おむうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.5

『エスター』の前日譚。
前作と違う仕掛けは面白いと思いましたが、エスターの行動の脇が甘かったり異能力者ではない前提を知っているとあまりのめり込めず……。
父親との一幕、そこに愛はあったのかもしれない…
>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.9

青い春〜。
数年ぶりに観て続編の展開知ってると印象変わりますね。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.8

アニメが大好きで本当に良かった。
スパイダーマンシリーズとして映像作品として物語として歴史としてアートとしてetc...全て全てが素晴らしすぎます。
次回作早く〜!

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

幸せは歩いてこない だから歩いていくんだよ
重い。しんどい。感情ぐっちゃぐちゃ。
行動原理は悪ではないんだけれど、噛み合わなくて報われなくてとっ散らかる感情に精神を破壊されて……勝手にハートフルなスト
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

3.5

解剖ホラー。
死体役の方が美しいので不思議とあまりグロテスクには感じませんでした。
オチは……まぁそうなりますよね。

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.5

アニメーションの無限の可能性。
コミックをそのままアニメーションに起こしたようなワクワク感のある演出に男心がくすぐられますね〜。
3DCGと2Dアニメが見事に融和しています。
マルチバースのスパイディ
>>続きを読む

1秒先の彼(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

6/22(木) 舞台挨拶付きプレミア上映会にて。
リメイク元の『1秒先の彼女』鑑賞済。
メインが男女逆転でどうなるかと思いきや、また別方向からのトキメキが押し寄せてきて良かったです。
"1秒遅い"側が
>>続きを読む

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

3.6

舞台挨拶付き上映で鑑賞。
広瀬すずを堪能する映画として臨んだけど、そういう意味では存分に堪能出来たと思います。
「こういうの好きなんでしょ?」→「はい!大好きです!」と広瀬さんのヒロイン力には屈服させ
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.7

ヨーロッパ企画長編映画第二弾!
めっちゃ笑いました!
『ドロステの果てでぼくら』と同じく"2分"がテーマですが、今回はループ現象。
東奔西走ドタバタコメディとしてクオリティが高すぎます。
時間はループ
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.9

こんなにかっこいい56歳他にいる?
最早不死身と疑うくらいのアクションシーンの数々、心臓がいくらあっても足りません。
ストーリーもチーム単位の行動が多くて嬉しいですね。
劇場体験してこその映画だと思う
>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.6

拝啓、護られなかった者たちへ。
東日本大震災により濃く浮き彫りになった生活保護受給の現実を突きつけてくる本作は、やり場のない気持ちを胸いっぱい浴びせてきます。
メッセージ性や各々の正義など理解は出来る
>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.4

これ70分の長尺コントだ……。
2分先の未来を映すタイムテレビを巡ってのひと騒動を描いた劇団ヨーロッパ企画初の長編映画。
ひとつの設定で二転三転以上の展開を持ってこられて、"時間"にも"脚本"にも殴ら
>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

4.1

一方通行だけれど断絶を飛び越えて届く想いがある。
手紙にはその力がある。
そう強く感じる作品でした。

不運が重なり弟のために強盗、次ぐ不運で殺人を犯してしまった服役中の兄とそのせいで人目を避けて生き
>>続きを読む

ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.8

再鑑賞。
冒頭の飛行機クライミングがノースタントとは、あな恐ろしや。
アクションシーン尽くしで楽しみ尽くしました。

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

1秒先の彼女と1秒遅れの僕。
『1秒先の彼』のリメイク元と知り視聴。
ファンタジックな設定がポップにハマっていて気持ちよく完走することが出来ました。
ウーのやってきたこと、重いし理解できない箇所もある
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.6

『怪物』とはなんなのか。
三者の視点から描かれるひとつの事件の顛末。
誰を悪と見なし何を正義と掲げるのか。
ある視点で引っ張られる負の感情は、また別の視点で語られたとき全く違う感情が芽生えます。
そし
>>続きを読む

はらはらなのか。(2017年製作の映画)

3.3

『すずめの戸締り』『波よ聞いてくれ』で気になった原菜乃華さん主演の映画があると聞いて。
原ナノカ 役 原菜乃華。
子役上がりで女優をステップアップする自身の背景を交えて、ファンタジックに描いた作品。
>>続きを読む

紙の月(2014年製作の映画)

3.8

堕ちて堕ちて堕ちていく。
自分がないと、より環境に人生を破壊されていくんですね。
一度手をつけてしまったら終わり。
光太との出会いはともかく、欲が止まらなく人生転落していく様は酷く重たい気持ちになりま
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

聴覚障害を持つボクサーケイコの"生活"を静かに淡々と描いた映画。
『ロッキー』や『百円の恋』のような大きなドラマがある訳ではない……ただ心の内の方向に向けられた感情の熱を強く感じました。
東京の下町、
>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

日本版『ナイト・オン・ザ・プラネット』と思っていたら随所にオマージュやリスペクトがある恋愛映画でしたね。
6年間のとある1日を回顧しながら現在の時間軸を両者の視点で描いていく構成の妙、震えました。
>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

最後まで行く。行っちゃってる。
最悪に最悪と最悪が重なり、それを工藤をどうくぐりぬけて行くかを寿命が縮まる思いで見守る作品でした。
思わず声が出そうになる心臓に悪いシーンがたくさん。
ギャグとしても捉
>>続きを読む

劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ(2023年製作の映画)

4.2

えりぴよのオタクの在り方に元気を貰えました。
基本はドラマの後のストーリーをなぞるような展開が続きますが、実写化にあたって原作から変更されているバイト先の設定が今回物語のキーになっていたのは実写化だか
>>続きを読む

そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.6

人ってたくましいね。
後半のご都合展開と母親の在り方には賛否両論あるんでしょうけど自分は大好きでした。
前半はみぃたん、優子、森宮さん、梨花の4人の人生がふたつの時間軸でクロスしていく展開。
物語の折
>>続きを読む

八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.0

そこに愛はあるのです。
運命の歯車のちょっとしたズレから他人の子を誘拐した偽りの母子の珠玉のヒューマンドラマ。
原作既読でストーリーは知っているものの何度も胸を締め付けられました。
本当の親子のように
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

4.3

親友の死と向き合う主人公のロードムービー。
「私にはあんたしかいなかった」
シィちゃんとマリコの関係性にとにかく惹かれました。
いいことばかりじゃない記憶が思い出されるのは逃避行の最中。
後ろ暗いテー
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.7

バディvsバディ。
そしてベイビーわるきゅーれ版花束みたいな恋をした。
一作目が完璧な出来だったので心配もありましたが杞憂でしたね。
ちさとさんとまひろさんのアニメキャラ感と生きるの下手感がマシマシに
>>続きを読む

かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~ ファイナル(2021年製作の映画)

2.5

影山優佳さんモクで視聴。
前作と原作は視聴済。
相変わらず浅川梨奈さんの書記ちゃんっぷりは舌を巻きます。
それにしても2時間尺で体育祭編と文化祭編を一気にやるとどうしても薄味になりますね。

フランケンウィニー(1984年製作の映画)

3.9

ティム・バートン監督の若き頃の短編映画。
エピソードがシンプルにまとまっていて見やすいです。
スパーキーは可愛いし夢のある世界観。

らくだい魔女 フウカと闇の魔女(2023年製作の映画)

4.0

舞台挨拶付き上映で鑑賞。
原作が児童書なのもあってシンプルにまとまった面白さがありました。
エンドロールのイラストがとにかく素晴らしい……。
可愛さと熱さと夢が詰まった60分でした。

母性(2022年製作の映画)

3.8

"母"と"娘"のロールプレイ。
両者の視点で別々で語られる物語、感じ取るのは恐怖。
同じ場面でも中身が全く異なって描かれているのが見ものです。
特にラストの「愛してる」の一幕にこの作品の全てが集約して
>>続きを読む

くちびるに歌を(2015年製作の映画)

3.9

アンジェラ・アキの「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」をモチーフにした映画。
王道の青春部活映画になっていて、変に外すことなく最後まで気持ち良く観ることが出来ました。
映像や脚本が飛び抜けて良い訳ではないけ
>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.3

吉田恵輔監督作品ということで鑑賞。
『ヒメノア〜ル』に通じるポップさの裏に濃く滲み出る人間の負の感情が描かれていて大変好みの作品でした。

ムロツヨシさん……個人的に最近見る機会多いけど本当にどこかネ
>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

3.9

永遠の議題ですよね、安楽死って。

倍賞千恵子さん演じる角谷ミチが直面するのは"孤独"。
金銭や人間関係も結局は孤独に結びつくもの、PLAN75を選択した中でも河合優実さん演じる瑶子と直接会ってコミュ
>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

4.1

浅野すずさん、お慕い申し上げております。

三姉妹と腹違いの妹が鎌倉を舞台に家族へと成っていく物語。
映像音楽会話劇、その全てがあたたかく叙情的な描写が心地よいです。
大それたことは起きませんが、それ
>>続きを読む