさがあって、これはとてもよいプレデター。

ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

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久しぶりに映画館で見れた、もうそれだけでうれしい。
また会おうと思えばまた会えるのは映画も同じだと思う。

ナショナル・シアター・ライブ「プライマ・フェイシィ」(2022年製作の映画)

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かつては性加害者を弁護したこともある女性弁護士が性被害者となった時、司法制度がいかに男性に有利にできているかを痛感させられるプロセスを追体験することで、見る人は性被害者が置かれる複層的な被害を実感せざ>>続きを読む

クイーン&スリム(2019年製作の映画)

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白人警官が人種差別主義者でなければこんなことにはならなかった。

愛のように感じた(2013年製作の映画)

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エリザ・ヒットマン監督のその後の作品につながる重要なデビュー作。
この映画を見ると、危うい未成年の姿、その中にある欲望や戸惑いを描こうとする監督の一貫した態度を発見できると思う。
夏の海辺は『ブルック
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

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ものすごく久しぶりに鑑賞。
ジョン・マルコヴィッチは中の人がいるジョン・マルコヴィッチの演技がうますぎる。
奇想天外なアイディアとはいえ途中で飽きそうなところ、変化球に変化球を重ねて迎えるラストがなん
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復讐は私にまかせて(2021年製作の映画)

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唐突感ある荒削りな展開とゆるやかなテンポ、懐かしいようで新しい見せ方、何よりフェミニズムの観点からリベンジものに新鮮味を持たせていて、変わりもの好きなロカルノ映画祭で最高賞というのも頷けるヘンテコだけ>>続きを読む

パドルトン(2019年製作の映画)

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ゲイでなくとも、ベストフレンドという関係性もあり得ることを証明する稀有な映画。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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コーエン兄弟の映画に決定的なキメのショットはないと思うけれど、語り口の妙に魅せられる。
本作のゆるさ、曲者ぞろいな登場人物は今見ても愛おしい。

ストーリー・オブ・マイ・ワイフ(2021年製作の映画)

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典型的なファム・ファタール映画。
主演2人の演技と章区切りの構成でリズムをつけて魅力的に見せてるけど、従来型の物語の域を出ていなくて物足りない。
前作の『心と体と』が面白かったからエニェディ監督には期
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

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これは続編として素晴らしいと思う。
ヒロインをかわいいな〜と思ってしまう男性性を小馬鹿にするような作風がまたいい。それでいて一周してちゃんと青春映画に仕上がってるから最高。

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

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サマラ・ウィーヴィングが最高。
こんなベビーシッターに殺されたい(イヤだ)。

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ゲイの少年ザックと、それをなかなか受け入れられない保守的な父親と兄弟の複雑な関係性を見事に描いてると思う。
父親とザックは仲が悪いわけじゃなくて、セクシュアリティに関してはぶつかり合ってしまう。だから
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FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー(2019年製作の映画)

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夏らしくフェスのドキュメンタリー。
フェスに関わる人は全員見た方がいいと思う。このスタートアップの杜撰さはケーススタディとして語り継がれるはず。

瀑布(2021年製作の映画)

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どうしても娘視点で見てしまって、ヤングケアラーになったと思ったら家計の心配までしないといけなくて、ようやく明るい光が見えてきたかと思ったら、ラストの展開で追い打ちをかけられて悲しみを通り越して怒りが湧>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

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『女神の継承』と続けて見たら似てる要素がそこそこあってビックリ。
もうちょい整理した方が怖くなる気がする。

女神の継承(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリーテイストの憑依系ホラーで面白かった。
アジアだからこそ、土着的要素にシンパシーを感じちゃうから怖さを共有できる感じ。
終わり方が最初の問いかけにリンクしててよかった。巫女といっても確信
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長崎の郵便配達(2021年製作の映画)

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意義深いドキュメンタリー。
被爆した長崎を訪れ、背中が焼きただれながらも生き残った谷口さんを取材したピーター・タウンゼントの娘であるイザベルさんが、父ピーターと谷口さんの記憶をたどるように彼女もまた長
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

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勝手に期待していた内容とちょい違った。
ミッション系学校に通うこととかキリスト教に対する戸惑い、葛藤がもっとあるかと思ってたので。

トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

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とても貴重なドキュメンタリー。
トランスジェンダーのネガティブなイメージを映画やドラマが繰り返し描いてきた悪影響を感じずにはいられない。
トランスジェンダーをシスジェンダーが演じることの弊害もあるし、
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

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ロマコメに政治を絡めてるのが現代的でいい。
よくできてるのは前半で、いい感じになる中盤以降はちょっとゆるんだ印象。そこはいい感じになってからもうまくやる路線で見てみたかった。
今の大統領がアレで……と
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グレイマン(2022年製作の映画)

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ゴズリンとクリス・エヴァンスの見た目が被り気味だし、アクションは派手だけどメリハリがないからなんかもったいない感じ。
アナ・デ・アルマスのアクションはジョン・ウィックシリーズあたりに参戦をお願いしたい
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バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

字幕で鑑賞。
ねこ型ロボットという無敵愛されキャラには誰もが屈服してしまうのでは?と思う。
後半に出てくる機体がガンダムに出てくるモビルスーツっぽいデザインなのはご愛嬌でしょうか。
前半はうとうと、中
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

飲食店の中の人あるある全部入れ?みたいな内容で胃がキリキリしてくる。
人によっては悪いところの方が目立つこともあるけど、みんないいところも悪いところもある。
ちょっとずつ歯車が合わない人たちがギリギリ
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