このレビューはネタバレを含みます
偶像崇拝に縋りながらもそれを汚し、過ちを犯す度に懺悔し赦しを求め、醜く地べたを這いながらも信仰を捨てられない。それでもキチジローは生きている、故に神は沈黙などしていない。
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劇中劇のキャラクターたちはスーザンとエドワード両者の要素が振り分けられて構成されているので様々な解釈が可能だが、スーザンは単純に主人公=エドワード⇒愛と解釈してしまった。
結果的にはスーザン側からは復>>続きを読む
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最後の面会のシーンが重要で、ああいうのは割と余計な台詞を言ったりして蛇足になってしまうパターンもあると思うが、この作品においては主人公の信念とそれに伴う覚悟とを貫く強さ、法への敬意を少ない台詞で静かに>>続きを読む
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17世紀を舞台にある敬虔なキリスト教徒の家族の崩壊をオカルトホラー的に描いた作品。しかし決してファンタジーではなく現実的に感じる。
人間の心の弱さや些細な嘘、嫉妬、迷信、疑心暗鬼、コミュニケーションの>>続きを読む
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女性の持つセックス&バイオレンスな野性的美しさや強さをカニバリズムに異化させて表現した作品なんだと思うけど撮り方があまり上手くいってなくてワイルドというより単に下品な感じになってしまっているような印象>>続きを読む
話としてはすごいありがちなんだけど子役の演技が本当にギフテッドという感じで良かった。あとまつ毛がめちゃ長い。
ストーリーというより子役のキャラクターと個々の些細なシーンや台詞が印象的。
ホドロフスキーが88歳とは思えないほど、いや年齢など関係ないほどに壮健で聡明でユーモラスで情熱的で愛に満ちて、表現の進化を感じさせてくれる映画だった。ホドロフスキーの人生の集大成と言える作品だけど、そ>>続きを読む
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鋭い人間洞察力により現実社会を切り取り断片化し映画というフィクションとして再構築してきた初期ハネケの集大成ともいうべき作品。ハネケがフレーミングするのは現代社会の陰ではなく、むしろオムニプレゼンスな空>>続きを読む
松たか子が可愛すぎてあまりの眩しさに目が潰れて心が荒んだので「告白」を観て癒されたい