タツキさんの映画レビュー・感想・評価

タツキ

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

あまりにも理想的な3人の関係と、健康的な展開に、思い入れることはできないが良い映画。世評通りジョン・マガロが絶品。バーのシークエンスで一瞬映る彼の耐えの表情たまらない。正直セリフがあまり面白くないのは>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

4.5

ボロ泣きした。自分はクィア非当事者ではあるのだけれど、この孤独と不安は間違いなく見覚えがあったし、多くの人が人間関係において内包しているものでもあると思う。様々な意味で越境性を感じる。

アンドリュー
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.5

ショーン・ダーキンほんとに凄い。普通に傑作でした。※カーテンコールエンド

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

4.0

クローネンバーグ息子的には前作の方が好きだけど面白かった。ティム・ヘッカーの音楽とてもいい。スカルスガルドは最近のテレビシリーズのゲスト出演(サクセッション、アトランタ、Mr. & Mrsスミス)の集>>続きを読む

教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

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これは見てなかった。ダリウス・コンジ撮影。マジで爆笑しました。

ビッグ・ヒート/復讐は俺に任せろ(1953年製作の映画)

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AppleTV『シュガー』で引用されてて、久しぶりに見直してしまった。本当に何度見ても素晴らしい。暴力に次ぐ暴力。illな街。過激で切ない。

プリシラ(2023年製作の映画)

4.0

超最近のソフィア・コッポラらしいと思った。絶対にエモーショナルにならないドライなスタンスと、上流階級の退屈さを表現する淡々とした演出が信頼できる。

バイオレント・サタデー(1983年製作の映画)

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昨年末くらいに初めて見て、最高に気に入ってもう3回くらい見てると思う。ラロ・シフリンの温かいメロディー。

神さま聞いてる?これが私の生きる道?!(2023年製作の映画)

4.0

ジェームズ・L・ブルックスのプロデュース。レイチェル・マクアダムス、キャシー・ベイツとキャストのパフォーマンスが魅力的だが、1番すごいのは『ザ・カース』『オッペンハイマー』本作と全く違う役になりきって>>続きを読む

四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.0

MV、CMぽいデジタルなテクスチャーの映像の中で、時折現れる黒沢清ジェネリックなワンカット。

ティーン・エージェント(1991年製作の映画)

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最高の映画。『スパイダーマン ファーフロムホーム』の元ネタで有名だけど、『スパイダーマン スパイダーバース』一作目味も強い。1人のヒーローが殺され、その役割を担わなくならなければならなくなる青年。

RHEINGOLD ラインゴールド(2022年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ面白かった。ファティ・アキンの最高傑作、というか集大成的ですらあると思う。最近見にいく映画悉く乗れて嬉しい。

ラッパーの伝記映画、の中で、ジャンルレスな感覚でドライブしていくエネルギッシ
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

4.5

結構待たされてたけど、いつの間に邦題と公開決まってて、危うく見逃すとこだった。

ナン・ゴールディンの人生(姉の自殺、アンダーグラウンドカルチャーとの接続、性的マイノリティのコミュニティでの生活、恋愛
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青春群像(1953年製作の映画)

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パーティー映画。フェリーニの中ではベタに『甘い生活』かこれが1番好き。『バビロン』の序盤のパーティーシーンはこれの丸パクリ。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

これがノーランのベストかワーストかで分かれそう。反戦映画であることは前提に、結果的にスタイルにおいて、ノーランのやりたいことがどんどん不明瞭になっていく映画だと思った。すっかり巨匠路線に行くかと思われ>>続きを読む

フィアレス(1993年製作の映画)

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本当にピーター・ウィアーの映画ほとんど見てなくて、これも実は初見。車がレンガ壁に向かい突っ走るところと、やっぱりラストの飛行機事故が素晴らしい。ここから『ファイトクラブ』『ファイナルデスティネーション>>続きを読む

透明人間(1992年製作の映画)

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少し前に見直したけど、本当に印象に残っている。

例えば、COVAN「U gotta love me」の"数字のない場所に行きたいと感じている、同時に目に見える価値を欲している"の"数字のない場所"は
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

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ディフェンスとオフェンス。『スパイゲーム』もそうだけど、本当はアクション映画とかですらない、こんな会話だけの映画をスポーツ映画のように見せてしまうことの感動が大きい。赤い帽子を被ったジーン・ハックマン>>続きを読む

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

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ぼーっとみてしまって残念。でも大切なことたくさん言ってた気がする。要再見。

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.5

『人数の町』よりずっとずっと面白かったし、タイムリープもののアンビエントな魅力を、前面に押しているのも好感が持てる。この静寂の心地よさ、音楽的な映画感覚は青山真治『エリ・エリ・レマ・サバクタニ』を思い>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

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人生の一本なのでいろんなことにムカついた時に大体見てる。

小6の時に初めて見た時、映画に共感したことなかったし、映画に共感なんて微塵も求めてなかった自分はクリスチャン・スレイターに凡庸に共感した。自
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ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

3.0

撮影が好きじゃない。現代版西部劇であることの言及が映画内で多すぎ。

ローラ(1981年製作の映画)

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幕切れの編集の切り方が暴力的すぎて、素早い映画を見てるような錯覚に陥った。

ムッシュとマドモアゼル(1978年製作の映画)

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見直してみても際どいラブコメで超最高。これと『ソフィー・マルソーの恋に口づけ』のベルモントだけで人生笑い足りる。スタントマントラブルロマコメらしい『フォールガイ』はこれ超えてくるかな。テーマのディスコ>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

4.0

『香港パラダイス』以来の金子修介の傑作(そもそも特撮に全く興味ない自分は全然フィルモグラフィーを見てないに等しいけど)。ストーリーテリングも撮影も躍動してるし、必要以上に説明的じゃない編集の、スパスパ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

相変わらず、香水か化粧品のCMかよみたいなところも多々あったけど、2回くらいある変なズームアップとか、おかしなディテールが増えていて、前作よりも見所はあるかも。話が面白くなってるのは言わずもがなだけど>>続きを読む

ブレーキ・ダウン(1997年製作の映画)

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『ターミネーター3』は面白かった記憶しかないが、これも面白かった。初めて見たけど。サスペンスより、アクションの人なんだろうとは思った。暴力のバリエーションが豊富。ナヨいカート・ラッセルは微妙かも。とて>>続きを読む

トラックス(1977年製作の映画)

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かなりヌーヴェルバーグぽい。ドラッグ漬けになってた時期のホッパーだけど、やっぱりすごく痩せてる。

大砂塵(1954年製作の映画)

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当然のごとく素晴らしいけど、本当に見れば見るほど最高になる。大好きな映画には、初見から最高を維持するものと、見るたびに最高度が上がっていくものがあって、勿論、何回も見てしまうのは後者の方。そして毎回ジ>>続きを読む

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