ゆっきーさんの映画レビュー・感想・評価 - 90ページ目

この手紙を読むときは(1953年製作の映画)

3.5

『コードネームはメルヴィル』特集にて。

トリュフォーはディスったらしいが、巧妙なメロドラマのメタパロディみたいな感じだと思う。

石投げて相手を止めるシーンで会場爆笑。

マンハッタンの二人の男(1958年製作の映画)

4.0

再見。

フレンチ二人がニューヨークの夜中を彷徨う1夜もの。ラストでちゃんと夜が開けるの最高すぎるし、へらへらと徹夜明けハイになってるの良い(途中で寝てはいたが)。
ニューヨークの街並みを写すカメラが
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モラン神父(1961年製作の映画)

3.5

色気ムンムンの神父に、相談に来た女どもがやられちまうのだが、お預けプレイ食らう話。
狭い部屋の中でカメラがよく動くのにビックリ。懺悔室内での構図、逆構図も良い。カーテンの向こうの蠢く影!

あと、女同
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ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

3.0

まぁまぁ。銃撃戦目当てで見りゃそりゃガックリ来るだろうが、病室での、キャラ立ち患者軍団の問題行動並行描写なんかはトーらしくて好き。
思惑の異なる3人が、ホースで一体化するのも良い。
トーの映画では人間
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見えない目撃者(2015年製作の映画)

2.0

フライシャーの『見えない恐怖』のような、盲人が襲われる話かと思いきや、目撃者が盲人なので捜査が難航してます。って話だったので全然ハラハラしない。
よって55分でリタイア。
回想シーンを何度も見せたり、
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

意外と面白いじゃん。
金も思ったよりかかってるし、冒頭に出てくる水槽の中の怪物のわけのわからなさとかリンチっぽい。
空中浮遊デブが、青年の心臓の蓋を外して血ドバドバ殺人するシーンが1番好き〜

愛の断片(2016年製作の映画)

1.5

コロンビアのエロ映画。
40分でリタイア。杉原杏璃似の女がセフレに元彼とのセックスを語るだけの映画で、しかも全部言葉で語ってるだけなので、人様のピロートークに2時間付き合うほど暇ぢゃねーよって思った。

88ミニッツ(2007年製作の映画)

1.0

常軌を逸した駄作なので18分でリタイア。
冒頭の、掴みとも言える殺人シーンが死ぬほど下手で、死んだかどうかもわからない始末。
特に編集が酷い。冒頭のつかみなんつー、観客のハードルは最も下がるパートでコ
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ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

2.0

植木等が性格悪い上にただのキチガイすぎて全く乗れへん。
まだ、人情に寄った前作の方がマシ。

ギャング(1966年製作の映画)

4.5

特集上映『コードネームはメルヴィル』にて。

メルヴィルのベスト。キャラ立ち軍団!

リスボン特急(1972年製作の映画)

4.0

オープニング、ゆっくり走る車と並走するカメラが最高すぎやしませんかね

サムライ(1967年製作の映画)

4.5

音楽が超最高!メルヴィル・ブルーも最高!
陸橋の上の対峙のシーン。まるで居合斬りの決闘のようだ。

いぬ(1963年製作の映画)

4.0

オープニングの地下水道をコツコツ歩く男のショットが忘れがたい。
話は複雑すぎて意味不明。最高!

ベラ・ルゴシの 幽霊の館(1941年製作の映画)

3.5

怪作!!
キチガイ殺人鬼の話であって、幽霊は出てこないのだが、記憶喪失の妻の唐突な登場と、話の都合上、強引かつ唐突な死の圧倒的不条理さがヤベェ。

ご都合主義が映画そのものに力を与える事もあるのだ…!
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パスポートのない女(1950年製作の映画)

4.5

圧倒的超絶大傑作。
冒頭の車内からの長回し。ワンショットで男が車に撥ねられる。凄すぎる!!!

また、暗い部屋の中の暴力シーン。唯一の照明であるスタンドが暴力で吹き飛ぶことによる視覚効果の凄さ!!!
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(1949年製作の映画)

4.0

ノワールでもあるがそれ以前に、男の熱い孤独な戦いの話で、まじにグッとくる。泣く。映画内の時間と上映時間が一致しているリアルタイムの映画としても有名ですな。

撮影が良い。冒頭のホテルの窓の外から、中へ
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拳銃の報酬(1959年製作の映画)

4.0

1959年なのでノワールの最後の年の作品。内容は、“リア充爆発しろ”どころの騒ぎではない劣等感にさいなまれた白人と黒人が、人生の起死回生の一発を狙って銀行強盗をする話。超傑作。ちなみにタイトルバック>>続きを読む

テレグラフ・ヒルの家(1951年製作の映画)

2.0

かなりつまらない。。。
死んだ親友に成り替わり、豪邸に住む女が主人公なので、いつバレるか?のサスペンスなのかと思いきや、別の事件がメインの話になり、サスペンスの焦点がぶれまくる。絵的な工夫も無いかな〜
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ニッポン無責任時代(1962年製作の映画)

3.0

なるほど、植木等のザキヤマっぽさはあるが、アナーキーさに欠けている。
結局、人情モノみたいな感じになってしまっているのが残念。
ルノワールを見習ってほしい。

生れながらの殺し屋(1947年製作の映画)

3.0

登場人物全員クズ&自己中&悪人映画。複雑だが面白かった。主人公のローレンス・ティアニーは気に入らない人間をすぐ殺す性癖があり、その友人はそれを知りつつ、かばう為に殺人を企てる。が、ぎゃくに彼に殺される>>続きを読む

アンドロメダ…(1971年製作の映画)

3.0

映画の中の架空の科学実験を延々と見せられてもなーって感じ。
冒頭の分割画面はいいかな。
撮影は、絞殺魔の人と同じだった気がする。
ラストは、いわゆるラストミニッツレスキューで、ちょっとだけ盛り上がる。

捕らわれの町(1952年製作の映画)

3.0

記者が町の組織犯罪を暴こうとしてあらゆる妨害、脅しが入るっていうよくある話。まあまあ面白かった。画面の外への視線と表情の演出が秀逸。

主人公の妻の「あたしは西部劇のヒロインとは違うのよ!」という台詞
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たたり(1963年製作の映画)

3.0

人間が、ぐわーーわっと老けていく絵が凄かった気がする

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.5

めちゃんこ素晴らしかった。ガラス張りの家がプライバシーダダ漏れ感を煽り非常に怖い。
ガラスの向こうにはエドガートンが立っている。

冒頭でガラス越しに男と妻がイチャつくシーンがあるが、ラストでも同様の
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ダニエラ 17歳の本能(2012年製作の映画)

1.0

チリのエロ映画。
映画をmvかなんかと勘違いしている演出が鼻につく。
クローズアップばっかりで何も写ってない。
画面はマイブルーベリーナイツのような気取った荒い粒子。
糞。

遺体安置室 -死霊のめざめ-(2005年製作の映画)

3.0

まーまー。母ちゃんが食器みたいなものを「これは食事用、これは解剖用」と振り分けてるのにワロタ。てか全体にギャグ推し。
フーパーを象徴する鉄の扉がちまちま出てくるが、機能してない。

ツールボックス・マーダー(2003年製作の映画)

4.0

やばい集合住宅に引っ越してしまった夫婦もの。超絶大傑作。
隣の部屋からの音がすげえ。とにかく音よ音。音が超繊細なのよ。
ドキドキするよ。

ロナウド(2015年製作の映画)

1.0

ロナウドの、「いや、僕はほんとはこういう人間だから」ってゆーエクスキューズもの。
つまらん。
チームメイトが一切出てこないのがやべえ

ポルターガイスト(1982年製作の映画)

3.0

これ完全にスピルバーグやん。カメラの動かし方がやたらダイナミックだしさぁ〜
まぁまぁ面白かったよ。
ガタガタ振動&窓の外の光をベッドで堪えて耐えるシーンなんかもスピルバーグっぽいよね。

隣のおっさん
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アイスブレイカー 超巨大氷山崩落(2016年製作の映画)

2.5

いまいち。砕氷船が北極海に取り残される話で、救助を待ってるシーンが長い。
あと、海が寒そうじゃない。
コレ致命的よ。質感って無茶苦茶重要なんだよね映画において。

パターソン(2016年製作の映画)

4.0

バスの運転手の主人公の一週間は完全ルーチン。ただ、毎日バスの乗客の会話は違うし同じ一日の無いっつー面白さ。
何気ない些細な会話や出来事が偶然リンクしていく面白さ。
傑作!

詩のインスピレーションとな
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