キナさんの映画レビュー・感想・評価

キナ

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

3.5

まじで話したいところから話すじゃん!

あちこち行ったり来たり、飛び回るハーレイの語り口のおかげで少々混乱すること数回、ふんわり軽くて薄いストーリーに少々興味を無くすこと数回、でもまあいいか~とヘラヘ
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ナイチンゲール(2019年製作の映画)

4.5

凌辱と殺戮を受けた女は、恨みだけを力に歩み続ける。

この映画、ただの復讐劇にあらず。
バイオレンススリラー、ロードムービー、歴史劇、異民族交流、成長譚。シンプルな本筋にいろいろな要素とドラマが絡み合
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.5

もう二度と「人肉食べられるし死なないからゾンビになりたーい」なんて軽々しく言えない…。

なんたる絶望感とやるせなさ。
誰のどの目線になっても辛くて、誰のどの気持ちもわかるような、わからないような、わ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

4.0

とある人気俳優のスキャンダルと死。思い起こす彼の人生と彼に憧れる男の子の人生。を、聞く人と話す人。

人生を強く恨んだり人生を明るく見たり、感情を忙しなく上下させられる映画だった。

自分を守るために
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ザ・ルーム(2003年製作の映画)

3.5

なるほど、「愛すべきZ級映画」とはこういうものなのか。こういうことか。
気の抜けた笑いをいくつも溢し、面白いなあと思いながら観ていた。
大勢で嘲笑しながら観る鑑賞方法は趣味ではないので内心かなり警戒し
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エスケープ・ルーム(2019年製作の映画)

3.0

生存者たちよ、生存せよ。

建築構造、どうなってるの!?
まるでゲームや異世界のような、凝り凝りに造り固めたステージの数々にテンションが上がる。
扉を開けて世界がガラッと変わる描写って大好き。

脱出
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初恋(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

脳天ブチ抜き、心臓貫き、腹突き破り、遥か天まで届く大傑作の誕生。

最高。全部全部最高。
あんまりにも最高な映画だった。
最高だから鑑賞後に街をぐるぐると闊歩し、最高なのでもう一度観てまた悶え、最高す
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架空OL日記(2020年製作の映画)

5.0

嗚呼、愛しき我が日常。
嗚呼、愛しき其方の日常。

日常を愛させてくれる映画が好きだ。
劇場を出るといつもの街並みやいつもの私がいつもと違って見える、そうさせてくれる映画が好きだ。
「架空OL日記」は
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スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

4.0

ホラーの主人公になれるんですか!?
いいんですか!?

なんて喜ぶ間もなく、毎晩毎晩ハイスピードで消されていく少年少女たち。
ほどよく怖くて観やすい、楽しい映画だった。
冒頭の雰囲気から「ジュブナイル
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1.はじめに

映画「ミッドサマー」はやたらと「9」という数字に拘っていたので、この感想文も9つの章に分けて書き連ねてみることにした。
完全に見切り発車である。やりづらい。
ちなみに鑑賞したのは一週間
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

1.5

良い映画を作ろうという気、ありますか?

前作は溢れんばかりの愛嬌とつまらなくはない物語で乗り切ってくれたのに、どちらも底をついてしまったみたい。
愛嬌を失ってしまったらもうただのダメな日本映画の模範
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.5

目で観て楽しいガールクラッシュ・ムービー。
強く見目好い女性がゴリゴリ爽快に闘う姿はそれだけでもうテンション上がってしまう。

スパイミッション系の王道をなぞっているので、基本的には楽しい。
裏切り裏
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バトル・インフェルノ(2019年製作の映画)

3.9

セクシーインチキ神父VSインフルエンサー悪魔!

よくある悪魔祓いホラーを逆手に取ったB級快作。
コメディホラーの感覚でフフッと笑いながら時折ヒェェとなれる、楽しい映画だった。

いくらなんでも悪魔が
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.7

誰もが持つ野心や向上心を、女性だからというだけでどうしてこうも踏みにじることが出来るんだろう。
見ているだけで辛くなってくるセクハラ、暴言、侮辱の言葉。
やんわりとやり過ごすテクニックも媚びたような作
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

4.5

ファッキン・イデオロギー!ファッキン・イデオロギー!!ファッキン・イデオロギー!!!!!!ああーーあーーー!!!!!

もーーーー今すぐ叫び回り踊り回りドラム叩きサックス吹き喚き散らしこの胸掻き毟って
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.1

生きる、殺す、殺される、走る、逃げる、伝える、救う。
異常な緊迫感の中、至極シンプルなストーリーが際立つ。圧巻の一言に尽きる。

「兄を救う」という絶対的名分を持ったブレイブと、ほぼ巻き込まれる形でス
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.5

汚物を美味しく味わい、悪臭を胸いっぱいに嗅ぐわい、腐乱物とウジの大群に全身を浸らせ、存分に愉しむ映画。
気持ち悪くて気持ち良い、癖になる感覚。定期的に摂取しないと生きていけないのよ。
大嫌いで大好きな
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グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

4.5

人生とは、上手くいったり上手くいかなかったりの連続。どうしてこうもおかしく愛しい物語なの!

強引で楽しい超展開ラブコメディ。
太宰治の未完の遺作を基にした戯曲が原作とのこと。
いかにも太宰!と言わん
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アントラム 史上最も呪われた映画(2018年製作の映画)

3.7

「観たら、死ぬ」だって?
観るしかないじゃない。
「呪われたフィルムの封印を解く」だって?
観るしかないじゃない。

謳い文句の力と信じる心の力を痛感する映画だった。
不気味なフィルムに強烈なキャッチ
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ストレイ 悲しみの化身(2019年製作の映画)

3.9

愛する息子を失った夫婦が手に入れた、謎の問題児。
その子は天使か悪魔か…なんて考える間もなく、完全にただの鬼畜だけどね!!!

喪失感につけ入る所業と果てしない不気味さに恐れ慄きつつも、その子の存在意
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寄生体XXX/スキンウォーカー(2018年製作の映画)

3.0

他人の肉体を奪わなければ生きていけない。
そんな生き物の愛と執着、悲しき運命のストーリー。

主人公の見た目が短いスパンで変わり続けるのが新鮮で面白い。
年齢も性別も生き方も全く異なる人間に移り変わっ
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DRONE/ドローン(2019年製作の映画)

3.5

頭のおかしい殺人鬼の魂がドローンに乗り移り、殺戮の限りを尽くす!
コテコテのパロディを詰め込み、愛嬌たっぷりにウィンクしてくる憎めない作品。
「チャイルド・プレイ」ならぬ「アダルト・プレイ」かな。
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犬鳴村(2020年製作の映画)

4.7

犬鳴の長いトンネルを抜けると廃村であつた。
地図から消され都市伝説となった村、犬鳴村。

奇妙な風習を持つ村、忌まわしき過去の業、混ざってはいけなかった血。
軽々しく足を踏み入れたことで目覚めてしまっ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.0

名探偵たるもの、いつだって英国式スーツでかっちり全身固めなくては。

古典的なネタを新鮮な味付けで華々しく魅せた、楽しいミステリー映画。
美しい衣装を纏った豪華俳優陣、舞台の館の造形と、ビジュアルだけ
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AI崩壊(2020年製作の映画)

3.9

描写はダサい。けれど、本筋は面白い。が、演出はダサい。しかし、話自体は結構面白い。さりとて、モチーフは至極ダサい。とはいえ、なかなか面白い話ではある。だというのに、台詞もダs…(以下エンドレス)

A
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

4.0

質の良い推理小説を読んでいる時の感覚、あの快感を味わえる映画作品だった。

小説を書く者、翻訳する者、小説を売る者、登場人物の全員が本に関わり、物語の全てが本に関わっている。
読書が好きで好きでたまら
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シグナル100(2020年製作の映画)

2.5

デスゲームなのに暴力NGだなんて!
まともに殺し合えないじゃない!

自殺のトラップ、100のシグナルを解いて生き延びよ。
狂人と呼ぶにはヌルすぎる教師が仕掛けた催眠が、生徒を阿鼻叫喚の自殺パラダイス
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フィードバック(2019年製作の映画)

5.0

「真実は冷酷で醜い」
理不尽な占拠脅迫はやがて、闇に葬られた事件を堀り起こした。

この作品、ただの監禁系スリラーにあらず!!
全てがギリギリでショッキング、息つく間もなくただひたすらに恐ろしく、悲し
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みぽりん(2019年製作の映画)

4.0

アイドルとは何か、アイドルに求めるものとは、アイドルは人間であるべきか否か。
サイコスリラー×地下ドル事情。
怖い人も頑張るアイドルも好きなので楽しく観られた。

六甲山の奥にひっそりと佇む山荘の中、
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

4.7

「ドン・キホーテは死なない」
そう、彼はこうして生き続けるのだ!!

なんて狂おしく愛おしく哀れで面白い物語なの。
テリー・ギリアム初体験の為、セルフオマージュやらギリアム節やらは分からなかったけれど
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ポゼッション(1981年製作の映画)

3.5

血液と唾液と抹茶ミルクを身体中からジョロジョロと分泌しながら観たい映画。

誰もが何かに取り憑かれ、愛と肉欲を振りかざしてどんどん狂っていく。
仕事にかまけて家庭を放っておく夫への罰なのか、寂しさを理
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ラストレター(2020年製作の映画)

4.2

夏の空気やにおいがスクリーンからこちらへ漂ってくる映画だった。
さまざまなセミの音がサウンドトラックのように鳴り響き、膨らむノスタルジーをたっぷりと味わえる。

ラブレターを通して交差するあの頃と今、
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ペット・セメタリー(2019年製作の映画)

3.3

埋めれば死者が甦る土地、知ってしまったが為の愚行。

家族が死んで蘇ってからの変貌と恐ろしさを期待していたけれど、意外とあっさり描かれてしまった。
生前と蘇り後のギャップをもっとじっくりと味わいたかっ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

第二次世界大戦下のドイツ、過酷な時代と国を舞台に、10歳の少年が成長する様を描いた良作。

イマジナリーフレンド「アドルフ」の複雑な存在感、シャレにならない戦時の出来事、色々と詰め込まれているけれど、
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フューリーズ 復讐の女神(2019年製作の映画)

4.0

美人、走る!巨体の仮面殺人鬼、追う!手には血塗れの凶器!舞台は不穏な森の中!
こういうのは、いくつになっても、いくつあっても、いくら観ても、良いものである。

ド定番の殺人鬼モノにニコイチのルールを加
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シライサン(2020年製作の映画)

5.0

「映画一本分くらいの時間、シライサンと向き合わなきゃならないんだ。」

観て!!!!観て観て観て観て観て観て観てヲ観て観て観て観ゥて観て観ていいから観て!!!!!
興味半分で良い、お化け屋敷感覚で良い
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