左眼の、残像感のある演出やカメラワークがすごく印象に残った。言葉はとても詩的で、派手さはないけどとてもよかった。
何もない中に人と人との向き合い方のリアルさが真剣に描かれていて、グッときたりホッとしたりしていい映画だった。強さが何よりも大事、というセリフが女性らしくてよかった。
中盤と最後でめちゃめちゃ泣いた。そのときの自分の状況を受け入れて、理想とは遠くても周りの人たちを大切に愛して成長したからこそ、みんなが望む再開ができたんだなと思った。
生ぬるいプールの中で泳ぐ魚と彼女たちが重なった。力強くて気だるくて、でも一番生きてることに敏感で。フィルムのような描写が最高だったし、チャプターでテンポよく区切られていくのがよかった。
もういっかい薬をしたシーンの描写めちゃめちゃゾクゾクした。。
自身や信頼がうみだす美しいサッカーに周りも巻き込んで世の中の価値観とか人の思いも変えてしまう…描写とか表情もすごく良くて感動した。
音楽が美しかったのと、「想像した…?」「…した。」っていうやりとりが好きだった。どちらもどこか欠けていて、その不完全な感じがよかった。
ドン引き感でみてたけどおもしろかった。赤ちゃんの幻想は怖すぎたな。
毎日会いに行って毎日声をかけて毎日新しい恋に落ちるなんて、バカだなって思うけど幸せだなって思った。
知っていること知らないこと知ろうとしないこと、、、ありがちな人間関係の、鈍いふうに覆っている不穏な膜みたいな雰囲気や仄暗さが良かった。
すごい臨場感、というか、間の取り方が絶妙で、不安とか葛藤とか感じられて良かった。
ストーリーもはっきりしてたし、映像もきれいで宇宙の壮大さも感じられたけど、EDのコレジャナイ感がすごかった。
キャストはハマってた。人間、いつ、ぶっ飛んだりぶっ壊したりするかわかんないよね。
全てのシーンが心にすっと入ってきてちょうどいい見せ方。本木雅弘のセリフ、一つ一つがめちゃめちゃえぐかった。
スクリーン内の、計算し尽くされた色の配置構成や、夕焼けのグラデーションが美しかった。とにかく、冒頭が抜群に最高。
キャスティング最高!程よく伏線がひかれていて、映画のメッセージを強めてたし、感動した。
音楽めちゃめちゃよかった。ゆっくりと緊張感のある展開がとても美しくて、見終わった後に余韻が残る。
複雑。難しかった。音楽とか、抱き合いながらベットに転がるように画面が切り替わる演出とか、そういうのは良かった。
ひととして前向きに生きる姿勢がとても良かった。周りのひとたちもみんないいひとで、じんとくる。