pechinpahさんの映画レビュー・感想・評価

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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

近年続々と製作され続けているロシア産大祖国戦争映画最新作

快作『T -34 レジェンド・オブ・ウォー』が戦車映画なら本作は砲兵映画🤣

1941年に開始されたナチスによるソビエト侵攻~バルバロッサ作
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

J・ワンは21世紀のD•R•クーンツだ❗️

と言ってもモダンホラーブームを知らない方には何のこっちゃ? だと思うので少しお付き合いください

90年代にモダンホラーブームというものが海外小説を主戦場
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.5


when 夏休みに
where 共学の高校で
who 時代劇大好きな女子高生が
what 時代劇映画を自主制作
why 特異点的衝動により
how 仲良しトリオと、一見落ちこ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前作『KOM』が東宝チャンピオン祭りだとすると、本作はゴジラの皮を被った昭和ガメラシリーズ
2分化される視点の片方は完全に『ガメラ対ギロン』『ガメラ対バイラス』を想起させる描写
ぷらすとのガメラ特集で
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愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

2.5

「何故この映画が製作された?」
という初見時と全く同じ感想

スキャンダル性なら石井輝男監督作『明治大正昭和 猟奇女犯罪史』の方が上回っているし…(阿部定自身の映像あり!)

製作過程の裏側が知りたい
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.0

この作品で注目したのは編集

物語は後半最大3分岐される
が、話の推進力が落ちることは無い

そして各シュチュエーションをカットバックで切り替えるが、それによって観客が混乱する事も一切無い

しかもク
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

ポスタービジュアルからは想像出来ない物語
人間ドラマとも変種のミステリとも解釈出来るが、私にとっては正真正銘のホラーだった

あの様に視覚化された世界があちら側だとしたら…
正直言って正気を保つ自信が
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「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択(2020年製作の映画)

2.5

「2199」「2202」と続いたシリーズを再新作『新たなる旅立ち2205』へ繋げる為の総集編

ドキュメンタリー風に構成しているのが新機軸

ただ、その構成の結果リブート版ではデオドラントされていた筈
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.5

ドルビーシネマ版の『逆襲のシャア』を観た時も感じた事だが、TV版Zガンダム以後のガンダムは、一周回って現在と地続きの物語として再認識出来る様になったのが面白い

本作『閃光のハサウェイ』はこの特徴が顕
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

3巡目
入場者特典の公式同人誌とバージョン違いを確かめに

しかし、差し替えられたカットは認識出来ず

とはいえ3巡目にも関わらず楽しめたのは、やはりTVシリーズ、旧劇場版、新劇場版を含めて全てに解答
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.5

「中年の危機」を血みどろバイオレンスで解決する新機軸

しかも覚醒する鍵が…
てぇいうのも同じオッサン世代としては大爆笑で最高でした

劇中描かれるDIYトラップ
近年の作品だと『イコライザー』シリー
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.0

本作一本だけに限れば、ツイストの連続のみで構成される脚本はアリ

ただ、G・リッチーの次作は難しくなったと思う
同じ犯罪モノだとしたら、ツイストを多用出来ないからねぇ

とはいえ、復調したリッチー節は
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.5

シリーズ中最も「時代劇」と「殺陣」に肉薄した異色作にして最高傑作

逆刃刀というギミックを取り払った本作はシリーズ従来のケレンを捨て、真っ向から時代劇と向き合う

冒頭の口に咥えた短刀による殺陣からし
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ダークナイト(2008年製作の映画)

5.0

『ダークナイト』
劇場で見るのは約8年ぶりなのに全く古びていないのに驚愕

・ジョーカーという存在
・バッツとジョーカーの関係性
・ダークナイトというタイトルの意義
・善と悪という哲学的命題をメジャー
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獣人雪男(1955年製作の映画)

3.0


和製キングコングを目指したと思われる東宝特撮
まだまだ物資不足だった1955年に製作された為、雪男の着ぐるみの出来は粗いが、それを補うスーツアクター相良三四郎の演技はお見事としか言いようが無い
ビッ
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ガス人間第1号(1960年製作の映画)

4.5

図書館での尾行
警察署内での記者クラブ
新聞社内編集室
留置所での暴動、それを取材する報道陣と鎮圧の為脱走者と対峙する警察

とかく特撮が注目されがちだが、大規模なエキストラを用いた演出が多用された本
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