Rさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

これは良いキスシーン。伊藤沙莉がみればみるほど可愛い。

誰にでもある終わってしまった恋の話という意味では、花束みたいな恋をしたに通ずる部分もあるなと思った。

犬王(2021年製作の映画)

3.5

能楽をロックテイストに解釈した、新しい歴史アニメ。松本大洋×湯浅監督の組み合わせや、森山未來、アヴちゃんといった声優陣も見どころ。現代風のパフォーマンスをしているが、強ち間違っていないというか、こうい>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

4.0

新宿東口映画祭での特別上映にて。
何年経っても色褪せない名作。先を切り裂くような杉原の視線に、現代での我々に対しても"問い"のようなものを感じる。
時折コミカルに展開するセリフやカメラワークは流石。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.5

キム・ジヨンという名前は当時女性に最も多かった名前らしく、その時代性と多くの女性が悩んでいただろうことを示唆するタイトル。
現代になってもこんなに話題作になっていること、隣国の昔の話、だけでは片付けら
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

どこからが夢・幻想で、どこからが起きていることなのかわからなくなる。性的なメタファーが多く登場したり、ちょっとエグみのある描写があったりあまり気持ち良いものではないけど、考察のし甲斐があるといったとこ>>続きを読む

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.0

観葉植物について調べていたらやたらレオンに言及している人が出てきたので見直した。かなり話忘れてしまっていたけど、色褪せない名作。

兎にも角にもマチルダが可愛いすぎる。幼さに感じる愛おしさと、時折みせ
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

異色症というなかなか聞かない症状をトピックに取り上げた着眼点は凄いと思う。ただストーリー的に終わり方が?という感じで、ハンターは救われたのかもしれないがちょっともやもやする最後だった。
ハンター役のヘ
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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.5

10万人分もの食事が準備され、片付けられていく様子を淡々と映したドキュメンタリー。無償で毎日提供される食事と聞くとその慈悲深さに驚く。そして、(映像で見る限り)トラブルも起きず淡々と食事している異質な>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.0

教育熱心で高圧的な家族、特に家父長制を感じる家庭内の空気や、学校の友人やボーイフレンドとのなんともコミュニケーションのずれを感じるやりとり。ちょっとしたことのようにも感じられるけど積み重なると耐えきれ>>続きを読む

マリー・アントワネット(2006年製作の映画)

3.5

配信サービスでなかなかみれない作品なので久しぶりにDVDをかりました。ストーリーは史実に沿って淡々と進む感じ。兎に角ドレスや煌びやかな宮殿の装飾が美しい目の保養作品。キルティン・ダンストの無邪気な笑み>>続きを読む

シークレット ウインドウ(2004年製作の映画)

3.8

すっかり話を忘れていて久しぶりに鑑賞。あまり評判が良くないですが、ジョニーデップのヴィジュアルが好きな作品(笑)

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

予算感でこのレベルのものを作り上げてしまう力に感服。一時間ちょっとでサクッとみれる。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.0

アニメをみていたのがだいぶ前だったけど、アニメシリーズは映画のためにあったんだなと思えるような展開だった。めっちゃ泣いた。さすが作画が美しい。

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

家族の関わり方とコミカルな描写が絶妙。ファービー出てきたときはめっちゃ笑った

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

3.5

こういう人が政治家に向いていないというのがなんだか辛いけどわかる気がする。応援したくなりました。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

蒼井優の熱演が光る。聡子というのは優作に尽くしているが、かといって没入的というわけではなく、状況を的確に判断できる機転の良さがあるキャラクター。
優作と共に過ごしているときが本当に楽しそうだっただけに
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

ミナリ=セリの何処でも強く成長する様子と、アメリカという土地で観光系移民としてもがく家族の姿が重なる。
物語としては比較的淡々とすすむ。祖母とデビッドの関係性の変化に心動く。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

あまり知名度は高くない印象ですが評価の高い作品。上の層の残したものだけを食べられるという格差社会を文字通り縦に描いた作品。
なかなかエグい描写も多いが、極限状態に陥ったときに人間が取る行動が生々しく描
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

3.5

公民権運動を語る上での重要人物、フレッド・ハンプトン。彼のカリスマ性というか人を惹きつける力がよくわかる映画だった。スパイク・リーの「ブラッククランズマン」は併せて見たい映画。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

パラサイトのポン・ジュノ監督がおくる、実際の事件をベースに描いたサスペンス。

主人公がなかなかポンコツで捜査に対する態度が怠慢なのでちょっとイライラ。冤罪が発生しそうな描き方も実際の事件と重ねると皮
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

4.0

恋愛において普通がわからなくなること、実は誰にでもあるんじゃないかと思える映画だった。
成田凌がときにめちゃくちゃかっこよく、ときにダメダメな教師にもみえて流石だなと思った。
香住が自分の気持ちに困惑
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ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

3.5

今のウクライナ情勢とリンクして理解が深まる。2013〜14年にこんなことになっていたなんて全然知らなかったし、現実なのかと目を疑うシーンばかり。
何度も言われてたけど、同じ国の人に銃を向けるなんて理解
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ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.2

アメリカの保守党の支持者とはどういう人たちなのか理解が深まる。エイミーアダムスが凄い。ヒステリックなお母さん役が上手いですよね。

街の上で(2019年製作の映画)

3.0

結構評判が良かった映画なので気になって観たがあまりハマらなかった。
噛み合わない会話が続くのが(これが見方によっては良いのかもしれないが)結構きつい。
全体的に役者の演技が自然で、こういう会話ありそう
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

聾唖の家族を持つ子どもを意味する「Coda」
映画独自の言葉なのかと思っていたけど、一般的な言葉なんですね。無知でした。

そんな家族の中で唯一の健聴者のルビー、音や、音楽に飢えていくのは自然な描かれ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

楽しみにしていたウェス・アンダーソン作品。
真正面、真横といった独特なアングルやどのコマをとっても目を瞠る映像は過去作同様であった。今作で特徴的だったのがまさに記事を読み進めるような展開で、短編集/オ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初期作からの過去7作をやっと観終わって鑑賞。ここまで観てきたご褒美というか、連続ログインボーナス感の強い作品でした。
やっぱり一番グッときてしまったのはアンドリューピーターがMJを助けるところで、映画
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.3

始まっていきなりMJ大好き設定になっていてびっくりした。(前作別の子好きだったのに都合良すぎないか…、またはMJというニックネームを聞いてビビッときたのか)
全体的に、マーベル関連作品みていないとわか
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.8

スパイダーマンってかなり国民的というか世界的にもアイコンであると思うけど、MCU入りでメインキャラになるかと思いきや、アベンジャーズに憧れるティーンエイジャーという設定が面白いなと思った。(MCU詳し>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

初代より、父との関係性を深掘りして描かれていた部分よかった。
エレクトロとの戦闘シーン、電流や音楽が相まってかっこよかった。全体的に空中アクションの撮り方が映える。
ハリーがゴブリンになる流れはちょっ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.5

アンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーン、交際していたっていう知識があってからみるとなんとも…こういうわけで….と思いながらみた。(トム・ホランドとゼンデイヤも然り、そういう雰囲気にさせる映画なん>>続きを読む

スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.5

ヴェノムだったりサンドマンだったり恋愛関係だったり注目すべきところが散らばってしまったような感覚がある。
MJがピーターとハリーの間で揺れるのは設定的にまあそうなるんだろうけど、都合良すぎないかと思っ
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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.8

前作に比べてピーターの心情の揺れ動きが描かれており、周囲の人に対して持っていた負い目みたいなところが徐々に紐解かれていく様子がよかった。
遅刻しすぎ…。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

明確な悪の組織的なものが敵ならばわかりやすいかもしれないが、身近な人の二面性が絡んでくるから複雑。MJとのやりとりが終始もどかしかった。

グリーン・ゴブリンのビジュアルはちょっとチープに感じてしまっ
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.8

原作読了済み、楽しみにしていた映像化。原作読みながらイメージしていた通りだった。
北村匠海の配役は良かったと思う。なんだかちょっと冴えない役がとても上手い。
サブカル系の固有名詞がコテコテすぎてちょっ
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

一回難しくて挫折して再開(笑)

芥さんが出てきてからの会場の空気が変わった感じと三島も唸らす論理展開(とはいっても半分も理解できていないが)、一方で赤ちゃんを連れてきて煙草を吸い、まるで喫茶店に立ち
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