otomさんの映画レビュー・感想・評価 - 77ページ目

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(1973年製作の映画)

4.0

観る物がない時に重宝する新藤兼人コレクション。本日は『心』。原作とは別物な感じはしなくもないが、新藤兼人監督のさすがの手腕で見事にまとまっています。70年代くらいの新藤兼人作品の変な空気が流れている具>>続きを読む

他人の顔(1966年製作の映画)

4.3

顔に火傷を負って、妻に拒絶された仲代達矢が、グラサン&あご髭のプリンス風の仲代達矢になる。マスクを被って前とは別人との設定だが、包帯してても声がおもいっきり仲代達矢なので、違う意味で混乱する。が、映画>>続きを読む

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

5.0

2021年6月5日
馬鹿みたいなシーンの連続なんだけど、いちいち徹底的にカッコ良い画に仕上がっているので、シリーズと関係ない感じでも無問題。義の人な関羽にマリアな東西混合香港事情に新旧時代の仁義の有無
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

5.0

十年以上振りに鑑賞。良い映画です。美しい赤。サントラをiTunesに入れて聴こう。砂漠で『ヴェニスに死す』とはなかなかオツなもんですな。

水で書かれた物語(1965年製作の映画)

4.0

なんともドロっとした作品。このくらいの時期の変な構図と過剰な演出の吉田喜重作品が好きです。逆さに映すとなお美しい岡田茉莉子。こんなカアチャンがいたらマザコンにもなるかもしれません。何々コンプレックスと>>続きを読む

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

4.2

未鑑賞だと思ってたら、普通に観てたっぽい。安定のロバート•アルトマン。長いのだけれど、もっと長くても良い。なんだか『マグノリア』が観たくなってきたゾ。

ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997年製作の映画)

3.4

なかなか面白かったけれども、アメリカさんは冗談抜きでこう云う事をやってそうで、怖くもある。

海炭市叙景(2010年製作の映画)

4.6

ようやくの鑑賞。数々のあるあるネタに加え、寒々しい雪国で心の痛みは倍増するも、時折流れるジム•オルークの優しい音楽に癒される。あぁ、ネコちゃん帰ってきて良かったね。傑作。

男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

5.0

2021年6月2日
ムムッ、あれは凶兆!と云う巨大な前フリに敏感な国よね。人がゴミの様な大大大殺戮のカオスにいちいちキマりまくりな画をぶっ込んでくるから恐れ入る。炒飯の下りの飯テロ感からの店爆破の本気
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

5.0

2021年6月1日
落ちぶれさせるだけ落ちぶれさせてからの最後の『巻き返し』の爽快感と怒涛の胸熱回収。死にに行くべく戻るチョウ・ユンファにマジ泣きできる。

2012年2月21日
久々に鑑賞。文句の付
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ディナーラッシュ(2000年製作の映画)

4.0

布石の置き方がキッチリしている印象。テンポも良く、映画としては面白かった。出てくる女の子がことごとく可愛くないので、「料理長は色んな人と付き合うけど、本当に付き合うのは自分自身」とか言われても、ちっと>>続きを読む

日本脱出(1964年製作の映画)

4.0

何だかついてない人の物語。やたらと騒がしい人間ばかり出てくる。芸術が爆発しているオープニングの岡本太郎が一番冷静に見える不思議。説明不足なまま、ぶった切るのは吉田喜重作品では多い気もするのだが、何故か>>続きを読む

嵐を呼ぶ十八人(1963年製作の映画)

3.8

チンピラ社外工18人を実に淡々と映している。出来事の結末なんぞどこふく風と云わんばかりにバスッと切られていく様が、妙なリアリティを持つ。いささか退屈な箇所はあるものの、それなりに楽しめた。

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

4.5

久々鑑賞。安定のガス・ヴァン・サント作品。素晴らしい。

K-20 (TWENTY) 怪人二十面相・伝(2008年製作の映画)

3.3

色んな映画がごちゃまぜになった印象がかなり強いものの、つまらない訳でもない。金城武のイケメンぶりに脱帽。

悪名一番(1963年製作の映画)

3.8

お昼時にCSにて。悪名シリーズ8作目。勝新太郎が格好良いのは当然であるが、嫌いな筈の田宮二郎も悪名シリーズだと何だかいい奴に思えてくる不思議。良作。

日本一の断絶男(1969年製作の映画)

3.5

CSで放送していたので、鑑賞。東宝娯楽作品は観ているだけで幸せな気分にさせてくれます。松竹、東映にはこの感じは出せない気がする。植木等ってやっぱり偉大な人なんだなぁと再認識する。ドゥンドゥビドゥビィア>>続きを読む

ファール・プレイ(1978年製作の映画)

3.5

うん、軽い感じで楽しめました。お昼のテレ東とかで放送してそう。

レイクサイド マーダーケース(2004年製作の映画)

3.3

青山真治監督作品はあまり好みではないのだけれども、とりあえずは観ていると云った感じ。どーしても説明が多くなると興醒めしちゃうと云うか何と云うか。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.3

TVで放送していたのを録画してあったので、暇つぶしに観てみるも、しっかりと楽しませて貰いました。確かに、いささか長い気もするけれど、Mr.ビーンがいるだけで面白いので良しとする。

秋津温泉(1962年製作の映画)

3.8

岡田茉莉子を嫌と云う程、堪能できる一本。ボロボロの長門裕之と若さと快活さを持つ、やや無理のある岡田茉莉子が出会ってから、時代を経て立場が逆転していく様を見事に描いている。メロドラマ風なのは否めないが、>>続きを読む

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.8

アートとはなんぞや。現代におけるマーケティングと芸術について考えさせられる作品ではあるものの、堅苦しさは一切なく楽しく拝見できました。

クリミナル(2004年製作の映画)

3.7

時間も87分と程々で、話の筋もしっかりしており、軽く鑑賞できた作品。夜中にTVで放送しているのを観たくなるような一本。

春桜 ジャパネスク(1984年製作の映画)

3.5

清順のビデオ作品って事で、ずっと観たかった作品。かなり安っぽい低予算的ながら、やっぱりどこか変な清順節。嫌いじゃないです。

(1990年製作の映画)

4.0

賛否両論分かれる作品ではありますが、結構好きです。原発事故の後だと何とも云えない気持ちになります。

生きたい(1999年製作の映画)

4.3

観るものがなかったので、家にあったものを鑑賞。新藤兼人監督が描く現代の姥捨山。話自体は割と普遍的だとは思うけれども、新藤兼人監督の手腕に加えて、大竹しのぶの見事な躁鬱演技と安定の三國連太郎で良い作品に>>続きを読む

デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.3

クローネンバーグもので観てなかったので、鑑賞。面白かったのだが、クローネンバーグ特有のグロさがないせいか、いささか物足りない感はあった。

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

3.5

なんとなく観た割には良かった。不覚にも泣いてしまった。ケイト・ブランシェットが美しい。

甘い夜の果て(1961年製作の映画)

3.8

吉田喜重大会の続き。やっぱり津川雅彦は歳をとってからの方が良い。つまらなくはないのだけれど、全体的に雑な感じがしなくもない。競輪場のシーンは失笑。

蜂蜜(2010年製作の映画)

4.0

ユスフ3部作『蜂蜜』。3本ともオープニングが凝っている訳であるが、『蜂蜜』が内容含めて一番面白かった。美しい。

グレンとグレンダ(1953年製作の映画)

3.8

漫画の『放浪息子』元ネタなのだろうか。しかし、ベラ・ルゴシが出てくるだけで空気が変わるなぁ。

ことの終わり(1999年製作の映画)

4.0

久々鑑賞。ニール・ジョーダン作品に駄作はない...と思う。珍しくジュリアン・ムーアが美人に見えた。

ミルク(2008年製作の映画)

3.7

ユスフ3部作『ミルク』。 J( 'ー`)しカァチャンな一本。これも良作。

血は渇いてる(1960年製作の映画)

3.8

吉田喜重大会の続き。やはりどこかおかしな魅力がある。普通に面白い。