onoyameさんの映画レビュー・感想・評価

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

思ったよりもずっといい映画だった。
なぜ日本での公開が遅れたのか。
冒頭からオッペンハイマーの罪と罰に焦点を当てた映画であると宣言されている。
仲間からの異様なほどの歓声が、広島と長崎の惨劇の声に聞こ
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

3.0

終始ザ・ハリウッド映画の調子。史実に対する味付けが濃すぎて、流し見なのに心からゲンナリした。2014年当時の評判はわからないが、少なくとも2024年現在において本作は全く評価できない。誰か同じテーマで>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

4.3

filmarksでの評価が低い理由がわからない。大変良かった。
ジョン・ウィックのような世界観はあくまでも作品全体の要素にすぎず、メインストーリーであるレイプ魔への復讐譚を最初から最後まで突き通す、寄
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.5

二人の人生が重なって、すれ違って、再び重なる。すべてのシーンが不可欠で、二人を模っていて。言葉にするのが難しい。エンドロールで涙が出てきて、静かに二人の人生に思いを馳せた。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

ガッツリ裁判劇だが、終始哀愁漂う性的な緊張感を醸し出す弁護士がいたからか、メロドラ要素もあった。正直、ストーリーにはあまり惹かれなかったが、演出や音楽は好みだった。

バッドランド・ハンターズ(2024年製作の映画)

3.7

シーン毎に見れば面白いが、ストーリー全体はまとまりがないように感じられる。また、シーン毎のコンセプトが他の映画の切り取りのようで、思ったよりオリジナリティに欠ける。期待外れとまでは言わないが、面白いだ>>続きを読む

千年女優(2001年製作の映画)

4.8

リバイバル上映で鑑賞。映画館で観ることができて嬉しく、誇らしい。
緻密かつ自由な映画で、本作が2001年の作品であることに改めて驚く。
文字通り、目を見開いてかぶりつくようにして観た。私は映画を観なが
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.8

リアルとファンタジーの狭間にある青春映画。中学生の描写が特に良かった。

個人的には映画のテンポが合わなかったのだが、野木脚本とはどの作品もテンポが合わないからいつも通り。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

思ったより悪くない。冒頭の映像はかなり気合が入っていて見応えがある。アクションシーンもキレがあって良い。

ただ、改めて漫画の実写化は難しいなと思う部分もあった。原作に忠実に描こうとするとテンポが悪く
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キャンプ・カレッジ -勇気の先に輝くもの-(2023年製作の映画)

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戦争に翻弄されて傷つく子どもたちと、戦争の罪に苦しみながら償う兵士たち。たった30分のドキュメンタリーに戦争の生々しさが映し出されている。

ソフィア・ローレンだったなら(2021年製作の映画)

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イタリア系の女性とイタリアを代表する名女優の人生が交差する瞬間。知らない映画ばかりだったが、どれも観てみたいと思った。

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.2

様々な価値観の人びとが登場し、様々な言動をし、様々な事件が起きるのに、テンポが良くて話がまとまっていて、とても見やすい。複雑なテーマを扱っていながら、ディストピア映画として素晴らしい出来。

公式から
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Renaissance: A Film by Beyoncé(2023年製作の映画)

-

私たちと同じ人間であることと、スーパーヒーローのようなパフォーマーであることは確かに両立する。とてつもない努力によって。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.5

こんなにも俳優たちの演技に絶望感を感じるとは思わなかった。終始、この俳優さんこんな演技する人だったっけ…?と思い、辛かった。

ストーリーも全く納得できない。戦後の復員兵たちのPTSDを中心に置いたの
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(2023年製作の映画)

4.5

面白い!とにかく見どころが多い。というのも主役級の俳優たちがひっきりなしに登場し、そんな彼らが作品の登場人物と同じように自らの出番を全力で演じているから。

本作がリドリー・スコット監督の映画『ナポレ
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父として(2023年製作の映画)

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一瞬のような映画だが、多くのことが語られている。

リタ・モレノ 私は進み続ける(2021年製作の映画)

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ラテン系女優の先駆的存在。表象することの重要さが彼女を通してよくわかる。

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

終始、滑稽さがあり、面白い。ただ、予告で面白いシーンを見せすぎている。初見で見たかったシーンがいくつかあった。

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.7

面白い気がするけど、主人公が絶対に死なないとわかっているので、イマイチ緊張感に欠ける。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

前作とは異なる要素も多く面白い。いくらでもシリーズ化できる気がする。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

3.7

新鮮さはないが、明らかにベトナム戦争をテーマにしているストーリーが、奇しくも現在のイスラエルとパレスチナと重なる。

あと、映像は悪くないが、選曲のセンスが全く合わず、終始戸惑いっぱなしだった。

テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR(2023年製作の映画)

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歴代のアルバムから代表作を満遍なく。ファンにとって満足度が高いだけでなく、ビギナーにもお勧めしたい。

バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.3

驚くほど満足度が高い。ストーリー自体は新鮮味がないのに、どうしてこんなに楽しいんだろう。週末の昼下がりにピッタリなクライムコメディ。

ガンパウダー・ミルクシェイク(2021年製作の映画)

3.8

ジョン・ウィックのような独自の殺し屋の世界観。名優揃いのアクションは派手だが、スピード感が惜しい。

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.1

通常バトルアクションに発生し得る攻防が一切ない。敵にとってマッコールさんは防ぎようがない災いに近い。善良な魂をもつ死神かな…。

映画としては飾り気のないシンプルな作りで、だからこそマッコールさんの圧
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.9

怒涛のアクションに笑えてくる。相変わらずのジョン・ウィックワールドが息をつく暇もなく展開される。面白いとしか言いようがない。制作側のやりたいことをとにかく詰め込んだ作品だということだけがわかる。

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