原作未読のまま、軽い気持ちで見始めて。
前半早めの段階からからきっちり終わりまで切なさが止まらず。
いじめる側、いじめられる側、もちろん白黒ハッキリといじめる側が悪い。
それは観る前も観終えた後も変わらず。
ただそこには、それぞれの事情、それぞれの言い分というのが必ずあって、そして、その善悪の白黒は突然オセロのように立場が入れ替わる。
現実社会で、いじめた側が罪悪感を持ち続けているのかが疑問ではあるけれど、それが表面化するかしないかの差だけで、悪い事をした意識というのは心の奥底にあるもんじゃないかと気づかされる。