kumamurakamiさんの映画レビュー・感想・評価

kumamurakami

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竜二(1983年製作の映画)

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この映画見るたびに有害なんて言うんじゃねえよ必死に生きてんだよと思う

茶の味(2003年製作の映画)

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全部すごい、これが成立してしまっていることの奇跡を改めて最近思った。

オフビートであり、ずっとおかしいことが起き続けていながら、90年代からゼロ年代カルチャーへと流れていく「アニメーション」というも
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鮫肌男と桃尻女(1998年製作の映画)

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無駄話のところ長回しで使ってアクションをひたすらに省略するの見ていて心地良いな

僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

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どのガンダムよりもガンダムしているタルコフスキー作品という印象

フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ(1966年製作の映画)

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先生に教えてもらって鑑賞。
冷静に考えて最初からヤバすぎる。面白すぎるでしょ…。

サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

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良い映画は人を描けてる映画だと思ってるけど、この映画はまさにそういう感じ。家族全員のキャラクターが本当に最高。ほっこりした。

Wの悲劇(1984年製作の映画)

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こういうものを作りたいという気持ちがずっとある。最高の娯楽映画。

今では考えられないくらいに露悪的でありながら、そこをエンターテイメントとして消費してしまっている我々にも気がつけば刃が向いている。ど
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

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最初のショーケンと石橋蓮司と千葉真一が振り向いて銃をバンバン!ってやるところで脳のシフトレバーが六速に切り替わって「そういう映画を楽しむ脳」になったため、めちゃくちゃ楽しめて見れた。最高のバカ映画。

白い娼婦 花芯のたかまり(1974年製作の映画)

3.6

毎度話は全く面白くないけど男性女性のエロスを撮るに至っては天才の小沼勝。
相米慎二のお引越しとめちゃくちゃ似てるカットがあったよなと見返してもそんなカット見当たらず、あれはどこに行ったのでしょうか。
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

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金と権力を持ち、やっぱり最強の千葉真一と、暴力によって組織の鉄砲玉として目覚めてしまった北大路欣也の、タイトルそのまんまの「死闘」になり、これは前作に比べて圧倒的に見やすくて圧倒的に面白い。
戦中・戦
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

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大きくなっていく日本と組織と経済があって、それと浮かばれない日本に生きる人々の文学的な対置関係が美しい。
そこの歪みには、戦争というファクターがその奥に潜んでいる。
というかなり難しい仕組みになってい
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怪談(1965年製作の映画)

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かなり好きすぎる 話のデカさと画のスケールが決して真似できるものではない。
小泉八雲の怪談と同様に、ドラマティックでありながら当時の人に対する分析的な目線も同居させていて、そういう意味で非常に映画IQ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

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日本で言えば世良公則なザ・スミスを愛聴する殺し屋の話だが、

なんか既視感あるなと思ったら坂本慎太郎が歌う類のアホだということに気がつきました。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

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この作品の中で嫌に引用されるタクシー運転手のところとか、まだ明かされていないマフティーの理念次第では全部ひっくり返る可能性はあるけど、テロリストを描くにはちとハサウェイがニュータイプ過ぎるのではないか>>続きを読む

テオレマ(1968年製作の映画)

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改めて見るとパゾリーニって以外と三島由紀夫タイプのそっちなのか?って思った。

テレンス・スタンプは天使でも悪魔でもないが、誘われたりムラムラされたからセックスしているだけでしかない。これはまさに現在
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第三世代(1979年製作の映画)

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オープニングカッコ良すぎてそれだけでも何回も見ちゃう。
「緊張 興奮 残酷性 狂気が充満したドラマ それは子どもに語るメルヘンに似て 死に向かう生に耐えるための人々の支えとなる」
こんなもんは至言です
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ルナシー(2005年製作の映画)

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サドに対する気持ちをここぞとなく表現していて、それはそれは両手をあげて喜べるほどに死体に力がこもっている。キリスト教圏から、日本的な価値観で言うと【転ぶ】ように惨殺世界の中に入ってく。

しかしながら
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(2018年製作の映画)

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友達と話してて思い出したので記録。虫とかを一生懸命に仕込むスタッフがメタ的に映されてたり、全体的にシュヴァンクマイエルの作家論とそれまでに言われてきたさまざまな形容に対する全てのアンサーみたいな話にな>>続きを読む

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

当時のファイズがガラケー世代を描いていた頃から、今作はスマホになるみたいな感じで、20年という時間の流れにおける「描かなければいけないこと」が満遍なく描かれており、その時の流れとともに成人して行った自>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

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すごく良い作品なんだけど、ストーリーラインをどういう風に追ったらいいのかいまいち掴めてこない。
荒唐無稽でありながら、きちんと芯の通っているストーリーライン。ドライブ感のある、どこに落ち着くか全く読め
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

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真に迫るドラマと演出のド派手さのとんでもない合わせ技が引くくらいすごい

さらば青春の光(1979年製作の映画)

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10代の時に見た時と今見た時ではかなり印象がガラッと変わるというか、逆に言うとモッズでもロッカーでもなかった自分には衝動をそのまま受け取るしかなかったことを改めて認識する。でも、明らかに10代のうちに>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

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映画としては全然上手くない、けど初期衝動というか情熱がすごく迸っていていい映画だと思った

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる(2022年製作の映画)

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95年の"あの事件"によって発生した運命の子供達の、運命そのものが暴走していく後編の見応えといったらない。当事者世代よりも傍観者としていられることに怯えるべきなのかどうかわからないけど、『アリスとテレ>>続きを読む

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [前編] 君の列車は生存戦略(2022年製作の映画)

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盛り上がりどころに欠けるから、これからの話に深く関わってくるにせよ乗りづらいものがある。テレビシリーズはそれで断念してしまったが、総集編の本作は比較的サクサク進むことによって、残されたところ、新しく追>>続きを読む

フレンジー(1972年製作の映画)

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物語の骨子と持つ力は強くないし、もはやつまらないまであるけどヒッチコックの監督的手腕でキャラクターを少しずつ立たせたりシーンの引きを生み出している。

サスペンスの「物語」をちょっと勉強しようと思い観
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劇場版 天元突破 グレンラガン 螺巌篇(2009年製作の映画)

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話がデカすぎるのになんとなくまとまりがあって、それがまとまっているのか把握しきれないほどなのはかなり嬉しい(作り手のデカさに包まれる感覚が好きなので)。
散歩してたらすごく遠くて変なところまで来たけど
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劇場版 天元突破 グレンラガン 紅蓮篇(2008年製作の映画)

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前編の時点でかなり行くところまで行っていたという印象があった

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

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みんながみんな『未来を守るために〜』ってゴジラと戦う決意を決めるけど、太平洋戦争でも同じことを言いながら戦ってたんだろ。それを口にし始めるゴジラ映画なのだとしたら、反戦反核と恐怖の象徴であるゴジラには>>続きを読む

(2023年製作の映画)

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PTSDや傷の物語であることはよくわかるし、本のページを捲る緊張感のようなものは、一番この作品が冴えていたのではないか。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

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グロテスクでスリリング、何が起こるかわからない緊張感の演出が映画的な演出から見えてくる。
ウェス・アンダーソンの今までの作品から見える演出力は力技っぽいけど、かなり映画的な演出が冴えてることを確認。

白鳥(2023年製作の映画)

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この連作の中でロアルド・ダールが戦後作家であることの作家性をよく映し出していた

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

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物語のミニマルさは保ったまま作品世界の大きさがあって、それは本を読むような映画鑑賞体験に似ているなとこの連作を観て思った

ビヨンド(1980年製作の映画)

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ズームはこう使うんだよ!といったようにズームとそれによる編集によって運動を生み出す映画の勘所の素晴らしさの方がゴア描写よりも目立った。
ファビオ・フリッツィの音楽がいい意味でこの映画の見やすさを担保し
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