knightさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

3.7

2014年見納め映画。
年末に見るのがなんか似合う感じ。
唇の薄い子供って可愛いよね。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

オープニングが、テレビサイズで見た気になっていたのが恥ずかしくなるくらいのカッコ良さだった。

クライマックスの大げさ過ぎる音楽は、結局小さい戦いをしているからこそ映えた気がする。
滑稽さがカッコ良く
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新幹線大爆破(1975年製作の映画)

2.5

警察も犯人も国鉄もみんな雑過ぎて、
最後の最後まで、登場人物の誰一人にも好感がもてなかった。

犯行計画と実行の手際が見事だったら、健さんに全力で念を送る気にもなったろうけど。。
犯行がずさんで足が付
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

5.0

最高。

例え我が家を吹っ飛ばすのだとしても、ジュリーの事は佇まいだけで支持出来るな。。。こわっ
文太さんの大活躍に客席爆笑。ゾンビか!
あと、伊藤雄之助の出落ち感が素晴らしかった。

昔の東京とか日
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

音楽好きだな、と思うと大体ハンスジマー あるある。

かなり好き。
ゼログラビティとか、宇宙で怖いものがスターウォーズやエイリアンみたいな敵ではなくて、宇宙そのものになってきたのは、
宇宙への距離感が
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

4.1

この種の秘密が、ここまで荒々しい緊張感で描かれるのは珍しい気がする。
過剰なBGMが怖い。

陸の孤島、じんわりとした恐怖、暴力の予感。
そこに共依存みたいな愛憎が絡んできて更に厄介。
一番問題な人は
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.6

対になったオープニングとラストが、トリュフォーらしくて大好き。

映画人たちのしょーもなさ、愛おしさ、
映画に対する愛情が、郷愁ではなく前向きなところがとても素敵。

トリュフォーの過去の作品の思い出
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緑色の部屋(1978年製作の映画)

3.6

死者を忘れず、自分の人生を忘れてしまったら、ちょっと辛過ぎる。

全体を通して感じる気配が、死を扱っているのに、不穏ではなくて、どこか甘い感じがする。
この雰囲気は嫌いじゃない。
危険な事なのかもしれ
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必殺4 恨みはらします(1987年製作の映画)

4.0

まとまっているかと言えば、むしろとっ散らかってると思う。

ただ、とにかく面白い。

千葉真一の役とか、蛇足としか思えないけど、千葉真一の居ない必殺4は、主水の居ない必殺みたいなもん。
ちなみに、主水
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柳生一族の陰謀(1978年製作の映画)

4.5

深作が戦中派全開でドン引いた。

錦ちゃん程、青眼とか正面とかがカッコいい役者は歴史上他にいないと思ってる。

昔「反逆児」とかやってた人が柳生宗矩で、その向かいにザ・躍動感の千葉真一。
同じ画面に居
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人情紙風船(1937年製作の映画)

4.8

メッセージにしろ、物語にしろ、何かを派手にぶちまけるのではなく、
ひたひたと迫ってくる辛さと深さ。

楽しい話ではないのに、美しい作品で、好きだな、と思えるのは何でだろ。。。
胸に迫ると言うのは、こう
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トリュフォーの思春期(1976年製作の映画)

4.8

子供だからと言って、必ず可愛いわけでも、必ず小憎らしいわけでもなければ、
大人だからと言って、必ず頼りになるわけでも、判ってくれないわけでもない。
子供を虐待していた母親が、警察に連行されながら、自分
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柔らかい肌(1963年製作の映画)

3.8

ラストがなかなか凄いと聞いていて、待ち構えて見ても、
ラストシーンの表情にゾクッとした。

物語は、アホか。。と思ってしまうようなベタな不倫恋愛劇。
それなのにとっても怖い。面白い。

ヒロインはド
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十三人の刺客(1963年製作の映画)

3.6

千恵蔵の立ち回りが見られるぞ!!と色めきたって構えたら、自ら斬られてしまって二重の意味で切ない。
代わりに晃さまがカッコ良い。

何故十三人だったんだろう?
5,6番手以降の面々がもう少し見分けられる
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黒衣の花嫁(1968年製作の映画)

3.8

主人公の容赦なさが徹底してる。

ジャンヌモローの美貌が翳ってきてるのが、かえってえも言われぬ怖さと、脆さと言うか、緊張感があって迫力になってる。
トリュフォー自身は、カラーで撮ってしまった事を後悔し
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座頭市兇状旅(1963年製作の映画)

3.3

第一作の市と、シリーズ化されてからの市は、ちょっと別物なのかと思う。

複雑な人間関係がどんなクライマックスを生むのかと思ったけど、とりとめのない印象。
いかにもオマケみたいな唐突に現れて去ってく国定
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座頭市物語(1962年製作の映画)

5.0

静の映画だったので驚いた。
結構人間ドラマ。

目明きを見返してやろうと言う、這いつくばっても生き抜くつもりの市と、
死に場所を探してここまでやって来て、市に出会って死に場所を見つける平手造酒
の対比
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

5.0

トリュフォー最高!
とにかくファニーアルダンが魅力的、めちゃくちゃ可愛い!!

映画を見る楽しさが詰まった映画。
ストーリーの起伏が激しいわけじゃなくても、トリュフォーの映画が楽しいのは、
見ているそ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

3.2

楽しく見られて全然満足。
出てる人達もみんな楽しそうだったし。

ただ、フワッとした話だったなぁ〜。宇宙版のロードオブザリングという事でよろしいか?
使用曲の版権だけですごい事になってそう…$$$
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狼たちの報酬(2007年製作の映画)

1.0

チンプ…。

登場人物が、子供にシンギンザレインやって見せて車にはねられる父親含め、おしなべて頭悪くてイライラする。
実はつながってたんですよ!なオムニバス。
前半二つの話まではそこそこ面白い。そこか
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エリート・スクワッド(2007年製作の映画)

4.4

面白かった!!
汚職、ギャングとの癒着が日常のリオの警察の中で、麻薬組織を文字通り叩き潰すための特殊部隊のボッピ。
過酷な任務に疲れた大尉と、
その後任になろうとする新米の二人の警官の話。
B級なノリ
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フルートベール駅で(2013年製作の映画)

4.1

ちょっと、、まじで、本当に、何で撃った???

「ひとが一人死んでる」、「殺人事件なんで」
TVを付ければ刑事さんが言ってそうな台詞。
それがどういことか初めて分かった気がする。
そういうフレーズを使
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終電車(1980年製作の映画)

4.7

続けて見た。大人は判ってくれない からの落差(^ν^)
大人になるのも悪くないなぁ(^ν^)(^ν^)
恋愛模様がフランス過ぎてか大人過ぎてか付いていけないけど、長いし、展開が平板な割りに不思議と飽き
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.8

大画面で見られただけでも幸せ。
分かっているのになあ、あのラスト。

アントワーヌの軽やかじゃない足音が好き。
あのラストと、
アントワーヌがムカついてる事が判らない大人には何十年経ってもなるもんか。
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NO(2012年製作の映画)

4.1

わりと歴史的な大事を起こすのが、徹底した職業意識って言うのがすごく面白い。
ガエルと上司の関係が興味深かぅた。

家政婦の言う、不満がないから“YES”って、深刻に出した答えじゃないぶんすごく怖い。
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.0

一言どうしても言いたい。
キャットかっちょよすぎる!!!

レッドブルの缶が飛んで、天井の高い空間をゆっくりと上へ、下へ。
ドンパチを挟んだスローモーション、香港映画だな〜〜
来るぞ、来るぞのワクワク
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荒野の千鳥足(1971年製作の映画)

-

ビール飲んだら、結局360度元に戻ってきちゃうお話。
今年イチ、否、ここ数年イチの邦題。まんまだけど。

とにかく不快な映画、と言う事前情報(^ν^)口をあんぐり開けつつ、わりと楽しかったりして。
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.7

普通のラブストーリーのつもりで見て、何かちょっと不思議だな、と思ってたら、
突如の記憶消しました…!?
ヘンテコリンな設定と、ヘンテコリンな設定を表そうとする映像がとても面白かった。

記憶<気持ち、
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ブレイキング・ニュース(2004年製作の映画)

2.1

香港映画好きとしては、緩さやツッコミどころ込みで楽しい。
制圧する警察が映像を発信する中でのビルの立てこもりみたいな状況なんて、すごく面白そうだから、もっと蟻の這い出る隙間もないような緊張感が欲しかっ
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手討(1963年製作の映画)

3.0

意外とあまり見ない雷蔵の殿様。この人、本当良く化けるな〜。
この殿様は、青山播磨。怪談ではない番町皿屋敷。

大久保彦左衛門が出てきたから、家光の時代?
戦国時代が終わって、武士のアイデンティティを無
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パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト(2013年製作の映画)

2.1

GOD SAVE THE KING がロック過ぎた!!
期待を裏切らない、ディビッドギャレットの演奏!!
んで、予想通り、映画としてイマイチ過ぎた…。

音楽映画としても、伝記映画としても、ラブストー
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.8

ヨーロッパの人はやたら何故、何故言ってるイメージ。
やっぱりプークアプークアずっと言ってた。
瞬間瞬間で、何故そうするのか、そうしたのかを積み重ねた行方。
寂しいだけで一緒に居るっつうのは不毛なんだな
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.9

メロドラマで片付けてもいいけど、描写が丁寧なのであり得ない好きになり方がアリでも良いと思える。
逃亡犯と人質の交流モノだと、どっちかが短絡的な行動を取って破滅するのがパターンだと思ってたら、結構まとも
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ある殺し屋(1967年製作の映画)

4.1

雷ちゃん、意外と現代劇の顔の方が好きだな…。地味カッコいい。

凝った作りと、緊張感のある場面を積み重ねた割りにクライマックスの展開が少しショボい気がするけど、帯刀してない雷蔵のアクションが予想以上に
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大菩薩峠(1960年製作の映画)

2.7

何ぃぃっ、、エピソードが終わらないだとぉ!!??
眠狂四郎みたいな一話完結と思ってた…。調べたら原作がそもそも未完だった。
前半の演出カッコいいのに息切れしてる。全三部の長い中弛み真っ只中。江戸に出て
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斬る(1962年製作の映画)

4.9

初めて見た雷蔵作品のはず。そして一番好きな雷蔵作品。

語り口はクールだけど、熱い話だと思う。

たった70分とは思えない濃さ。
新藤兼人脚本が最高。
何故妻を持たないか、
誓った女が三人いる。みな死
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