ペネロペと映画監督と執念深い社長サン+etcと題材は完全に昼ドラっぽい愛憎劇なのに、そこはアルモドバル監督、レベルが違います。映像の使い方が上手過ぎですね。破られた写真を復元して行くと云うメタファーが>>続きを読む
久々の鑑賞。オムニバス形式の今作、ジャームッシュ作品としては厳しい意見も多いけれども、割と好き。と同時に白人コンプレックスな日本人があまりに滑稽に見えていささか切なくもある。とりあえず旅行に行って、ホ>>続きを読む
これはこれで嫌いじゃない2作目。マル サ コワイヨ感は相変わらず。トカゲの尻尾切りなドス黒い社会構造と戦うマルサな訳だが、悔しいラストがなかなかリアルで良い。ご老体•三國連太郎にしてみれば、夢の様な洞>>続きを読む
なかなか面白かった。自分の事を自分で決めるって難しいのだなと痛感。この映画は別に喫煙者を肯定している訳ではなく、情報に翻弄させられている人達を思いっきり皮肉っている映画と云う印象。TVで見かける様にな>>続きを読む
モリッシー似の男が不法侵入してきた高飛車な女•ジャンヌ•モロー(マモー似)を好きになってしまい、散々振り回されまくった挙句に身の破滅に到るお話。ハッキリ云って自分にはジャンヌ•モローが全く魅力的には映>>続きを読む
愛する伯母の迫り来る死のにおいを敏感に嗅ぎ分けてしまう少女の心情を描いた映画。で、思いっきり現実逃避の一夜を過ごす。現実逃避しながも、どこかアンニュイな感じってのがこの映画のテーマなのでしょうね、きっ>>続きを読む
完全に後出しの登場人物に加えて、突如としてサイコな展開になる『無間道』3作目。『男たちの挽歌』や世にある数々の映画と同様に3作目はなかなかキツいものがある。そんな訳で賛否両論の今作ではあるが、やっぱり>>続きを読む
前日譚の『無間道』で2作目。アンディ•ラウとトニー•レオンにまるっきり面影のない2人を軸に進む今作ではあるが、それが気にならないくらいの見事な仕上がり。モロに『ゴッドファーザー』なネタが出まくるのはご>>続きを読む
この時期は『仁義なき戦い』を観たくなるのだが、何故か『無間道』シリーズを何度目かの鑑賞。しかし見事な無限地獄っぷり。太陽の元で堂々とできる男とそうじゃない男を中心にかなり熱いドラマが展開される。アンデ>>続きを読む
またまた狂った神代辰巳監督作品。この人は女に恨みでもあるんじゃないかと錯覚する程の鬼畜っぷり。ロマンポルノなのに東大出のエリートがひょんな事からオカマになると云う型破りな設定。よくもまぁ思いつくなと感>>続きを読む
何度観ても傑作。キレキレの監督•伊丹十三。細かいところまで抜かりなく、シーンに全く無駄がない。宮本信子vs山崎努の奇妙な敵同士は勧善懲悪に陥る事なく、実にお互いを魅力的に描いている。津川雅彦を筆頭に脇>>続きを読む
2023年3月20日
10年振りくらい。ジャック・ケッチャムの原作よりマイルドな記憶はあるものの、再現度はなかなかのものな上にやっぱりしっかり痛い。ある種の環境下の人間の行動って事で、主犯ルースから子>>続きを読む
最高。『都会のアリス』も好きだが、こっちも好き。バリー•リンドン=ライアン•オニールとテイタムの似ているのはアゴだけじゃない父娘のロードムービー。何から何まで良くできている。"It's Only a >>続きを読む
スティーブ•マーティンのデビュー作だそうです。黒人家族に拾われたちょっと足りない白人となんともな設定。かなり大味なギャグが満載ではあるが、かなり好き。ヒロインとの浜辺でウクレレのシーンは凄く良い。ちょ>>続きを読む
2012年7月30日
久々の鑑賞。『スモーク』の続編と云うか姉妹的な作品。大人になってから観るとこっちの方が好きかもしれない。一癖も二癖もあるブルックリンの人々をやたらと豪華な面々が好演。ハーヴェイ•>>続きを読む
清々しいまでに狂ってる...。延々と異常なテンションで最後まで突っ走る神代辰巳監督作品の中でもトップクラスにヤバイ一本。かなり好き放題やっていて、『青春の蹉跌』等のポルノじゃない神代作品がぬるく見えて>>続きを読む
他のサム•ペキンパー監督作品に比べるとやや批判対象の本作ではあるものの、カメラワークや各シーンの緊迫感はやっぱり凄い。同時期のアメリカン•ニューシネマなノリだとこれだけメチャクチャやったら悲惨なラスト>>続きを読む
2024年4月28日
少年期の欲望のめざめの描写の細やかさとバツの悪さの加減の妙。圧倒的なベルナデット・ラフォンのサドルの匂いを嗅ぎたい気持ちも分からんではない...って云う男子のアホな部分の的確な表>>続きを読む
なかなか怖いお話であった。マーロン•ブランド主演作品。時期は丁度"ラスト•タンゴ•イン•パリ"の頃で、妙に危険な雰囲気を醸し出すやたら色気のあるオッサンがとある屋敷の下僕として登場する。屋敷主人の両親>>続きを読む
あまりにあり得ない事が連発する、スケールでか過ぎなシリーズ三作目。子供同伴でトルコ風呂へ行ったり等々、現代では確実にアウトな描写もレベルアップしている。カムチャッカ梅宮辰夫とのやりとりも見応えがある。>>続きを読む
何をやっても駄目男なのにポジティヴと云うジャン=ピエール・レオ。かなりな抜作君な訳だが、ここまで飄々とした生き様を見せられると"人間って素晴らしい"って思えてくる不思議。トリュフォーの余計な説明をせず>>続きを読む
澤田幸弘監督作品の初鑑賞。ちい散歩を微塵も感じさせない地井武男が大門グラスの似合う極悪な刑事を演じる。反権力を描いた実に妙なロマン•ポルノと言っちゃえばそれまでだが、そこは流石のゴジ脚本で、至る所に男>>続きを読む
15年振りくらいの鑑賞。当時と変わらずユーゴの歴史認識はさっぱりだが、やっぱり素晴らしい作品。激動の真っ只中で裏切り裏切られの登場人物達のカオスっぷりがジプシー•ブラスの音楽と共に描かれている。かなり>>続きを読む
TVで放送してたので鑑賞。夏ですねぇ。毎回同んなじところで泣かされる。面白いのだけれど、花札がよく分からん。良作。
シリーズ2作目。よりによって今夜の夕食はカレー。チョイ役で顔を出す仁義なき面々に、東映の黄金期を感じさせる。今作はなんと云ってもボルサリーノ田中邦衛がイケメン過ぎて、菅原文太が一瞬だけ霞む。が、やっぱ>>続きを読む
ガーリィ度がかなり高い。もはや悪戯レベルではない少女の悪戯。自分がまだ若かった頃に少女に対しての得体の知れない恐れみたいな感じていたが、まさにこれがそんな感じ。無邪気な邪悪さ程、恐ろしいものはない。色>>続きを読む
サスペンスものって上手く作るのは難しいのですね。二転三転のどんでん返しと云うのは上手い事練られていると思うけれども、何か物足りない。リアリティなのか何なのか。と云ってつまらない訳でもないが、オチを知っ>>続きを読む
イングマール・ベルイマン監督作品を初鑑賞。末端の人間にとっての戦争について深く考えさせられる映画。戦争は気弱な男を愚かな人間に変える。死体をかき分け進むボートと妻の虚ろな目が恐ろしかった。しょっちゅう>>続きを読む
放送してると大体観ちゃう。展開も何も全部分かってるのに楽しい不思議。一生のうちにあと何回観る事やら。今日はいつもと違って皆で鑑賞。こう云うのもやっぱり楽しい。
久々鑑賞。シリーズ1作目。寅さんも勿論大好きではあるが、この下品な感じは松竹作品では無理な気がする。東映作品の中でも好きなシリーズである。菅原文太と愛川欽也のイチャイチャぶりが微笑ましい。王道のお約束>>続きを読む
これは面白い。NYに墜落した宇宙船から出てきたのは足が3本指のエイリアン。どっからどう見ても完全にブラザーでハーレムにいても全く違和感がない。周りのブラザー達と不思議とブラザーな関係になって行くのも束>>続きを読む
2022年6月21日
空前の荒木一郎マイブーム中なので再鑑賞。ゴリゴリの政治思想でありつつも、日本的なものを人一倍美しく撮る大島渚の赤と黒の世界。そんなかんなより、この若さ故の止まらぬ欲求をどーしてく>>続きを読む
チェコのマルティン•シュリーク監督作品を初めて鑑賞。職業訓練校を追い出された少女が古い地図を頼りに色盲の母親を探すべく旅する物語。とにかく道中、変わった人が沢山出てくる訳だが、風景と共に何だか夢の世界>>続きを読む
TVで放送してたので鑑賞。良くできてますね、演出も映像も凄いクオリティ。トトロが出まくっているのは、日本人的には嬉しい限りですね。良作。
なんとも変態な一本。女体マニアのめくら男とその J( 'ー`)し がグラマーモデルを拉致して触覚で彫刻を作るべく云々。途中までテレンス•スタンプの『コレクター』みたいな感じだが、後半は凄まじいばかりの>>続きを読む
凄い久々に観た訳だが、やっぱり訳分からん。ストーリーは複雑ではないが、言葉の洪水の数々が全く頭に入って来ず。アルジェリアとのお国事情に馴染みがない分だけ余計に。とは云ってもこの時代に我が道を突き進みつ>>続きを読む