うーら

幸せの行方...のうーらのレビュー・感想・評価

幸せの行方...(2010年製作の映画)
2.5
実在する米国の不動産王シーモア・ダーストの息子、ロバート・ダーストが起こした3件の殺人事件をもとにした実話。

幼い頃のトラウマからくる歪みはあるのかもしれないけど、完全にサイコパス。
は〜、最初は幸せそうだったのになあ。

当時未解決、容疑者はいまだに生きてるし、という状況でこの作品を公開しちゃったのもなんかすごい。
このまま迷宮入りかと思われていた節もあったからという理由でなのかな?

まさかこの5年後に思いもよらぬ形で犯人逮捕に至るとはだれも思わないしね。。

全米で放送された「ザ・ジンクス」というドキュメンタリー内で、ワイヤレスマイクのスイッチを切り忘れてトイレに行き、

「なにをやったかって?もちろん俺が全員殺したんだよ」

と呟いた独り言をマイクが全部拾っていたという。。
どっちがドラマかわからなくなるような現実での衝撃的な逮捕劇。

録音されていた実際の音声を聞いちゃったんだけど、英語だし完全に理解はできない箇所がありながらも、その声のトーンだけでやばすぎる雰囲気は伝わった。
映画よりなによりこの「トーン」が一番怖かった。。

つまらなかったわけじゃないんだけど、
なんか高得点をつけたくなる点が見当たらなくて困惑する。

いまだに裁判が継続中みたいだけど、一体どんな結末を迎えるんだろう。。