ディズニー映画をトイストーリー4ぶりに観てみて、改めてアニメーションの極地を観たように思う。
イマジネーションを刺激するような、大事な事をいつも思い出させてくれる、陽気的な遊び心をくすぐられるような>>続きを読む
病の身だからこそ、恋路を偶然や運命という月並みの言葉で片付けない、むしろ自己決定の力強さ、それに伴う責任を感じさせられる。
ラスト15分は全てをさらっていくが、とにかく言葉の扱いが丁寧で繊細、知的で>>続きを読む
近年ナチス、特にヒトラーを題材にした作品をよく目にしていて、どれもコミカルでコメディ要素の強いものだったが、少年視点という点において、唯一無二だったように思う。
「戦争」というシチュエーションで、テ>>続きを読む
永遠のルパン三世
山田康雄さん
ありがとう
メッセージがわかりやすいけど、いつも確実に痺れさせてくれる。
ありがとうございました。
最後はセルジオの舟で締めくくるのは、粋な計らい。
小言を言いつつもデカいヤマには意欲的だった次元がここまで否定的に意志を表明していたのが印象深い。
『実際クラシックだよ、お前ってやつは。』
これが今作のハイライト。
1978年にはもうクローンの>>続きを読む
食べ物をむさぼるシーン、駆け足で走り去るシーン、宮崎駿監督のジブリ作品と近しいものを感じさせる。
ルパンガールのなかでも、クラリスはとびきり可憐で美しい。
カッコ良さというよりは、終始柔らかで繊細>>続きを読む
脈絡ない五右衛門の登場シーンに流れるBGMがただただカッコいい。なぜかはわからない。
モロッコの砂漠というロケーションは、サハラ砂漠を思い出させる。
ルパンガールとの恋路は、結末は同じであっても、>>続きを読む
古きを訪ね、新しきを知る。
本質が現実と違うのはままあるが、自分の眼で見てきたことは嘘はつかない。
迷ったら自分の眼で見たものを信じる。
大昔の人々が残して謎に迫り、メッセージを読み解く。時代を超>>続きを読む
男はみな、大馬鹿者であるという点。
波打ち際や切られた身体など、グラフィックが綺麗すぎる点。
ただ、銭形ではなく「とっつぁ〜ん」というくだりが聞きたくなってしまう点。
絵が変わるとこんなにも印象が変わるのか。
遊びが8、ガチが2でやっているルパンが、シリアスな表情を常に浮かべているのも悪くない。
「うまいタバコが吸いたいだけよ」でキメにきた感がたまらない。
サブタイトルで、007を想起させる。
敵一味とタッグを組む感じとかは、あまり見られないから新鮮。
世界的な歴史をベースに作られていたり、カルト教団といった時代感も相まって、世相が強い印象。
入りのG7のやり取りがフランクすぎて逆にツボ。
最後のNIPULの塔が逆さまになってるのは、LUPINここにありを示唆しているように思える。
自由人に対しては、自由人しか太刀打ちできないもの。
ルパン一味が、お宝に迫る感覚というよりかは、各々のストーリーが走っていた印象。
悪役が二転三転分散して、小物感が否めなかったし、お宝の結末も引きが弱かったように思える。
ジュークボックスというア>>続きを読む
当時のルパン作品が、いわゆるキャラクターアニメーションというよりかは、社会的メッセージを含んだ作品に近いものであったことの代表作。
記念すべきテレビスペシャル1作目でもある。
シーンの切れ目で、静>>続きを読む
ディナーの約束までの壮大なフリ。
ジェームズボンドのモデルとなったアーチャー卿も交えたストーリーは、従来のストーリーよりも厚みを持たせている。
カップラーメンが食べたくなる作品。
後の銭形の声優となる山寺宏一さんが悪役の声優を担当している点が感慨深い。
銭形の恋路がみられる回としては、くすぐったくなるが、ミラーを下ろして涙を隠す仕草にはグッとくるものがある。
ルパンガールの>>続きを読む
一癖二癖おもしろがあったほうがいいか、無骨にひとつを愛し続けるか。
武器一つとっても、いろいろある。
珍しく露骨に、その後お金ゲットで終わった回。
冒頭7分のふじこちゃんとルパンの掛け合いが、クサすぎる。
でもクサいのも徹底すると、カッコよくなるように思えてくる。
「ズルい」って最大の褒め言葉な気がした。
忘れちゃ困る記憶もあれば、忘れた方>>続きを読む
タイタニックの「割れ目」を物語のタテにする切り口は無骨で、一貫性がある。
騙されたって、裏切られたって、やっぱりルパンガールにはココロ踊らされるものがある。
スカッとした終わり方やテンポ感ある展開>>続きを読む
韓国映画のイメージとして、直接的かつアメリカナイズ的な要素を持っていたけど、その中でも婉曲的な部分が特に際立っている。各国の要素を本自体に差し込んで、「韓国発世界」を示唆している部分がある。
いくつ>>続きを読む
ヒロインのほかメインキャラクターも、それぞれのストーリーが進んでいき、過去の伏線を確実に回収していく展開は、学園青春の醍醐味を含む。
ありきたりでPOPではあるかもしれないが、忘れたくないあの甘酸っ>>続きを読む
「君の名は」のみの視聴から今作を観ると、ストーリーのテンポ感が、しっとりしていながら、青臭く美しい艶が感じられる。ゆっくりと感情を連れていってくれる感覚。
『桜花妙』のボカしたアニメーションから、徐>>続きを読む
ストーリーにおいて、45分という時間感覚が秀逸。
雨が大きな意味をもつからこそのカットの多さだが、表現法としてアニメーションだからこその良さがあり、実写では成立し得ない極地。
時間帯による光の違い、季>>続きを読む
初の3DCGに対して、ストーリーは「ザ・王道ルパン」といった感覚。
シメるところはシメ、緩めるところはとことん緩める、その「静と動」を、難しいことを考えずに楽しめる。
エンドロールで、ルパンを今後>>続きを読む
本当の終わりかはいつもわからない分、匂わせたもの勝ちではあるけど、総括してこのスターウォーズという作品のある時代にいられてよかったと、銀河系を舞台にしているからこそ感じられる。
エピソード1.2.3>>続きを読む
俺と組もうとかそういうやり取りじゃないんだろうなと思う。それすらも必要としないような。
腐れ縁とはそういう風にできていくものなのかも。
過去にケリをつけるルパンとドクの闘いが、ワルサーでの銃撃戦ではなく、拳と拳なのがたまらない。
自由を手に入れるためには、その分しんどいことをやらなくちゃいけない。
『the Last Job』が不可解。
銭形警部が早い段階で死ぬというのは大胆な手法だったが、自分的には銭形警部がいないという物足りない感覚。
途中のBGMが至高。
お金が欲しけりゃ隣の家に泥棒に入ればいいのに、なぜこの仕事をしているか。
本物であればあるほど、1番楽しんでいる。
楽しんだもの勝ち。
それ以上もそれ以下もない。
結局2039年までお預けという結末がルパンらしさ。
真相は何かというのを考えること自体の面白さがある。
盗んだモノに興味があるんじゃなくて、盗むまでが至高ということ。
ルパンシリーズは、ジャズを喚起させるシーンが多々あったが、ここまでジャズを直接的に使うのは、お宝の結末的にも最高だった。
女には、爆弾よりも花束を。
人の心に残るものが本当の宝。
ルパンが盗んだ宝で、盗めない宝に感嘆する一連の流れがたまらない。
サクラダファミリアを思い出して、美術や芸術に疎い自分も、同じことを感じたのを思い出した。
最後まで粋なルパン。
盗んだモノに一喜一憂しているうちは、一流にはなれないし、大事なモノは目に見えないことを教えてくれる教科書。
OPのサウンドが違うのと、展開が1番好み。
そもそもルパン一味が行かなかったらなかった歴史だけど、だから都市伝説とか言われるものがあるし、そこにロマンがあるのかなと。
裏切りは女の特権。
その特権を許す数だけ男の勲章は輝く。
どこで使えばいいかわからない名言の教科書。
信頼していればいいってわけじゃない、信頼とも言い切れない縁みたいなものをいつも感じる。
パンツにここまで意味合いがあるストーリーはあるのかというくらい重要なパーツ。
ルパンは必ずヒロインに、「忘れないで」と言われるけど、その頃には観てる僕らは忘れたくても忘れられないんだなと。