コジさんの映画レビュー・感想・評価

コジ

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セッション(2014年製作の映画)

4.0

この映画の凄さは人が「向こう側」へ突き抜ける瞬間を映画として作ってしまったところにあると思う。

この作品はドキュメンタリーではなく、むしろ真逆で緻密な計算とセンスで作られている。

ストーリーは熱量
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劇場版 MOZU(2015年製作の映画)

3.1

日本のドラマにしてはアクションも派手、映像も良し、だったのに映画にするとどうしてもハリウッドと比較してしまう為、「普通」になってしまったという感じが否めない。

そこで勝負せず、スリリングな格闘シーン
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ダブルフェイス 潜入捜査編(2012年製作の映画)

4.1

名作『ヒート』に匹敵する出来。孤独を背負う男達の戦い、余りにも美しい。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

「ありのままの」のあの歌よりも
100倍ありのままを映すイーストウッド監督の最新作。

相変わらずブレておらず、ただ淡々と戦争と戦争が人に与える影響を描いている。正直苦しいぐらいに。

ただ一つだけ言
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.8

結構楽しめた。

トヨエツの力んでない演技はさらっとしているのに余韻があって、癖になる。

あと榮倉奈々さんもいい女優さんになりましたね。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

これはゲイの二人がダウン症の子供の父親になる為、悪戦苦闘する話だ。

ゲイ?いや、二人の大人が「親になるってどういうことだ?」ということを自問自答し、悩み、子と共に笑い、愛を育む物語だ。ただただ泣けて
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

当時「カリスマ」と言う言葉が流行っていたと思う。

カリスマ美容師、カリスマミュージシャン、カリスマカリスマ…
聞く度に本当にカリスマか?思うこともしばしばだった。

が、これだけは言える。

劇中の
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.1

目が離せない映像の連続だ。

リスベットの表情の繊細さ、スエーデンの美しい雪景色 etc…

室内のシーンでの絶妙な光加減、あと画面をわざと黄色がけている?それが余計に不穏な世界観を作り出していて、ド
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ボーン・アルティメイタム(2007年製作の映画)

4.3

最高!これは最高のアクション映画だよ!

前作より話の展開、カット割り、アクション等、テンポ感を少し上げたのが、良かった。ていうか終始かっこいシーンばかりになっちゃってる。

あと今回は格闘シーンが一
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ボーン・スプレマシー(2004年製作の映画)

3.8

前作と比べるとカーチェイスのシーンが良くなって、格闘シーンのスタイリッシュ感が減ったかな。(逆にハンディカメラを多用してて臨場感を求める人には好印象だと思う)

ただストーリーと主人公の魅力は健在。
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かしこい狗は、吠えずに笑う(2013年製作の映画)

4.3

「今」「日本で」恐いミステリーをやるならこうだ、と言うのをまざまざと見せつけられた感じ。

音楽の使い方とリアルな演技の引き出し方には恐ろしさすら感じた。

傑作。

ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.1

・背中に複数の弾痕
・記憶がない
・鍛錬された体術
・何故かCIAに追われてる

という感じのいわゆるアクションスパイ映画。

が、ただのアクション映画と違うのは演出がとても繊細な点。

倒されても瞬
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.0

政治的背景を知らないからか入り込めなかった。

ただ若いジョディーフォスターは可愛いかったな。

私の男(2013年製作の映画)

2.4

原作を読んでないからか話が飛ぶのについていけなかったり、?となるシーンが多々あるのが残念。
もう少し丁寧に描けば印象は悪くなかった気もする。

あと二階堂ふみはヒミズのあの役に囚われ過ぎていないかな?
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.6

セット、照明、カメラワーク、子役の演技、当然ジャックニコルソンの演技全てが恐ろしい。そして素晴らしい。個人的には子役が三輪車(みたいな乗り物)に乗ってホテル中をかけるシーンでカメラの視点が地面スレスレ>>続きを読む

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

今見返すと恐竜はCGでもないし、古さを多少感じるけれども、それでも恐竜がドスンドスンと歩く度に画面を揺らしてみたり、恐竜が車体のガラスを突き破って襲ってくる等、ちゃんと「恐い」ところが巧いとしか言いよ>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.3

二回目だけどやはり最高!

映画で台詞だけで状況やキャラ、または思想を表現するのは本当に高度な技術がいるんと思うんだけど、タランティーノはセンスだけでそれをやってのける。素晴らしいとしか言いようがない
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

2.0

はっきり言ってこの監督は巨人登場のシーンが撮りたかっただけなんだと思う。

それ以外はアクションの見せ方、キャラの印象の付け方、音楽、カメラワークとか全部が稚拙。

原作と違うの抜きにして純粋に映画と
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.4

幼少の頃から誰もが切望するプリマ。努力なら誰もがしてる。当たり前だ。ここはそれが普通の世界。「次こそは」と「私ではないかも」のギリギリの狭間で何とか前を向いて立ってる。

そんな中でヒロインは主役に抜
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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

4.1

群像劇で最も心を奪われるのは、「それぞれの人生を全うしているだけなのに悲劇が起きてしまう」瞬間。この映画はその究極であり、ただただ悲しい。それなのに、役割を全うしようとする彼らから一瞬も目が離せない。>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

4.5

刑事は強盗を追い、強盗は金を追う、お互い立場は違えど自分だけを突き動かす信念に基づいて行動してる。彼らはプロだ。しかしプロである前に一人の人間でもある。人は一人では生きていけない、彼らが必死にもがけば>>続きを読む

ハンニバル(2001年製作の映画)

2.5

前作が傑作だっただけに、これは残念。とにかく共感出来るキャラクターがいない。悪役の富豪は自業自得過ぎるし、クラリスだってただの傲慢な女になっちゃってるし、レクター博士も何だか圧倒的な存在感が無くなって>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.1

「子供向けではない」と前評判通りの大人の映画。特に見応えがあるのは震災の描写。住宅が波打つように揺れ、人々の狼狽する姿がこれでもかと言わんばかりに恐ろしいシーンとして描かれている。宮崎監督の作品で、今>>続きを読む

カケラ(2009年製作の映画)

2.9

キャラを立てるのに食事するシーンをアップで撮影してるのが印象的だった。ただ後半になるにつれダレてしまうのは残念。

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