「器」
こちらの思いを反映するだけの器。
被告の証言が二転三転しその度に、事件の見え方が変わって行き。
2人の言葉でのやりとりが、関係性が、次第に変わっていく様がスリリング。
真実と嘘とは、という部>>続きを読む
原作未読のまま、軽い気持ちで見始めて。
前半早めの段階からからきっちり終わりまで切なさが止まらず。
いじめる側、いじめられる側、もちろん白黒ハッキリといじめる側が悪い。
それは観る前も観終えた後も変>>続きを読む
何度も泣いた。
それぞれにドラマがあって、こんな風に世の中ではいろんな想いをしている人たちがこの時間も生きていることを感じさせてくれた。
人の痛みに思いを馳せる。
こういう伏線回収型の映画って、相当賢い人の為せる技という気がして尊敬しかない。
途中まではおかしな間があったり、B級感がとめどなく、そうは言いつつゾンビに地味に驚かされ、前評判の笑いはどこに、と、失>>続きを読む
うさぎたちのルックスは漏れなく可愛くて、子供の時から馴染みのあるピーターラビットの有名な絵そのものが立体化していることに感動。
が、イギリス人のブラックジョークが満載で変な意味でドキドキさせられる。>>続きを読む
ただひたすら淡々と当たり前に繰り返す日常。
そんな中、この奥さん何かしでかすんじゃないかというこちらの慄きがビビットに異彩を放つ。
主人公パターソン日々は同じようでいて少しずつ確かに違う。
当たり前>>続きを読む
ロビイストという職業がよくわからないのと機内の画面が小さいのもあって、流れが掴みきれないのが残念。
けど、40過ぎたやり手の女、その壊れた私生活、そして仕事面でも結果にこだわり過ぎ人間関係を破綻させる>>続きを読む
この時代の空気感が昔から大好きで。
先生の衣装やらヘアスタイルがどストライク。
田舎の娘たちが、仲間としてお互い支え合い成長して行く様に泣けます。
そしてなにより泣けるのが、蒼井優ちゃんの真骨頂、そ>>続きを読む
最高にポップでハッピーになれる映画。
60年代のカラフルでキッチュなメイクも衣装もセットもみんな素敵。
テーマは人種差別だけれど、重々しくなく悪者とヒロインの対比がシンプルに描かれています。
キン>>続きを読む
スクープってこんなにあの手この手で撮るのね、と、もちろんフィクション要素も盛り込まれているだろうけれど、特に花火のシーンは痛快でした。
実際はドロドロした世界なんだろうけれど、ポップに描かれていて、楽>>続きを読む
暴力がそこかしこに、これでもかと散りばめられていて。
しかもそれは家族や職場という小さいけれど濃い世界で繰り広げられる。
主演のサンフンが監督と脚本も担っていることを知ってから観たので、なぜこれを描く>>続きを読む
インドのスラム街で生き抜くというのは、こういうことなんだなと。
人権なんてないに等しくて、1つの命が果てしなく軽い。
綺麗事なんて言うのがはばかられるような過酷な人生。
目を背けたくなるシーンが多々>>続きを読む
ほんの50年前が舞台なのに、ここまで普通に人種差別が行われていたことに改めて驚かされる。
黒人で、更に女性であることに対して、まるで汚いものを扱うかのような周囲の雰囲気がリアルで。
3人が才能がある>>続きを読む
原作を読んでいたので、映画は残念ながら少し薄く感じた。
観た当時は、伊藤英明がサイコパスにしか見えず、見かけるたびにいちいち心臓バクバクしていた。
いまだにカラスを見ると、この小説、映画を思い出す。