1951thursdayさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

二階の他人(1961年製作の映画)

3.8

つげ義春の李さん一家をいくらかマシにしたみたいな

パターソン(2016年製作の映画)

3.3

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家の壁の色が良かった。嫁があの感じなのに月曜日の時点で家があの状態に保たれてたのすごいな。
なんか全体を通して作られたものという感じが強くて受け付けなかった。銃が偽物なのも、犬にノートを粉々にされるの
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10ミニッツ・オールダー イデアの森(2002年製作の映画)

4.0

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マイケルラドフォードとゴダおじがめちゃくちゃ良かった
星に魅せられてに出てきた主人公から半ば騙す形で煙草をかっさらってく看護師が魅力的すぎる

回路(2000年製作の映画)

3.9

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怪奇現象を目の当たりし狼狽し頓珍漢な言動をとる人々に対して、霊は何か怨恨を抱いているわけでもなくあちら側の理にただ淡々と従っているだけというのが斬新。特に開かずの間の霊の、関節を大きくかくかくさせるよ>>続きを読む

挑戦(1969年製作の映画)

4.4

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いずれの章もアメリカ人が閉ざされた共同体へ闖入することによって軋轢が生じ、暴力によって幕が閉じられる。テーマや構成は似通っているのに各章侵食し合うことなくそれぞれの監督の個性が発揮されていた。ビクトル>>続きを読む

サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.8

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変種のジュブナイル。子供が子供でいられなくなる瞬間。

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.7

傑作
ぬるぬるとした不穏な長回しもゾンビーズもSFC版ドラクエみたいな叙情溢れる音楽も素晴らしい

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

3.7

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フェチズム全開のホラー映画。大林宣彦美少女の尻と太い太もも好きすぎ。
拡大されたオシャレの口が部屋の壁いっぱいにひしめいて喋り始めるシーンでガリが「そんな、唇が…大きすぎる」って言ってて笑った。なんだ
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沈黙(1962年製作の映画)

5.0

感情が輪郭を持つことを恐れてあえて言葉にしてこなかったような繊細かつ根源的なコンプレックスが徹底的に暴かれる。劇中の姉妹はカインとアベルのようだし自分と家族のようでもあると半ば本気で思った

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.0

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カーリンが神を幻視して錯乱し、無理矢理投薬され落ち着きを見せた瞬間に彼女を精神病院へ運ぶヘリコプターのプロペラ音がけたたましく鳴り響く。神とは愛であり、自分はこの世に愛があるということをよすがに生きて>>続きを読む

呪怨(2002年製作の映画)

2.8

物語が放棄されている。ショッキングな映像を並べただけのキャラホラー映画という感じで魅力を感じなかった。こういうのはリアルタイムで観とかないと楽しめないんだろうなと思います

もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

500点
もののけ姫とか全シーン脳内再生余裕だけどねとイキりながら映画館に行ったらタイトルでもう感極まって泣いた

囚われの美女(1983年製作の映画)

5.0

何か恐ろしく美しい霊感を帯びたものが、その時々に形を変えて降りてくるような映画。シューベルトの弦楽四重奏曲第15番。予感に満ちている。

The Laboratory of Dr. X(2003年製作の映画)

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想田和弘は良いドキュメンタリーを撮れる能力を授かった代償として脳のユーモアを司る部分を壊死させられたんだと思う。クソしょうもない

モンキー・ビジネス(1952年製作の映画)

4.0

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狂気的なスクリューボールコメディ。喧嘩中にペンキを塗りつけ合うシーンが良かった。
別にいいんだけど日本版のジャケット壊滅的にセンスが無い映画観ずに作ってるのか

サード(1978年製作の映画)

4.6

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"私の希望は私には退屈だ。牢屋にいた時、私は時々世界を限りなく美しいと思った。自由になると、また倦怠を感じた。"

昔の人の美しさってプリミティブな美しさだなと思う。本能的というか動物的と言うか、後天
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

4.0

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ポッターがスネイプの偏執的な愛によって生かされてたの泣ける

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.7

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ダンブルドアもうちょっといい感じに死なせてあげてよ

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

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死の呪文唱えやすすぎじゃない?
最後の魔法大合戦しか見どころないけどそれだけで前作超えした

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.1

シシガミ様が出てくるシーンとラストの伏線回収シーンがめちゃくちゃ面白かった。
マルフォイはポッターを煽ろうとして失敗するやつを20分に一回くらいやってるのにめげずに煽り続けてて偉い。恥という概念がない
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.8

静かなのに真に迫る演技
濱口竜介にしてはポップな設定だった

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.9

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不死鳥の涙に癒しの力があるのはまあ分かるけどめちゃくちゃ重い物でも持てるという設定はなんか不自然というかわざわざ言う必要無いだろと思ってたらラスボスを倒した後に不死鳥が人間4人をくちばしの力だけで運ん>>続きを読む

魔術師(1958年製作の映画)

4.5

いかにも怪奇然とした人物たちのいかにも怪奇然たる話が、見も蓋もない現実的な真相に帰着するのがチェスタトンっぽい。自分の魔術を信じられなくなった魔術師という設定いいな...原題のAnsiktet=顔とあ>>続きを読む

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

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10年以上ぶりに観たけどずっと面白い
校長が寮の得点ランキングをスリザリンが1位と発表した後にグリフィンドールの生徒にどんどん加点してやっぱりグリフィンドール1位ねと覆して会場を沸かせててクソ外道すぎ
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エデン、その後(1970年製作の映画)

4.5

どうやったらこんな荒唐無稽な展開にできるのかと思いながら観てたけど台本無しの即興劇だったらしい。暑い日に無理矢理寝てる時に見るぶつ切りの悪夢って感じ。血がやたらと出てきたけど赤色のペンキをそのまま使っ>>続きを読む

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

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ケイレブランドリージョーンズの顔が好きアダムスドライバーの役も良かった
人々がゾンビによってただ緩やかに破滅していくだけのストーリーで、大半のゾンビ映画で得られるようなカタルシスは皆無なのでそういった
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みかんの丘(2013年製作の映画)

4.7

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紛争の痛みや恐怖に囚われ人間性を喪失した人々が武器を取り上げられ生身で他者と相対することによって心を取り戻していく描写が素晴らしかっただけにラストが辛かった。ニカのカセットテープに入っていたqagal>>続きを読む