タンバリンの音がオスカーの不安や葛藤や恐怖をよりリアルにしていた気がする。最後のおかあさんの愛にずっと泣きっぱなしだった。
ルディがだんだんと母親の顔になってくのがよかった。偏見を受けるがために、常識や正義や法律はたった一人の人生を包んでいた愛すら守ってくれない。
リリーが美しい。最愛の人が目の前にいるのに違う。理解したいのに受け入れきれないゲルダの葛藤が印象的。
ときどきのコミカルが拍子抜け。ひとりぼっちでも生きることを諦めない強さや前向きな気持ちはよい。
色使いがすき!アガサがメリーゴラウンドに乗っているときの、横顔の口元と目元が最高にかわいい。