このレビューはネタバレを含みます
いやはや、まさかここまですごいとは思わなかった。とてつもなく理想的な続編かつこれぞアメリカ映画だとでも言いたげな、トム・クルーズの全身全霊を浴びる映画体験。
同世代は昇進したりリタイアしたり亡くなった>>続きを読む
イケメンだけど女子トイレまで入ってくるとか怖ッ!とか、マチズモかつ恋愛至上主義的な展開にこれが1980年代……と真顔になりながら見返し。
今リメイクしてくれるなら、チャーリー上官視点でマーヴェリックに>>続きを読む
ソフト化されていないようなので、貴重な機会と思い国立映画アーカイブで。
ドキュメンタリーで淡々とした一本調子なことも相まって、凄まじい眠気におそわれてしまったけれども、途中、瀬戸内寂聴さんが平塚らいて>>続きを読む
大自然の中でほぼ個人レジスタンスの活動っぷりが挑戦的かつ新鮮で面白かった。
さすがにそれはバレるんじゃ?と思ったり、その設定はそうなりますよねと思ったり、ツッコミどころはまあまああるんですけど、そうい>>続きを読む
仲野太賀、若葉竜也、毎熊克哉、大島優子とその後の活躍を実感する役者がそろっててその演技には見応えがあるけど、それにしても暗すぎる。誰得……?
生きちゃったというより、殺しちゃった、殺されちゃったでは…>>続きを読む
出演者が好きで見てみた。
演出はディティールを大切にしてていいと思うけど、全体としては押しが弱いかなぁと思う。松本穂香がかわいいというのは事実の追認でしかないから、それだけでは物足りないんですよ。
思>>続きを読む
イケオジ(ということにしておきます)が頭をぶつけたら女性が優位な社会になっていた、という現実を皮肉った男女逆転ラブコメ。
日頃から女性が感じているであろう不条理は、男女逆転するとどれだけジェンダーロー>>続きを読む
ゴジラの怖さをしっかり伝えようとしてる時点でよいです。
ゴジラシリーズは作品によってドラマの良し悪しがあると思うけど、この映画の新山千春演じるキャスターの成長譚はゴジラとうまく絡められてると思う。あと>>続きを読む
政治による教育への介入=検閲が進んでいる日本の教育の危うさを伝える貴重な作品。
「従軍」慰安婦や「強制」連行を教科書からなくしたい政治家やそれに賛同する研究者もいて、ついにその記載はなくなりつつあると>>続きを読む
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何でもかんでもシン・ゴジラのメソッドでやればいいわけじゃないし、エヴァテイストをあまり出されるとそれウルトラマンで必要?と思ってしまった。
禍特対のメンバー少なすぎ問題、もっと特撮要素がほしい、気合の>>続きを読む
日本の難民申請の厳しさと貧困ビジネスが魔合体した作品で、後になればなるほどボディーブローのように効いてくる労作。
『東京クルド』や『牛久』とセットで鑑賞をオススメしたいです。
「この物語はフィクション>>続きを読む
言わばモノ好きなクィアを描いたチャレンジングな作品だと思うんだけど、アトラクションのジャンボの動きを見てると、誤作動? 故障? オイル漏れ?と思ってしまう自分はジャンヌの周囲の人たちの予備軍なのかもし>>続きを読む
サム・ライミの演出が冴え渡ってて、ヒーローアクション映画における見る喜びを喚起する描写が素晴らしかった。もともとの得意分野であるホラー描写をこんな形で生かしてくるなんて、サム・ライミは円熟期に入ったか>>続きを読む
たまたま見に行ったライブでDIVAの結婚相手に選ばれちゃって!?とあらすじだけ見るとベタなロマコメなんだけど、DIVAと一般人男性という組み合わせはなかなか面白かった。
昔のロマコメ的シンデレラストー>>続きを読む
大好きなフランク・ザッパのドキュメンタリー映画なら見ないわけにはいかず、見てる間も見た後も大満足。
キャリア初期の頃、完璧主義者でコントロールしたがるスタンスはマザーズなどバンドメンバーは苦労したこと>>続きを読む
金に目が眩んでやってきた侵略者の白人男に明るい未来なんてないんですよ。
終盤間際、ニナの台詞が教育の成果。
前半は素っ気なく、後半は生々しい(開放的だけどエロティックにならないのがアケルマンらしさ?)。
高齢レズビアンに立ちはだかる壁を想定したケーススタディ映画としてすごく参考になった。
2人は対面のアパートに住んでいて、これからを見据えて引っ越しを考えてる。そんな折、片方が倒れてしまい……というのは>>続きを読む
先生のプライベート動画が流失してしまった……そんなセンセーショナルな設定がなんともおかしく、思考実験映画として面白く見ました。
3部構成で街の様子をフィールドワークし、ルーマニアの文化や価値観を紹介、>>続きを読む
人生とは生活と日常のとめどない連続であると実感させられる間延びした映画内時間の中で、ふとしたきっかけで訪れる綻びや重くのしかかる現実が立ち現れると、劇的に、しかし淡々と非日常になりうるんだと思わせるシ>>続きを読む
主人公のノーラはともすればビッチ扱いされそうだけど、今で言うところのポリアモリー(複数の人と恋愛する人)と思えば理解しやすい。
彼女は束縛されたくないし、束縛したくない。だから束縛しようとしてくる男性>>続きを読む
元恋人と地元でバッタリ、と設定はベタだけど、そこからの展開がうまくてスッと入ってくる。
かつて2人で生きていくことを思い描いたけれど、今の2人にはそれぞれの人生がある。あんなことがあったね、こんなこと>>続きを読む
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ロシアのお国柄を知る意味で、60年前を舞台にしたこの映画を見る意義は十分あったと思う。
かつての栄光と厳しさを知る父、現役で党本部を支持する主人公の女性・リューダ、民主主義の足音を感じさせる娘の三世代>>続きを読む
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ベルイマン愛は伝わってくるけど、映画内映画があんまり(ミア・ワシコウスカはいいんだけど筋書きが悪いと思う)なので、それすらベルイマンオマージュなのかな?と思わなくもないけど、お互いクリエイターだったら>>続きを読む
子供というのは大人が思ってる以上にいろんなことを考えていて、構ってほしくて試してみたり、かと思えば急に甘えたてきたり、すぐに見抜かれるウソをついたり、突拍子もないけど核心を突いたことを聞いてきたり、楽>>続きを読む
軽やか〜!
欲望が集まるパリ13区。みな身勝手で気ままで、いい意味でカジュアルで後腐れなくて(めんどくさい人もいるけど笑)、その時その時の気持ちを大切にする素直さがあって。
脚本にセリーヌ・シアマがい>>続きを読む
『コーダ あいのうた』を見るならその前にリメイク元を見ておきたいなってことで鑑賞。
お父さんもお母さんもキャラが濃くて不思議な明るさがあって、思春期の高校生と親のライフイベントが重なるとこうなっちゃう>>続きを読む
ただ眺めてるだけで観光気分が味わえてよかった。カメラワークとテンポにヴァルダらしさが光ってると思う。
断片的には映像を見てきたブラックパンサーズだけど、この30分近い中編でも彼彼女らの主張とメッセージがシンプルかつクリアにパワフルに伝わってくる。
ブラックパンサーズから約50年たってもBLM運動が起き>>続きを読む
予告編を見て初めて知ったヒルマ・アフ・クリントが気になって見に行ってよかった。
カンディンスキー、パウル・クレーのような作家が抽象画のパイオニアと思われていたけれど、実はそれより前にヒルマがいたという>>続きを読む
2時間以内に収まってるマーベル映画というのもなかなかめずらしくなってきてそれだけで新鮮。
なんとも不思議な仕上がりで、ノンストレスだけど心に残るという感じもなくて、かといってダメということもなく、過剰>>続きを読む
あのデルフィーヌ・セイリグがアメリカとフランスの女優にインタビューした1975年のドキュメンタリー。
家父長制がはびこっているのは映画界も例外ではなくて、数々の女優の声から、様々な形で、個人レベルから>>続きを読む
セルフ振り返り的ドキュメンタリー。
アニエス・ヴァルダの映画はドキュメンタリーもフィクションも好きだけど、それはやっぱり彼女のことが好きだからなんだなぁと再確認。
ジャック・ドゥミがアニエス・ヴァルダ>>続きを読む
『東ベルリンから来た女』より前からペッツォルトの作風は完成していたのだと思わせる作品。
三角関係のあり方はベタだけど、その見せ方、何よりニーナ・ホスの魅力を引き出しててよかった。
カメラワークも的確で>>続きを読む