マンメンミさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ザ・レポート(2019年製作の映画)

3.5

911の容疑者たちに行っていたとされる非人道的な尋問プログラム、簡単に言うと拷問。
プログラムの事実を調査し、そのレポートを巡っての出来事を描いた作品。
調べる程に出てくる尋問の事実、逆に全く出てこな
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震える舌(1980年製作の映画)

3.3

当時まだ全貌が未知の病気、破傷風を題材にウィルスや細菌の恐ろしさを描いた作品。
患者を演じた子どもの演技が迫力満点で恐ろしかったです。
症状の表現についてオーバーなのかと調べると本当にそのような症例も
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.5

1930年代のハリウッドの様子に触れながら、名作「市民ケーン」を書き上げたアルコール依存症の脚本家を題材にしたモノクロ映画。
「市民ケーン」は視聴済みでしたが細かい仕掛けまでは分からず真の意味では楽し
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.5

本作のような派手な作品を父親が好んで観ていたのを思い出して久し振りに再鑑賞しました。
ド派手な作品ではありますが人間ドラマが主軸となっており意外でした。
世界が終わる時間を急に示されたら自分はどう過ご
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.4

初代ゴジラは初鑑賞です。
こんなに昔の作品だったんですね。
ゴジラの正体が分からず恐怖を煽るのは一作目ならではで面白かったです。
そして改めて「シンゴジラ」の面白さや出来の良さに気付かされました。
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.6

眠りから覚める度に見た目も時には性別も変わる男性とのラブストーリー。
似たような作品はアメリカ映画で観たことがあるので目新しさはありませんが、日々変わる外見と変わらない心に戸惑いながら近付こうとする二
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ザ・コール(2020年製作の映画)

3.8

タイムラインで高評価連発だったので気になり鑑賞しました。
過去と未来の争い、どちらが未来を変えられるか。
冷静になるとツッコミどころがありますが、そんな事はどうでも良くなる程の作品のパワーがありました
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退屈な日々にさようならを(2016年製作の映画)

3.6

後半になるに連れて時系列、登場人物が収束され全貌が見えてくる作品。
最初は何を見せられているのかよく分かりませんでしたが、不思議と見せる推進力がある作品でした。
しかし、演技も稚拙、作品の中での価値観
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アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

3.7

アメリカの人種差別、貧富の差に問題提起した作品。
負の連鎖です。
極度な人種差別主義者の兄を尊敬する弟もまた同じ道を辿ろうとしていたところ、出所した兄が構成し、軌道修正をさせようとするストーリー。
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.8

幼少期の経験から人を殺めてはいけないと強く自身を戒めている青年が衛生兵として戦地に赴く作品。
沖縄戦が舞台とされ、軍の規律と自身の信念の狭間で揺れる訓練兵時代を描く前半、地獄のような戦地を描く後半に分
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.4

最近注目されている清原果耶を目当てに鑑賞しました。
彼女の表情の使い分けがすごく良かったです。
作品は善悪、表裏を描いたもの。
孤児院で働く昼の顔、暴力や窃盗を繰り返す夜の顔。
最初は明確な違いがある
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蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.5

「ドラゴンタトゥの女」の続編。
前作も本作もジャケ写が好みです。
前作の内容をすっかり忘れていましたが楽しかったです。
今作はアクション寄りになっていましたが、前作は複雑な設定からそれ程合わなかったと
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バグダッド・カフェ 完全版(1987年製作の映画)

3.6

一つの出会いにより人々が変わっていく。
テーマ曲「calling you」が有名な本作、ずっと観たくて長い間気になっていた作品です。
粗筋も調べた事がなかったので政治的な作品かと思い込んでいましたが、
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大誘拐 RAINBOW KIDS(1991年製作の映画)

3.6

セコイ犯罪で出所したばかりの主人公グループが大地主のお婆さんを誘拐して一攫千金を狙うコメディタッチの作品。
誘拐する場面ではお婆さんと交渉し、成立後に一緒に三本締めしたり、誘拐後もお婆さんに誘拐の仕方
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ラブ・ギャランティード(2020年製作の映画)

3.2

ジャケ写が幸せそうに見えたのとあらすじから興味を持って鑑賞しました。
女弁護士の主人公に男性が〈必ず恋人ができる〉と謳う出会いサイトを利用し、約1000回のデートをしたのに恋人が出来ないから詐欺で訴え
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エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)

3.1

電気を直流にするか交流とするかを争った発明家と実業家の争い。
エジソンが偉大な人物というよりも人間臭く描かれていて好感を持ちました。
多少オーバーに描いているのでしょうが、実話というのが面白いですね。
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

3.6

東日本大震災直後の福島第一原発で何が起きていたのかを実話を基に製作された作品。
多くの日本人はあの日何をしていたか覚えていると言われています。
その中、文字通り現場で命をかけ、大袈裟ではなく日本を救お
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ハミングバード・プロジェクト 0.001 秒の男たち(2018年製作の映画)

3.1

カンザス州のデータセンターとニューヨーク証券取引所のサーバーまで1,600kmの直線距離に光ファイバーケーブルを敷いて、株取引で儲けようとする実話。
高速で大量に取引するためのアイディアですが、頭が良
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キャッツ(2019年製作の映画)

3.0

至るところで酷評を目にした本作。
お金を払って見る勇気はありませんが、Amazonで配信されていたので観ました。
ネコの扮装はこだわりすぎてるが故におかしく感じるように思えました。
わたしは最後まで手
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.1

同棲していた彼が事故で意識不明になる中、名前や職業を偽っていた事が発覚。
彼は誰なのか、過去に何をしていたのかを探る作品。
ミステリーにもサスペンスにもなっておらず、記憶の思い出に浸る2時間ドラマのよ
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.8

ヒャッハーシリーズの監督作品ということでハードル上げて期待していましたが、評判通り実写コピー具合も含めてすごく面白かったです。
フランス人が演じているのも原作漫画がスタイル抜群なので違和感ありません。
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.7

1930年代、禁酒法の時代に犯罪組織のギャング、アル・カポネ逮捕までの実話をベースにした作品。
正義を貫くアンタッチャブルと呼ばれる刑事たちとギャングの対立構造は王道ですがエンターテイメント的な演出も
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さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.5

小松菜奈と門脇麦がユニットを演じ、あいみょんと秦基博が曲を提供した豪華作品。
終わりに向かっている現在と始まったばかりの頃を交互に見せるロードムービー。
音楽映画のわりに淡々とストーリーが進んでいきま
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コブラ(1986年製作の映画)

3.0

「ロッキー」「ランボー」が絶好調な時期に公開された80年代全開のスタローン主演作。
冒頭は物語への期待感を抱かせてくれるものでしたがピークはそこでした。
「ロッキー4」のような必要なのか分からないMV
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リーサル・ウェポン(1987年製作の映画)

3.4

王道バーディもの。
治安を乱しているんだから守っているんだか分からないのくらいバンバン銃を撃ち、邪魔者は殴りまくり映画らしく解決していきます。
自殺願望のある刑事は恐怖の位置付けが常人とは違う場所にあ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

最近頻繁にタイムラインで目にするので気になって鑑賞しました。
森田剛の怪演、タイトル出しがとても良かったです。
そこから変わるストーリー展開。
職場の先輩が気になっている女性を尾けるように頼まれた青年
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

3.4

時間操作を題材にした難解な作品でした。
100分以内だから観易いかと思ったら、気を抜いたらすぐに置いていかれます。
様々な出来事が時間を超えて繋がっており、まさに鶏か卵かという作品です。
色々考えさせ
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21オーバー 最初の二日酔い(2012年製作の映画)

3.0

堂々と酒場に出入りできるようになった青年たちのおバカな泥酔体験。
唐突な「シャイニング」のパロディは分かりやす過ぎて笑いました。
全体的にかなり下品で観る人を選ぶ作品ですが、楽しめました。
でも個人的
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 後編 永遠の物語(2012年製作の映画)

3.7

劇場編集版後編。
本作では主人公が遂に魔法少女となり、全ての謎や真相が明かされます。
かわいい顔したキュウベえの悪意がなく、価値観が違うからこそ恐ろしい目的が明かされた衝撃を思い出しました。
アニメを
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

3.1

文化交流で異国に訪れたエジプトの警察音楽隊がイスラエルで間違えて一文字違いでホテル名を間違えて、食堂でお世話になるストーリー。
あらすじが面白そうで鑑賞しました。
コメディなのに静かな作品で、やり取り
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ザ・シークレット・サービス(1993年製作の映画)

3.2

イーストウッド主演作、監督はしていません。
ケネディ大統領の暗殺を防げなかった事を悔やんでいる老齢のシークレットサービスである主人公が最後の一仕事をする物語。
今から観るとイーストウッドは若いけれど既
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劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 始まりの物語(2012年製作の映画)

3.7

当時アニメを観ない人にも話題になっていた作品の劇場編集版。
編集版ですが前後編なので分からないことはありません。
久しぶりに観ましたがやっぱり面白かったです。
なんでも願いを叶える代わりに魔法少女にな
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Work It 輝けわたし!(2020年製作の映画)

3.2

音楽とダンスがご機嫌なコメディ作品でした。
ノリが良いので点けているだけで楽しい作品ではありますが、色々端折られていたりご都合主義のオンパレードです。
だからといって退屈なわけではなく、肩の力を抜いて
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.5

濡れ衣を着せられた男が無実を晴らすために組織に立ち向かうストーリー。
主人公がビルの高層階の淵に立ち、自殺すると見せかけて仲間を援助するシーンをはじめ、崖っぷちでの様々なやり取りはドキドキしました。
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浅田家!(2020年製作の映画)

3.8

ベタベタだけどウルっと来るシーンがいくつもある良い映画でした。
二宮和也、妻夫木聡、菅田将暉と豪華俳優が普通の人を普通に演じていたのに好感を持ちました。
特に菅田将暉が良かったです。
ストーリーは中野
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僕はラジオ(2003年製作の映画)

3.7

ラジオだけが友人だった知的障害の青年が、ハイスクールフットボールチームの手伝いを通して周囲との関係を構築し、周囲の人々も大切なものに気付かされる作品。
言葉にすると陳腐ですが、人々の寛大な優しさに触れ
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