音楽が好い。ビーチ・ボーイズってやっぱり特異な音楽だな、と改めて思った。でも見終えてからすぐELOを聴いた。
若干中弛みは感じたが好みの要素満載で楽しめた。倒錯的ナチズム。人生よキャバレーであれ。
今まで意識してこなかったが、自分はミュージカル映画好きなんだと認識した。物語としては別バージョンのエンディングの方がらしくて好かったけれど、変な動きも多いダンスシーンで充分楽しいのでよし。ただちょっと>>続きを読む
"川下さんは何度もやってくる"の川下さんに比べてちゃんと重たい川下さんで切ない。無情にも思えるラストもやるせない。無常。
"長渕イズムの強面ラッパー"くらいの印象、数曲しか聴いた事ない状態で見た。真っ直ぐな人なんだなぁと思った。当たり障りのないように作られてるようにも感じたが、長渕剛はちゃんと出て来たので好かった。
妻の不倫を疑い調べてみたらなんと相手はヒトではなくチンパンジーだったからさぁ大変!というのが導入。コメディになりそうな題材ではあるが至ってシリアスに展開。後半突然ほのぼのしたかと思えば妙な余韻を残すラ>>続きを読む
チープなヴィデオドローム×マッドマックスな趣。
第一声ですぐに誰かわかる原マスミのナレーションで期待させられたが、あとのいかにも芝居じみた流れについていけず、大林宣彦監督味を覚える部分もあったが冗長に感じるのみ。全てが裏目に出ているような印象で、反>>続きを読む
10代半ばの少女の危うさ、儚き青春の光と影。直接的な描写は無くとも香港の夜にそこはかとなく性を匂わせる。香港の夜景に有機的に響くテクノも心地好かった。
陰鬱な冒頭からの30分を過ぎればしばらくずっと絶叫と血の雨で疲れた。
みにくい。見苦しくて痛々しい。けどめちゃくちゃ好い。チューニングのあまいギターの劇伴さえ好い。がむしゃらに走り出さずにいられない程の焦燥感に駆られたい。
ロバート・デ・ニーロとショーン・ペン、2人の演技(というか最早顔芸)を見ている内にあっという間に終わった。
このレビューはネタバレを含みます
カントリーソングと共に駆け抜ける愛と青春の日々。思いっきり事故起こしときながら自分の作った曲がラジオから流れてる!との喜びが勝り周りも一気に祝福ムードになるシーンが好き。
簡潔な台詞による簡素な関わり、対して歌はやけに情熱的。そもそも全然少女じゃないし、冷たくてこわい。
昂ることの無いまま複雑な感情を湛える顔に反して情熱的な音楽がとても好い。殺したかったのは人ではなく"道理"だったと言う事でそれまでの行動原理に説明はつくが、客観的な視点にそこはまかせてもっとニヒリズム>>続きを読む
映画の主演女優オーディションを兼ねて再婚相手を探そうとする時点ですでに充分気色悪いが、石橋蓮司氏が出てきてからの後半で本格的に気色悪くなっていく。特にオーディション時に名前が出ただけで失笑される大杉漣>>続きを読む
自分にとって見る価値あるんかな?と疑問に感じながらも3時間なんとか見れたのはラリったディカプリオがおもしろかったから。特にレモンキメるところ。でもやっぱり別に見なくてもよかったな。音楽は好かった。
酒の肴にもってこい。時間とお金があれば実際に足を運びたい所ばかり。横で見ていた娘が画面に映される風景を表現するのに「花んジェ気(かんじぇき)」という言葉を提案してきた。よくわからんけどなんかいいな、と>>続きを読む
キレイに終わらせているようでいろいろと消化不良は否めない。追究するのも野暮であろうが素直に見れなかったですごめんなさい。
おじさん2人の音楽ユニットが幽霊をヴォーカルに迎えた曲をレコーディングしようとするモキュメンタリー風ホラーコメディ。おじさんのちょっとだらしないけれど飄々と楽しんでいる雰囲気は好き。実際に出す音とのギ>>続きを読む
"変なものが見える"男のモノローグ。こどもの頃によく見た教育テレビのてれび絵本に加えて、BUCK-TICKのいくつかのMV(EMPTY GIRLとか悪の華全曲MVの前半他)やTABOOのブックレット、>>続きを読む
記録し忘れてた。確かにポニョやトトロは思い起こされたが、それ以上も以下もなく、あまり印象に残らなかった。夜は短し~の方が好き。
このレビューはネタバレを含みます
繊細だけど色彩豊かで美しい。母親がどうにも好きになれなかったが終わり方は好い。"特別な才能"と言いたい気持ちはわかるけれど、突き詰めると周りの大人の納得の為である事も多くて、結局は他者と比べる意識を植>>続きを読む
細かい部分の理解は難しかったように思うが、めくるめく展開に置いて行かれることも出来ず、圧倒されている内に終わった。しばらく反芻してからまたもう一度見たい。
混乱を招く演出で認知症を追体験するかのような構成が不安で仕方ない。自分の娘にあんな思いをさせたくない、自分は老いる前に死を迎えたいと思ってしまった。その時まで重苦しくのしかかりそうな、残る映画。
前半のグダグダした印象が却って後半では楽しめた。滅茶苦茶で。雨では飽き足らず室内でもスプリンクラーでずぶ濡れに。根津甚八最初別人かと思った。
いつも一緒の仲良し4人組、それぞれ離れ離れに過ごした16歳の夏。敬遠しがちな宣材、邦題の印象のままなんともこそばゆい思いで見ていたが後半ではまんまと泣いてしまった。
三角関係の愛憎劇。中心には男の嫉妬、それも権力者だからさぁ大変。攻めた濡れ場あり、ゴア描写あり、アクションありで見応えあった。
狂気の密林サイケデリア。プリミティブな響きの音楽も効果的。唐突な終わりのその先にも負の連鎖が見える。
ちょうど同じ年頃の子を持つ父として見ていて辛かった。ボロボロ泣いた。
イヤな怖さはあった。2は見てないが、1から思うともうDOORじゃなくてもいいような…。しかし諏訪太朗氏はいつも親切心で損をする役回りな気がする。中沢昭泰って何者?
原爆とオープンリール。集音男の一代記?分かり辛い部分も多いが、それが苦ではなくむしろ心地好いのは音によるところが大きいように思う。反核としての機能は弱い気がした。
盛り上がりに欠け薄い印象。変に綺麗にまとめたようなラストもイマイチかな…。