うーらさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.3

史実とフィクションが織り交ぜられていて軽快に観ることができた。
最終的にロミオとジュリエットの脚本にリンクしていく展開も妙。

ただ、大好きで恋い焦がれている相手が男装してたらわからないものかなー?と
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.9

ゴッホの目に映る世界はどんな色だったのだろう。
映像や音楽はもちろん、ゴッホに寄り添った描写がとても美しい。

特に後半に向かうに連れて、神に近づいているのではと思える言葉にあふれていたのが印象的だっ
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.6

蒼井優さん「お見事」♡
昭和のノスタルジーな雰囲気に見事にマッチしていた。
演技力や表情はもちろんだけど、品のあるお顔立ちがこういう作品ではさらに映えるなあ、と。

高橋一生さんも飄々としたキザな社長
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ストレイ・ドッグ(2018年製作の映画)

2.9

ニコール・キッドマンが新境地とも言える刑事役に挑戦した本作。
初めて予告を見た時、本当にわからなかった。
もはや別人。
麗しさを封印して、退廃的なイメージが見事に出ていてメイクってすごいなと思った。
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.0

「THIS IS US』のケヴィンが出てた!(個人的に一番の盛り上がりはここw)
一瞬で「え・・・w」となったけど。

なんだろうなー、ちょっと思ってたイメージと違っていた。
「人間狩り」っていうから
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ラビング 愛という名前のふたり(2016年製作の映画)

3.4

現代では考えられないけど、1950年代のアメリカで「異人種間結婚」が違法だった時代の、ある夫婦の法との戦いを描いた実話。

今ならどこにでもいるような普通のカップルだろう。

大きな表情の変化はない控
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.6

IMAXで鑑賞。
これは深い。泣いた。

人間の「無意識」にフォーカスしていて、本質の表現の仕方が鬼滅らしくて素晴らしい。

無意識はここ数年睡眠を含め気になっていたテーマだったのだけど、こんな風に視
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雪の華(2018年製作の映画)

2.8

少し前にCSでやっていたのでなんとなく観初めて、結局最後まで鑑賞。

うーん、80年代のベタなドラマを観ている感じで、すべて展開が読めてしまう。
でも当時のドラマの方が話数が多い分深掘れているような。
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.6

グレタ・ガーウィグ監督の故郷、サクラメントを舞台に、17歳の女の子の日常を描いたキラキラではないリアルな青春映画。

実話ではないらしいけど、
自由への憧れ、故郷に対する閉塞感、進路の悩み、母親との衝
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

3.6

ドイツを代表する画家、ゲルハルト・リヒターの人生がモデルとなっている本作。

全体を筆でぼかした「フォトペインティング」や、写真の上に描く「オーバーペインテッド」などの画風で知られるリヒターの創作風景
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異端の鳥(2019年製作の映画)

4.4

原作はポーランドで発禁書となった問題作で、作者自身がホロコーストの生き残り。
チェコ出身のバーツラフ・マルホウル監督は映画化にあたり、11年もかかったそう。

前編モノクロでほぼセリフなしの3時間。
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.8

2012年の作品なのかー。
8年って短いようだけどこのテーマに関しては世間的にはガラッと歴史が変わったように感じられた期間だったんじゃないかな。

2020年の今も「LGBT」とか「LGBTQ」とか呼
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

難解であまり理解出来なかったのに
衝撃的に面白かったってなぜ〜????💦
これは2度3度観て楽しむものな気がする。
とりあえずまた観に行こうと思う!

※IMAXで鑑賞

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.1

こらえきれず泣いた。
両隣に座っていた方も一人で観に来ていたようで、2人とも鼻をすすりながら泣いていた。

LGBTについては身近に何人かいるので、それほど驚きはないだろうと思っていたけど、かなり突っ
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CHECKERS in TANTAN たぬき(1985年製作の映画)

3.0

チェッカーズが実はたぬきだったというトンデモ設定。笑
懐かしい〜!
CSでやってて思わず最後まで観てしまったw

今見てもフミヤは歌上手いし、ピンクのキャデラックもめちゃくちゃかっこいい!

でも「オ
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愛の狩人(1971年製作の映画)

3.0

原題「Carnal Knowledge(性行)」
内容そのまま。笑

男性の素直な願望が詰まってるような。笑
ラストはちょっとザマアミロって思ってしまったけど、
男性はなにかと大変だよね、とちょっとだ
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.6

ほぼ泣きっぱなし。笑
特に英語を勉強している人にとってはストレートに響く作品だと思う。

インドで家族と暮らすお菓子作りが得意な主人公シャシは英語が苦手。
夫と娘は英語が話せるが故、シャシの発音をバカ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

教師を目指す高校生のアデルと、画家を目指す美大生のエマ。一目惚れとも言える出会いからアデルが同性愛に目覚め、恋に落ちていく様子が感情の変化とともに繊細に描かれている。

ベッドシーン、怒鳴り合う大喧嘩
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アーティスト(2011年製作の映画)

4.3

当時の作品はほとんど見たことがないけど、サイレントからトーキーへの移り変わりがよく理解できたし、何よりサイレント映画がこんなにも饒舌なんて!
最後なんてすこしウルッとしたくらい。

台詞がないのに伝わ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

難解すぎるけど一気に観た!
普段、あまりに難しいと寝ちゃうんだけどこれはめちゃくちゃ面白かった!

珍しく鑑賞前に予習してたのが功を奏したと思う。これ予習なしで観たら絶対半分も理解出来なかったな😅
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僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

3.7

これはもう、完全に大人の判断が甘かったんだろうなあ。
平手友梨奈さんという天才に頼り切って、結果コントロールしきれず持て余してしまった運営の責任。

不自然だと思ったのはあれだけ平手さんを持ち上げてい
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.3

びっくり。すっごく良かった!

ハリウッド×SFっていうだけで好みと違う気がするって決めつけてたこと、ごめんなさい🙏

SFではキューブリックの2001年宇宙の旅を見た時以来の衝撃。
IMAXで見れて
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

4.0

これは映画館でみて本当によかった!

ストーリー、セット、役者さんに比べてスポットが当たりにくい音響。
サイレントからトーキーになり、デジタルが生まれ、、、
映画史に乗せて、音の裏話が紹介されている。
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アフタースクール(原題)(2008年製作の映画)

2.8

日本初上陸となるエズラ・ミラーのスクリーンデビュー作で初主演作(2008)。

撮影当時16歳だそうで、眩しいくらいの透明感と圧倒的な存在感。
この姿を拝めただけでありがたい。

画面の8割を顔面が占
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.8

ウディ・アレン監督の記念すべき第50作に当たる本作。

・それぞれのアイデンティティに悩む姿
・上流階級への皮肉
・雨に彩られた古き良きニューヨーク
・クラシカルなファッションを纏うティモシーシャラメ
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ルームメイト(1992年製作の映画)

3.1

怖かったー。
夜中にやっていて思わず最後まで観てしまった。

ルームシェアした女が服や髪型を真似し出し、どんどん狂気が増していくってお話。

展開はベタなんだけど、ジェニファー・J・リーのサイコパスっ
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エルヴィス・プレスリー ザ・サーチャー キング・オブ・ロックの魂の記録(2018年製作の映画)

4.1

エルヴィス最高に色っぽい!

世代は違うけど10代の頃からエルヴィスの曲を聴いていたこともあって、こんなふうに人生を振り返る作品が見れて嬉しい。

曲以外は知らないことも多くて、改めてエルヴィスの偉大
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皇帝ペンギン(2005年製作の映画)

3.5

ペンギンについて今まであまり興味を持ったことがなかったのだけど、なぜだか録画していた。

可愛いという以上に、こんな過酷な環境で子育てを繰り返すことに驚いた。

フランス語のナレーションにセリフが加え
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

3.9

最初はサイコパスの息子(ケヴィン)を授かってしまった母(エヴァ)の苦悩の物語なのかと思っていた。

その側面もあるのだと思う。
ただ、それだと何故ここまでエヴァに対して敵意を剥き出しにするのか理解でき
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アンナ(1966年製作の映画)

4.0

初めて観たのは確か15年以上前。

ユジクさんが休館まえの最終週の作品としてセレクトした中ににアンナがあったので、何度目かの鑑賞。

歌って踊るアンナはいつ見てもかわいい。

「アンナ・カリーナ 君は
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アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい(2017年製作の映画)

4.3

アンナ・カリーナの生涯をアンナと共に振り返るドキュメンタリー。

厳密にいうとアンナが生まれる前からのストーリーで、1時間弱とは思えないほど貴重な映像とアンナの魅力が詰まっていた。

監督は4人目の夫
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ナイロビの蜂(2005年製作の映画)

3.5

巨大製薬会社の陰謀を暴こうとして殺害された妻テッサの足跡を、夫ジャスティンが辿る物語。

原作はジョン・ル・カレの小説で、
妻テッサのモデルは原作者の友人で実在の人物だそう。

アフリカを新薬開発の大
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野火(2014年製作の映画)

3.8

戦争映画は苦手であまり観る事はない。

苦手というのは、怖いとか悲しいとかではなくて、

・あまりに自分の経験と知識が追いつかなくてわからなすぎる(観ることでわかった気になりそうで怖い)
・誤解を恐れ
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幸せの行方...(2010年製作の映画)

2.5

実在する米国の不動産王シーモア・ダーストの息子、ロバート・ダーストが起こした3件の殺人事件をもとにした実話。

幼い頃のトラウマからくる歪みはあるのかもしれないけど、完全にサイコパス。
は〜、最初は幸
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

ちょうどユジクでドラン特集をやっているので、スクリーンで見れる機会を逃すまいとしているうちに気づけば連日ドラン祭りに。

あれ?今まで見た作品よりかなり分かりやすい??
最後何かあるのかな?と思ったけ
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マイ・マザー(2009年製作の映画)

3.7

この映画の脚本を書きあげたのが16歳で、19歳の時点でカンヌで称賛されているってドラン監督、一体何度人間やってるの?

ゲイであることやシングルマザーであることなど、実体験がもとになっているからなのか
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