マンメンミさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.7

イギリスへ移民したパキスタン人一家の長男が主人公の青春ムービー。
偏見や厳格すぎる家族に不満を抱いていた彼がブルース・スプリングスティーンの音楽との出会いで変わっていきます。
自分の住む世界の見え方、
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ホワイト・ボーイ・リック(2018年製作の映画)

3.0

マシュー・マコノヒーが出演しているから観ましたが彼は主役ではありませんでした。
14歳でFBIの囮捜査に協力し、17歳で有罪判決を受けた少年の実話。
育った環境や周りの環境は大事だなー、と改めて思わさ
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

3.5

「虎狼の血」が面白かったので任侠ものの名作を初鑑賞しました。
とにかく暴力、暴力で短絡的にすぐに暴発するヒリヒリ感、変な人情に走らない描写が良かったです。
本作といったら菅原文太と松方弘樹だと思ってい
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ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~(2020年製作の映画)

3.7

イタリア沖の国際水域に人工島を作り国家にしようとした実話を基にした作品。
非常に面白く、興味深かったです。
中盤まではコメディ調、各機関が対処に乗り出してからはシリアスに転換して作品としても面白かった
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.4

未解決事件を扱う特捜部Qのシリーズ第二作。
このシリーズは画面も雰囲気も暗く凄惨なな描写もありますが、けれどその雰囲気と緊迫感が好みです。
本作では現在と事件の起こった過去の描写を交えながら物語が進行
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.7

ラストシーンの余韻がとても良いです。
男女三人の移り行く関係性を描く作品でラストまでは何とも思いませんでしたが、やられました。
個人的に好みど真ん中、最高の終わり方でした。
一瞬で様々に変わる表情だけ
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パピヨン(2017年製作の映画)

3.6

泥棒稼業の主人公が開始早々冤罪で周りを海で囲まれた刑務所へ収監され、脱獄するため様々な準備を始めます。
脱獄に向けての執念が凄まじいです。
頼りないけれど金を持っている仲間と最初は利害関係だったものが
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特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

3.5

未解決事件を扱う特捜部のシリーズ作品。
観る順番を間違えて本作から鑑賞時したが問題なく楽しめました。
警察より神を信じる地域で起きた誘拐事件。
助けを求める手紙が海から流れ着いたが古い手紙のため大部分
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Diner ダイナー(2019年製作の映画)

3.0

なんだかよく分からない独特なテンションの映画。
サッパリ内容は分かりませんが藤原竜也はイメージの藤原竜也のままに楽しませてくれて玉城ティナは美しかったです。
私には合いませんでしたが映像は楽しかったで
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ルース・エドガー(2019年製作の映画)

3.4

白人夫妻に引き取られた黒人の息子は夫妻からも学校からも誇られる優等生。
しかし歴史上の人物の考えを代弁する課題で提出されたレポートには危険思想が書かれており、果たして彼は本当に優等生なのかという作品。
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.0

真面目に勉強だけに打ち込んできた優等生二人が高校卒業前夜に思いっきりハメを外す作品。
真面目な子が頑張ってハッチャケようとするギャップを楽しむような作品でした。
アメリカのこういった映画らしく下品な表
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.6

ドラマ版は観ていませんが、映画版2作品目の鑑賞。
前回同様の構成ですがドラマとしても面白く、二度楽しめる内容です。
ミステリーとは異なり何も考えずに楽しむ作品で相変わらず都合の良い後出しですが、細かい
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.6

過去の家族関係に傷が残っている主人公の記者が国民的な子供番組の司会者への取材を通してより良い方向へ前進する作品。
司会者の言葉がセラピーのようではありましたが、純粋に素晴らしい言葉や心掛けがたくさん出
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スーパーマン リターンズ(2006年製作の映画)

2.8

はじめてスーパーマンシリーズを鑑賞しました。
何となく観初めましたが長いし面白くない。
後で知りましたが、あまり評判が良くなくシリーズ化されないで一作で終わった作品でした。
スーパーマンはカッコいいの
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もみの家(2019年製作の映画)

3.7

不登校の主人公が心のリハビリのために田舎で集団生活をする話。
最初は心を開かなかった主人公も訳ありな仲間や住民、田舎の暮らし、景色に触れていくうちにイキイキしていきます。
ちょっとした仕草や表情の変化
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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(2008年製作の映画)

3.5

おバカな大型犬マーリーに手を焼く夫婦の話。
こういう映画はちょっと観るだけで筋が分かりますが、動物を観ているだけで楽しめます。
そして筋が分かるのに感情移入させられます。
絆がテーマとなっておりコメデ
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ある愛の詩(1970年製作の映画)

3.0

愛には障害が付いて回るというような王道作品。
未鑑賞でしたが純愛映画の代名詞としてタイトルだけは知っていました。
もう50年前の作品で少女漫画の王道中の王道のようなストーリーだったので好みではありませ
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沈まぬ太陽(2009年製作の映画)

3.1

日航機墜落事故をモデルにした作品。
本作では墜落事故により犠牲となった遺族対応をメインに描いています。
3時間越えですが、主人公の過去の職務から立場や信念を形成したバックグラウンドを振り返り時系列を混
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

3.4

911テロから一ヶ月後にアフガニスタンへ派遣された12人のチームで現地部隊と共闘して地域奪還をした実話。
車も使えないような環境で馬による移動をしたためのタイトルです。
駒である兵士と胸に秘めた想いと
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ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)

3.0

今では落ちぶれたアメフトの元スーパスターが収監され、囚人でアメフトチームを形成して勝ってはいけないチームから勝利を目指すストーリー。
古い作品なので今では許されない表現が散見していますが、そういった差
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のぼる小寺さん(2020年製作の映画)

3.8

ボルダリングに熱中する小寺さん。
ボルダリングに一本すぎて周囲からは変わり者扱いされていますが、彼女が真っ直ぐに打ち込んでいる様子を見て感化され、遠くから彼女を見ていたクラスメイトそれぞれが自分の目の
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ライド・ライク・ア・ガール(2019年製作の映画)

3.8

家の窓から馬にサラダを摘み食いされるようなジョッキー一家で育ち、女性として初めてメルボリンカップを制した騎手の実話。
生い立ちよりもシンプルにデビューしてからG1制覇までの苦難を描いており、レースシー
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アメリカン・ファクトリー(2019年製作の映画)

3.8

閉鎖したアメリカ工場の跡地に進出した中国企業。
中国人に指導を仰ぐアメリカ人の様子は少し前までは想像できませんでしたが、今ではよくある光景なのでしょう。
社会的なルールを守らないけれど猛烈に働く中国人
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

野球に興味のない女子高生が甲子園のアルプススタンドで自校の試合を観ながら色々な話をする作品。
野球のルールが分からないのに推測してちんぷんかんぷんな答えに無理矢理納得していたのが初心者あるあるで好きで
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コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.8

ナチス時代の負の遺産に向き合う作品。
またナチスかーと最初は思いましたが、創作ではあるものの本作原作により戦争責任と法の抜け穴に気付き、ドイツ国家が法改正に動いたということで興味があった作品です。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.6

郊外の大学に通うカップルがニューヨークに行くも彼女に用事ができて別行動する作品。
彼女はカリスマ映画監督にインタビュー、彼は当てもなくブラブラ。
ニューヨークの街並みとBGMが印象的でプチ旅行の気分に
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いちごの唄(2019年製作の映画)

3.3

iPod classicがたまらなく懐かしくなりました。
友人の命日に10年振りにバッタリ初恋の人と再開しひょんな事から毎年命日に会うようになる二人。
一年毎の余白と過去を見せる作品でした。
清原果耶
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ボビー・フィッシャーを探して(1993年製作の映画)

3.8

チェスの天才少年を題材に実話を基に作られた作品。
タイトルにあるボビー・フィッシャーの作品は「完全なるチェックメイト」等何作か観ていましたが、本作の主人公ジョシュのことは知りませんでした。
本当に心温
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鉄拳とジャンプキック -カンフー映画の舞台裏-(2019年製作の映画)

3.6

香港映画、特にカンフーに特化した歴史を解説した作品。
様々な映画、ジャンルの撮影に影響があった事を知りました。
ブルース・リー目当てだけで観ましたが全体的に面白かったです。
ムカつく日本人をやっつける
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海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.3

一企業の利益のためでなく、家族や社員、国、世界を想い行動した人物を描いた作品。
熱量が感じられ原作を大いに楽しんだ記憶があります。
そういう作品の映画版の鑑賞はあまり気が進みませんが、配信されていたの
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未知との遭遇(1977年製作の映画)

3.5

有名作ですが初鑑賞です。
未確認飛行物体との遭遇と混乱を描いた作品。
古い作品ですがCGを控えているので見易く物語に入り込めました。
SF作品ですがUFOを確認し、宇宙人との交信を遂げるもだからどうと
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.2

大学生四人が大学図書館にある美術本を窃盗した実話を基に制作された作品。
本人たちが出演して物語進行中に差し込まれ振り返る演出が面白かったです。
犯行はお粗末、混乱の連続で見苦しいものでした。
犯行より
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半世界(2018年製作の映画)

3.6

久しぶりに再開した同級生三人。
再開からこれまでの主人公家族の関係が少しずつ変化していくストーリー。
不器用ながらみんなそれぞれが自分の世界を一生懸命生きているという事を伝えています。
久し振りに見た
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.6

家族でスキーバカンスに訪れた際のちょっとした雪崩で咄嗟に家族を置いて逃げた父親。
すぐに戻ったけれど気まずくなるお話。
プライドからか起きたことを認めず、謝らずにどんどん悪い方向に向かう関係性がリアル
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.0

過去の自分対現在の自分。
予告編が面白そうだったこと、評価は微妙だった事は覚えていましたが配信されていたので喜んで鑑賞しました。
評判通りの印象でしたが、サブスクで観る分には満足です。
バイクアクショ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.1

開始早々長澤まさみが怪我した子どもの膝を全力で舐めていて驚きました。
子供を溺愛しているのかといえばそうでなく、ネグレクトや子供を使って胸糞ムーブを繰り返しており生理的に受け付けられませんでした。
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