正義感の強さからすぐにカッとなって手が出るピーター・フォンダ主演。結局暴力は何も解決しない。報復は虚しいだけだ。牧歌的な音楽が却ってその虚しさを増幅させる。リン・ローリイ目当てで見たが、裸のシーンでな>>続きを読む
自分勝手で昔気質な頑固親父ターヤンの生き様。テンポよくあっという間に時間が経過し不幸の連続も淡々と描かれるが、年老いた後半、孫とのエピソードでは泣いた。身内に居たら大変やけど少し離れて客観的に見ると愛>>続きを読む
静かに狂ってる。けど革新性は特に感じられず決め手に欠ける感じ。真っ白な中で飛び散る赤黒い血のフェティシズム。
見応えはあったけど、どうしようもないなぁ。三又又三に見えたりするけど二人ともいい顔。
三部構成で比較的長尺だが退屈せずに愉しめた。が、成人誌のギャグ漫画みたいな印象しか残らなかった。
このレビューはネタバレを含みます
ナレーションでこども自身の心情が吐露される子育て奮闘記。生々しさもあってよかった。出演時間は短いが岸田今日子のインパクトが強い。そしてビニール袋は怖い。おばあさんが倒れるシーンで突然鼻血を出す自分に驚>>続きを読む
規模としてはプチパニックくらいと思ってしまったが荒々しく勢いがあって好かった。音楽かっこいい。
娘を持つ父として考えさせられるものがあり、監督自身の父親との関係性まで気になってしまった。(父性の描き方については前作でも違和感を感じたような気がする。)普段は家族連れや若者で賑わうショピングモールの>>続きを読む
混沌とした時代に散った映画に取り憑かれた男の狂おしき青春。映画を愛するあまり銀幕の内と外の境界を失い狂気に呑まれていく終盤の痛々しさは川谷拓三そのもののようにも見えてくる。その他キャストも適役揃い。宇>>続きを読む
見た気になっていたが見ていなかった。もっと早く見ておけばよかった。タイトルロゴからかっこいい。「どこと戦争しているの?」大砲の街が秀逸。EDすごい踊れる!と思ったら石野卓球氏。
簡単には計り知れない様々な思いが渦巻いていた。小野田寛郎氏とのシーンは連綿と続く象徴か。
スケールが大きいようでいて妙にせせこましい内容のSF大作。ことごとくダサくて失笑の連続。それなりに楽しめたがもっと笑えるものを期待した。
軽妙なしゃべくりでテンポよく進む浪速の男一代記。展開は早いが深みのある人情ドラマでとにかく森繁久彌に魅せられる。
兎に角目まぐるしい、アップテンポな展開に台詞の応酬。それにすごい曲。因果応報、粋なラスト。
伝説前夜と冠したタル・ベーラ監督初期三作の上映を年代順に見たが、三作目でようやく期待していた感覚を得た。深いリバーヴがかかった様な採石の音が響きゆっくりとズームアウトしていくファーストシーンで「あぁこ>>続きを読む
思った以上に通俗的に感じた。カラーだし。何事も静観するかのような駄目男の虚無感。諸行無常。
娘が生まれて初めて劇場で見た映画が前作という事もあり前々から楽しみにしていたようで今作も2人で一緒に吹替で観賞。ご都合主義で短絡的なストーリーではあるが、前作よりもさらに歌に重きを置いた印象。初っ端の>>続きを読む
いかにも漫画原作の80年代のノリ。原作は未読。山田隆夫は見る度狂気を感じる。
閉塞感がありありと映され息苦しい。置かれている状況もさることながらなんと心の狭いことよ。後半は特に独白の場面が続きドキュメンタリーのようで長台詞も多いがあっという間に感じた。男連中みんなひどい。
大暴走バスIN京都。磔磔で歌う三上寛、犬死する室田日出男、わめき散る川谷拓三、ぶっちぎりの渡瀬恒彦が見れる。
50年程前の京都、変わらぬ佇まいの京都タワー。うじ虫!ゲジゲジ!インポ!と罵られ静かに奮い立つ若き松方弘樹。近藤正臣の今で言う"チャラさ"も印象的。
ちょっと地味なパニックもの。ただ、リン・ローリィがとても好い。
ドラキュラを題材にしたコメディ。ロマン・ポランスキーとシャロン・テート、後の事件がどうしても頭を過ぎって素直に笑えなかった。
爆撃とデキシー!聖者の行進が虚しく響く。コミカルでありながら重みのあるシーンの連続に思わず力が入る。ラストには震えて茫然自失。戦争の愚かさを容赦なく描きながらも娯楽作品として成り立っていて「映画とは斯>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
羽まで生やして因縁の対決!と思いきや特に見せ場なし!という裏切り!マッドサイエンティストぶりがエスカレートするのはわかるがそれ以上に周りもみんなこぞってブレてるし最早何が何だかなハチャメチャ具合。
SIAの音楽を追って聴いていたわけではないが、自分の生活に身近なアルコール依存症や自閉症を題材にしていると知り興味を持って見た。正直安直にも思えたが、ミュージカル映画というより物語で繋げたカラフルなM>>続きを読む
che?ってタイトルがそのまますべて。へ?え?って感じかな日本語だと。なんとも野暮な邦題。
50年前の作品とは思えない程スタイリッシュなジョージ・ルーカスのデビュー作。薬で管理・抑制された世界故後半まで音も準じて静かでスローな展開。これをさらに薄く延ばしたのがダフト・パンクの映画かな。
80'sホラー!マッドサイエンティスト!トーキング・ヘッズ!
前半だけでもう最高。なんなら後半の香港パートはおまけ。ここからおばさん役は男と女の二人一役になります!よろしくネ!がピーク。って、なんだそれ。
ロビンソンの庭で衝撃を受けこれも観なければ!と思い焦がれ>>続きを読む