マンメンミさんの映画レビュー・感想・評価 - 17ページ目

グリーン・ゾーン(2010年製作の映画)

2.5

イラクの大量破壊兵器の有無を巡るストーリー。
ボーンシリーズを超えた!という謳い文句にまんまと乗せられて観ましたが、ボーンシリーズとは土俵が全く異なる作品です。
アメリカの姿勢を批判するような作品でし
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友罪(2017年製作の映画)

3.2

それぞれが贖罪の想いを胸に抱え、加害者側の視点で描いた作品。
分かっていましたがひたすら暗く鬱々とした作品です。
様々な痛みを感じられますが、弱っているときに観たら釣られて持っていかれます。
それ位ま
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アグネスと幸せのパズル(2018年製作の映画)

3.3

家庭のために尽くしてきた主婦がパズルという特技を見つけ日々の暮らしや価値観に意志を持っていくストーリー。
自分を持つ、意志を持って行動することの大切さを教えられます。
正直地味な作品ですが、小説を読ん
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.4

ストーリーに波はないけれど目を奪われる作品でした。
1950年代のサイゴンで奉公として働く少女を主人公とした成長物語。
少女が仕事や文化を教わるシーンが多くありますが、料理のシーン鮮やかで印象的でした
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プロメア(2019年製作の映画)

3.5

作画が独特なアツイ作品でした。
舞台も台詞も物語も色々な意味で熱かったです。
こういう系のアニメはほとんど観ませんが楽しく観られました。
ストーリーはよくある感じだったのですぐに読めてしまいましたが、
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泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

3.0

クレジットカードを不正利用され職を失いかけた真面目な主人公が犯人のおばさんを追いかけ捕まえたら友情が芽生えたストーリー。
展開は強引なご都合主義でしたがそれなりに楽しく観られました。
モーテルでの夜の
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ライムライト(1952年製作の映画)

3.6

タイトルは知っていたけれど内容は知らなかった作品を初鑑賞。
過去にスポットライトを浴びていたかつてのスターとスター街道を歩もうとするバレリーナの物語。
二人の関係が対比的でありながらもシンクロしており
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mellow(2020年製作の映画)

3.6

様々な恋心を描いた田中圭がモテモテな映画。
ともさかりえ夫妻に絡まれて困惑するシーンがとても面白かったです。
理不尽なのに一応話の筋が通っていて返答に困る会話は笑いました。
特に山場もなく落ち着いた作
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

3.6

面白かったです。
オープニングのちょっとした演出から魅せられました。
ご機嫌な音楽に乗った街中でのライアン・レイノルズのアクションが一番のお気に入りシーンでした。
ストーリーはおまけ的でしたがとにかく
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ラストツアー​(2019年製作の映画)

3.1

かつての夢を再び目指す爺さん二人のほっこりロードムービー。
レストランで老人の食べ方を二人して真似しているシーンは一番笑いました。
ありきたりな作品ではありましたが笑えるシーンもいくつかあり楽しみまし
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探偵物語(1983年製作の映画)

3.4

松田優作目当てで観ましたが、薬師丸ひろ子がとんでもなく可愛かったです。
ビックリしました。
声も仕草も表情も愛くるしくて人気何あった理由がよく分かりました。
完全にミーハー的な気持ちで観ていました。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.8

テンポが良く曲も素晴らしくて観やすい作品でした。
ミュージカルではなく劇中歌を見せられている構成なのでミュージカルが苦手な方も楽しめる音楽作品です。
パフォーマンスが素晴らしくてそれだけで気持ちを持っ
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.5

1930年代を舞台にした破滅的な作品。
時代背景が分からないので作品の良さも余り分かりませんでした。
何故あんなに簡単に銀行を襲いまくるのか。
そんな犯罪者にホイホイついていくのか。
言動は楽観的でし
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i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.6

東京新聞の望月記者のドキュメンタリー作品。
公平公正とは何か考えさせられる作品です。
熱意とパワーを感じた作品でした。
彼女は良くも悪くも有名人ですが、職務を全うしよう、記者の使命を全うしようとする彼
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真珠の耳飾りの少女(2003年製作の映画)

3.6

フェルメールの有名な絵画をテーマとした作品。
使用人として初めて作品室を訪れた際に作品に見惚れていたスカーレット・ヨハンソンの表情がそれまでの緊張していた表情から一変してあどけない顔となり印象的でした
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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.8

カッコいい!面白い!
以前に観たことがあるような気がしますが、今回はすごく面白く感じました。
武士のような精神性、肉体も素晴らしいヒーローでした。
コロシアムでの闘技シーンは迫力満点で文字通り手に汗握
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.0

公開当時わりと評価が高かった記憶があり、配信されていたので鑑賞したら思っていた以上にシモの話でした。
阿部寛が人の行為を覗きながら解説風な心の声は面白かったですが、真面目にじっと観るのはちょっと耐えら
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サブウェイ123 激突(2009年製作の映画)

3.0

映像が格好良かったです。
ストーリーは電車をハイジャックした犯人と地下鉄管制官とのやり取りが軸になります。
管制官も自身の職務で収賄の嫌疑がかかっている状態なので完全なヒーローではなく、犯人がそれを利
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.5

タイトルとジャケットから鑑賞しました。
歪んだ青春とも純情な青春とも取れる絶妙な見せ方でした。
性についてみんなで語るシーンが何度もありますが日本では中々考えづらい事なのでビックリしました。
良いセリ
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羅生門(1950年製作の映画)

3.1

超有名作を初鑑賞。
羅生門ってこんな話だっけ?と思ったら「藪の中」とミックスしていたんですね。
リマスターで観ましたがシロクロでも映像が美しかったです。
何を信じ、何が見えるか。
一つの変死体を巡るそ
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.7

犯人を見つけるドラマではなく犯人がバレないかドキドキしながら観る作品。
終盤には更なる真相も用意されており楽しんで最後まで観られました。
嘘をついたら嘔吐する癖が汚いけど面白かったです。
最後もかまし
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クロース(2019年製作の映画)

3.6

サンタクロースをモチーフにしたアニメ作品。
クリップしたまま随分経ってしまい季節外れの鑑賞になりました。
初めは主人公の話し方やキャラクターが受け付けずイライラしましたが、改心してからは本当に素晴らし
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十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.6

若手俳優の演技合戦。
中盤までの敢えて橋本環奈の顔を隠していたのは面白かったです。
マンガ的な演技を求められたのかアイコン的なわざとらしさが目につき残念でした。
このメンバーなら舞台設定はそのままでも
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.7

ハドソン川に不時着した航空機の機長。
多くの人命を救ったはずの彼は英雄なはずなのに多くの命を危険に晒したとと尋問を受ける事となります。
実話ですが事実は小説より奇なりを地でいく作品でした。
ストーリー
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

襲撃された主人公、妻は殺され主人公は半身不随。
その後、主人公は特殊なチップを身体に入れて人工知能ステムに身体も知能も助けられながら犯人に復讐するストーリー。
ステムと名乗る人工知能は無機質で時に不気
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東京物語(1953年製作の映画)

3.5

戦後間も無く復興に舵を切ろうと国を挙げて一体感のあった時代の東京の日常。
当時の生活感を感じられて興味深かったです。
当時の景色も含めて貴重に感じました。
家族の形は昔と今ではだいぶ変わりましたが普遍
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.5

デンゼル・ワシントン主演の主人公が超強い勧善懲悪のアクションもの。
ただ敵を倒すのではなく、ドラマもわりとしっかりしている印象のシリーズです。
導入から世界観ドップリのアクションで初めから最後まで楽し
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.3

法律事務所で裏方で働き実は有能だが冴えない主人公。
正義感から長年地道に地味な仕事をこなしてきた主人公がある時をキッカケに信念を失い欲と金のために働くことを決め、そこから人生が大きく動き出す社会派ドラ
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

3.7

60年以上前に製作され、戦前から戦時中を舞台にして女教師の目線で生徒たちを描いた反戦的な厳しくも温かい作品。
教師の芯の通った温かい包容力、生徒たちの純真な心。
戦時中特有の事情や当時の家庭による様々
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

3.6

児童向けの作品ですが楽しめました。
ドラゴン退治が生業となる世界のファンタジー作品で、古い慣習や常識を変えてドラゴンと共生するようになるストーリー展開はベタベタですが良かったです。
テンプレ的なキャラ
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.6

仲良くなったばかりの友人の子どもを預かっている最中に友人が失踪。
間も無く友人は遺体で発見されるが、主人公を含めて怪しいと疑える複数の人物、二転三転する展開で目が離せませんでした。
ミステリーですが撮
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ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

伝説の殺し屋が一般人のフリをして普通に生活をしようとするけど色々巻き込まれる話。
表現や構成が軽すぎて私には合いませんでしたが、岡田准一の機敏な動きは流石でした。
アクションシーンはもちろん良いのです
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シャレード(1963年製作の映画)

3.2

オードリー・ヘプバーン主演のサスペンスコメディ。
ジャンルが示すようにウケそうな要素が詰め込まれている欲張りセットのような作品でした。
60年程前の作品なのでモッサリしている部分も大分目につきますが、
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.9

インドの専業主婦が英語を学んだことにより知識だけでなく様々な面で良い変化を遂げたストーリー。
色々な所で本作のパッケージを目にしていましたが初鑑賞です。
分かりやすい成長物語でした。
学校で習いたての
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マチネの終わりに(2019年製作の映画)

3.5

すれ違う大人の恋愛映画。
私が習っているギターの先生がチョイ役で出演しているとの事で鑑賞しました。
内容的に福山雅治と石田ゆり子の清潔感がないとキツいものでしたが、この二人だから成立するもどかしい作品
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6日間(2017年製作の映画)

3.4

1980年に実際に起きた武装テロリストたちがイギリスのイラン大使館に立て篭もった人質救出作戦。
突入までが長いですが、それまでに様々な人物に焦点を当てているので人間ドラマに近く感じました。
事実をなぞ
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