鮎川さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

鮎川

鮎川

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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.7

「君はちっともバカじゃないさ」
蒼井優を起用する意味がどんどん分かっていく作りなのがすごい、蒼井優、好きだ……
満州から帰ってきた優作に飛びついて喜ぶ聡子、かわいい。聡子はずっとかわいい。あんなに無邪
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最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

3.8

「人生に喜びを見つけたか?」
ただ生きていた頃には絶対に重なることのなかった二人の道が交差して生まれる奇跡。自分の知らない世界を教えてくれる人って、いつまでも魅力的だよなあ。やっぱり知識がある人の話を
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

「それでいいの?」
幸一郎に対しては登場したところからうさんくせ~~~って華子以外の全員が思っていたと思うけど、予測していた安っぽいベクトルとはまったく違うところから綻びが生まれていたので、あ~~こっ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「めいっぱい平気なフリをする」
こんなに短期間で3回も観に行くのは人生ではじめての経験で、そのくらいこの作品には人を惹きつける力がある、、、(まだまだ観に行く)
そうして感想を整理することもままならな
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

前から思っていたけれど、本当に歌声って親からの授かりものだとおもうんですよ。父の遺伝子と母の遺伝子、その両方が生んだ奇跡の歌声。歌のうまい人の声を聴いて、私はそう思うことがよくあって。(もちろん技術だ>>続きを読む

明日の食卓(2021年製作の映画)

3.5

「お父さんがお母さんにいつもしてることだよ」
いやもうほんと、全体的に、父親~~~…!?!?!??!ってなってしまったな。お前のしつけが悪いから??は???夫婦二人でするものではないんですか????!
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.6

「ポジティブでいろ、辛くてもな」
年齢なんて関係なく"仲間"になるって、迎え入れる側も相当素敵だなって思う。ちゃんと対等に接することができるって、相手を年齢だけでなくてしっかり人間として見て、精神で繋
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望み(2020年製作の映画)

3.8

「望みはあるわよ」
何をもって"望み"だとするのか、本当に難しい天秤。お父さんの考えもお母さんの考えもどちらも頷けるところがあって、本当はどっちが良いとかそういう話じゃないんだよね。そもそもこんな二択
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.6

「やりたいことやれよ、お前は大丈夫だから」
父親に対する佐々木の感情に理解できるところが多くて苦しかった。あの日あのとき父親の影を追いかけた佐々木は、きっとそこに光を見出していたはずだ。
4人のなかで
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「今のメイも残しといてね」
なにより友情が良すぎる!!!あんな最高の友だち、なかなか出会えるもんじゃないよな~~~一生の友!タイラーとは推しが一緒なら仲間になれちゃうっていうのも、なんか良かったな~オ
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

3.8

「純くんは純くんだから」
心の底から亮平が良い子すぎる…すべての人の隣に亮平が居たらこの世は平和になるんじゃないかなって本気で思った。男や女やその他、という括りではなく個と個、その人の本質と向き合うこ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.7

「明日も元気でいてね」
誰かにそうであってほしいと願うというのは、本当に純粋な愛情なんだよなぁ。二人ともきっと互いが明日も笑顔でいられますようにとただ願って、それでもボタンを掛け違えては拗れていく。最
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

面白かった、おもしろかったんだけど…!!!
ワンダビも見たうえで、やっぱり私はワンダの幸せを願わずにはいられないんだな…もうなんかこう、家庭を持つだけが幸せの形じゃないよということを誰かワンダに教えて
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事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.5

「笑いは174秒」
つっこみながらわいわい見るのも楽しいのでこれはこれでありのやつ。私が梓ちゃんの友達ならヤマメとの付き合いをやめるように言いたくなるシーン盛りだくさんだけど、何もかも惚れた欲目だから
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空白(2021年製作の映画)

3.7

「俺には花音しかいねえんだよ」
こうなってしまう前に親は子どもにしっかり向き合いましょうという教訓になるような、そんな感じがしたな…結局、失ってからでは全部遅いんだよね。喪失感はもちろんもの凄いものか
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.6

「約束した、ずっと一緒って」
メアリーが超キュートだし、彼女の性格はこれまでのフランクやロバータとの触れ合いによって構築されたものなんだろうなあと思うと等身大のあたたかさが思い描けてすごく良い。ただや
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

「俺と橘さんなら理由はいると思うよ」
序盤は「小松菜奈に接客したらもう絶対ひと目見ただけで忘れないだろうよ…」と思ったけれど、違うのよね。店長は分け隔てなくお店に来る人を"お客様"として扱っているから
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

「笑われるんじゃねえぞ、笑わせるんだよ」
最高の師弟の物語だった…エレベーターのあの狭い空間でも魅了することのできる師匠の芸は本物だし、だからこそタケシの心はより一層、ぐっと掴まれたんだよなぁ。いつど
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「大いなる力には大いなる責任が伴う」
こんな最高の映画を2022年の頭に観られる幸せよ…今年は絶対良い年になるじゃんこんなのね…!!!
さようならすべてのスパイダーマン、と言いたくなるようなこの感覚。
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街の上で(2019年製作の映画)

3.7

「明日死ぬかもしれんしな」
この映画見てイハに惚れない人がいるか???と思うくらいイハが超キュート。あとはもう青を主人公としたギャルゲー映画みたいなもんです。誰を選ぶかは青次第、でも青が一途に雪を想っ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.8

『残虐な庇護者』
エディとヴェノムのかわいいがいっぱい!痴話喧嘩すぎてニコニコしちゃう。ひとりになったときのヴェノムかわいかったな…エディに見せたかったヴェノム、かわいすぎてかわいい。かわいいといえば
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人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)

3.7

「だって触ってみたかったんだもん」
ユリちゃんとみるめのやりとりが超自然で本当にカップルのワンシーンを眺めているかのようだった、すごいな…ストーブをつけてほしいユリちゃんの「寒いねえ」のひと言に「あま
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犯罪都市(2017年製作の映画)

3.8

「俺が必ず捕まえる」
腕っ節しか勝たん!筋肉で分からせる!の気持ちよさよ…ユーモアありバイオレンスあり爽快感ありで最高だった。一番の"ヴィラン"と称したくなるようなチャンチェンのカリスマ性もびしびし伝
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.8

「こんな風に毎日過ごせたなら」
ミュージカルには全然造詣が深くないのだけれど、それでも引きこまれる話だった。なにかを創りあげて達成することの高揚感って本当に他のなにとも替え難いものなんだよなぁ。幼い頃
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「忘れない」
前情報を入れずに観に行ったので顔と名前を一致させるのになかなか時間がかかったけれど、それにしてもこんなにたくさんの要素を綺麗にまとめあげる腕力がすごいな…スプライトがティンカーベルに例え
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0

「ここでたった今この瞬間はリアルだ」
いろんなピースがばちばちにハマったシナリオが気持ちよすぎる!最後まで爽快感が続くの最高だな、声出して笑うところもあればしっかり泣いちゃうところもあり、なによりやっ
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his(2020年製作の映画)

3.7

「好きに生きたらええ」
こういうとき妻側の気持ちに立って考えちゃうことが多いんだけど、こういった事例が世からなくなるためにも世界中がこの村のようなあたたかさに変わっていくべきなんだよな…と強く思ったな
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ゆれる(2006年製作の映画)

3.7

「お前は俺の無実を事実と思ってる?」
きっと兄から見たら弟はずっと物語の主人公だったんだろうな。自分は永遠に脇役だと、心のなかで常に比較していたのだろう。自由奔放ながら成功している弟、ガソリンスタンド
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.6

「ちゃんと生きろ」
こんなに息苦しさをおぼえる話もなかなかない。郁男のもがき苦しんでいるさまが映像からは伝わってくるけれど、まわりのほとんどの人間には見えない部分が大半だし、だからこそ周囲の反応にだっ
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.7

「正義だ」
バドが冷静さを取り戻そうと己に溜まったフラストレーションを放出するために一旦椅子を窓の外にすごい勢いで放り投げたの脳筋すぎて笑った。こういう相反するような二人が同じ信念のもと一緒の方向をむ
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トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.6

「娘を助けたいんだ」
体感100箇所くらいあるつっこみたいシーンをどうにかこうにかしたらめちゃくちゃ素晴らしい大作になったんじゃないか…と思わずにはいられないんだけど、ありそうでなかったような話の流れ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.8

「長い年月変わらなかったのは野球だけだ」
最高に素敵な野球のおとぎ話!野球が好きなので、観てよかったな〜…と心から思った。このロケ地で今年初めて試合したんだね、そりゃあもう現地の人々は感動しただろうな
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

「普通なんかどうでもいい」
世界観にハマりきれるかハマりきれないか、残念ながら私は後者だったので予備校でなんの話を大声でしてるんだとかそういう細かい部分をいちいち脳内でつっこむヤな見方をしてしまった…
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