間抜けたテンポと緩い空気を漂わせつつ、意外なほど骨太なゴア描写と確実にビビらせる襲撃シーンのアクセントが楽しい、コント調のアニマルパニックムービー。
本筋がかなりどうでも良いのであまり乗り切れなかった>>続きを読む
締まり切っていないドアの隙間、襖の隙間、カーテンの隙間、タンスの下の隙間…怖いのよね、絶対何か居るから。
子供の頃はもちろん今でもずっと隙間の闇に対して恐怖を抱いているので、この映画の全てをモロに食ら>>続きを読む
退廃的な街並みを舞台に、噎せかえるほどの官能と偏った嗜好を詰め込んだ性癖映画。
正直、ストーリーに移入はできない。
本筋はギリギリ理解できるが、それぞれのキャラが何を言っているのか、何に心動かされて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
なんなんだよこれもうカオスすぎる!!!もうサメとかどうでもいいんだろ!!!
アドベンチャー要素と共に「サメ映画」を保っていた前作から、恐竜やらクラーケンやらもうなんでもアリなSF海洋モンスターパニッ>>続きを読む
エスカレートする力と無垢な邪悪。
起きてほしくないことばかりが起こり、見ぬふりをしてきた自分の意識を炙り出され、強い衝撃と重さに縛り付けられる、あまりにも恐ろしい映画だった。
まっすぐな感情のままに>>続きを読む
名著だ。
胸熱封魔バトル最高!
数ある悪魔憑き映画の中で一番好きかもしれない。
恐怖が全くないところだけが残念だけど、胸熱く息荒くして観られる非常に楽しい映画だった。
「なぜこいつに憑くのか」とい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映写技師が狂おしいほどにセクシーで興奮した。
前作「X」では暴走する老婦の性欲と嫉妬から殺しに走ったように描かれていたけれど、パールは思ったよりずっと前から狂っていたし思ったよりずっと殺しに慣れてい>>続きを読む
面白くて悲しくて愛しい陥没劇。
とにかくマンス兄貴のキャラが好き。
話し方と表情がたまらない。
大惨事の中、ポップでコミカルな奮闘を楽しみつつ時折挟まれるガチシリアスに凹まされる。
本気でハラハラ>>続きを読む
鉄拳肉まん刑事が巨大化して帰ってきた!
いくらなんでもでかすぎる。
最高傑作だった前作に引けを取らないストーリー、海外進出かと思いきや普通に韓国に帰ってきてくれる安心感、スリルとコミカルの黄金比率、>>続きを読む
すごい!本当に超越してきた!
職業も生活も環境も性格も何もかも全く異なる女4人と、彼女たちに侍る男4人。
愚かで強かでくだらなくて真剣なそれぞれの男女模様を描いた痛快なドラマだった。
コントのような>>続きを読む
不思議な感覚になる非人道的映画。
ジャンル映画の中でも有名かつ登竜門的存在だと認識しているので以前レンタルで観ていたけれど、今回無修正版を大スクリーンで観られるとのことで再鑑賞。
やはり映画においてボ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この文章はジュラシックシリーズに理想を置きすぎている私がただの愚痴と偏った感想をとんでもない長文で述べているだけでしかないので悪しからず。
この映画でジュラシックシリーズの幕が閉じる、その事実が本当>>続きを読む
老夫婦のビジュアルがバケモノすぎる。
特に何もしていなくても彼らが画面に入るだけでなんか怖くてゾクゾクした。
前半は個人行動が多かった二人。夫婦が隣り合って立つシーンの画の強さよ。
若さと老い、ロマ>>続きを読む
人間なんて所詮は大脳辺縁系の支配下。
ゾンビ的仕組みを応用したエクストリームゴアゴアムービー。
テンションMAXのはらわたドバドバ血みどろ祭り!の下に漂う悲しみ。
貼り付いたようなスマイルフェイスに>>続きを読む
迫力たっぷりのオカルティックサスペンス。
悪魔や霊障に対する恐怖はもちろん、ウォーレン夫妻とアーニー達に降りかかるスリルに息切れする程のめり込めた。
執着は遺伝する。ロケットに潜ませた愛に泣きそうに>>続きを読む
殺人鬼のファッションセンス、何事?スタイリストの才能あるよ!
想像以上に残酷でユニークな殺しの手法、巨大おじさんから飛び出すミリーの言動、ハラハラの入れ替わりミッション、甘酸っぱい恋模様、全てが楽し>>続きを読む
曽根圭介はこういう繋がり方をするのです。
複数のエピソードが並行して進み、少しずつ繋がるうちに高まる緊張感。
そして映画のつくりの上手いこと。章の絵やニュースの音声、チラッと映るあの人、凄いわ。ハイ>>続きを読む
ネオンに照らされた、ポップでハードなデスマッチ。
激しい銃撃とハイテンションな演出にイエーーイとなり、ノリ良く楽しめた。
観た人全員、ニックスの虜になるじゃない。かく言う私も完全にニックスにハマって>>続きを読む
なぜ樹海村一筋で突き進めないの?
なぜコトリバコとの二軸にしたの?
なぜせっかくの極上のテーマをこんなに雑な作品に仕上げられるの?
いやほんとなんでコトリバコと樹海なの!?なんで…。
キャラもストー>>続きを読む
「そして彼女は王子様と結婚して幸せに暮らしました。」の、その先の話。
リアルなイヤさは無く、大袈裟でのっぺりしたキャラ付けとストーリーだけど興味深かった。
どんどん出てくる綻びに抗うだけ苦しくなる。>>続きを読む
なんという混沌。
誰もかれもが何かにイラつき、何もかも噛み合うことなく強行されていく、地獄の撮影現場。
とりあえずみんな落ち着いて仕事して!力合わせて良い作品つくろ!
仕事って我慢も必要でしょ!皆>>続きを読む
ちっちゃいことは気にすんな!それ交霊交霊!
zoomホラー、やるなら今でしょ。観るなら今でしょ。
設定もストーリーも何もかもが雑で投げっぱなしだったけれど、とにかくびっくり系の恐怖とzoomならでは>>続きを読む
一日にひとつ、驚くような挑戦をしなさい。
観ているだけで喉の奥が鈍く詰まるような、鋭く痛むような、硬く突き刺さるような、そんな感覚になる映画だった。
ちょっとした塊を飲み込む快感、わりと共感できる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
格差社会の一番ギスギスした部分を切り取り、とびきりのアレンジを加えワンシチュエーションスリラーとして仕上げた作品。
倫理観ゼロ、不快指数マックス。
デスゲームや脱出劇とは全く異なるテイストで、常に新鮮>>続きを読む
あれから4年。釜山行きの新幹線の車内で切なく散った彼らもまだ彷徨っているのかしら。
日常を壊すゾンビパンデミックをドラマチックに描いた前作に対し、続編となる本作は完全にゾンビアクションエンターテイメ>>続きを読む
シャブ中はしっかり頭を狙わないと。
そうなんだ、知らなかった…。
しがない用務員に扮する暗殺者、哀愁溢れる運命。
もう設定だけで垂涎三尺なのよ。
そもそも殺し屋が好きでヤクザが好きなのよ。
世を忍ぶ>>続きを読む
フォーカスの当たる人を次々と切り捨て変える容赦の無さが好き。
ようやく主人公の座に落ち着く彼女が一番気味悪いのも好き。何あの表情、あの喋り方。気持ち悪くてゾワゾワした。
しかし少しずつ溢れる、これじ>>続きを読む
優柔不断で受身な大伴と自己肯定感低すぎて重い今ヶ瀬、双方成長して歩み寄ればピタッとハマるのに。
拗らせすぎた故の不自然なボーイなんだろうけど、突き刺さるような感情に乏しく残念。上澄みの方で小さく揉め>>続きを読む
一果、恐ろしい子。
凪沙も実花先生もりんも、彼女を見る者全て虜にして人生を変えてしまう、天性の魔女みたいな子だと思った。
なってない、なったよ、のやりとりが好き。
何かに打ち込む人の姿ってとても綺麗>>続きを読む
恐怖顔がわざとらしすぎて萎え、霊のビジュアルが酷すぎて萎え、演出が臭すぎて萎え、全く惹かれず。
絶妙に古い部屋のヤな感じと一部屋に長居しないオムニバス的な構成は良かった。
バールのようなもので襲って>>続きを読む
愛しすぎる!!
過ぎた10代の頃を想ったり、今の私に響かせてみたり。
学校事情も友達事情もモチベーションの方向も私とは程遠い二人なのに、こんなにも近くに感じる。自己も他人も肯定してくれるパワーに圧倒>>続きを読む
双子の姉に嫉妬するあまり、人生を乗っ取ろうと企てる妹の話。そして謎の仮面の会合。
双子の入れ替わりというありがちな設定の中、着地点に捻りがあって良かった。
順風満帆の姉を妬ましく思う気持ちはかなり共>>続きを読む
マリオ・バーヴァ監督初体験。
後々のスラッシャー映画に影響を与えたとされる作品を観ておきたくて、お勉強的なテンションで鑑賞。
入江の所有権を巡って色々な思惑が絡んだ結果、大量の死体が発生するストーリ>>続きを読む
おじさんたちの実録肝試しシリーズ。
殺人事件の現場を周り、ミッションに挑むおじさんたち。怪奇現象に遭いたいけど怖いもんは怖い、そのスタンスが好き。
実際の事件現場という禍々しさからか、あまり挑発的な>>続きを読む
人生そのものがホラー映画になるぞ!
呪いの言葉は悪魔のささやき、魅了されてしまうのはホラー映画監督の性か。
ホラー映画を観ると怖いのに全身が満たされる感覚になるの、とてもわかるな。
私は死ぬのが怖い>>続きを読む