HAYさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

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聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.5

私もここで食事を頂いた
食堂では毎日10万食を無償提供する
お腹と心を満たしてくれる
収穫、調理、配膳、片付け、掃除
無償の奉仕 そこには秩序があり、私は自然と手を合わせていた

ゴンドラ(1987年製作の映画)

3.5

水に滲む 彷徨う二人
空に浮かぶ窓拭くゴンドラ
海に浮かぶ波間のゴンドラ

"初めてなんだ
窓拭いてて窓の中の人と話すの"

(1974年製作の映画)

3.0

タイトルが『女』から、ゆっくりと『末』が加えられ『妹』になる
不安定で危うい
兄は脳裏に妹をチラつかせる
ねり、と言う名が彼女に合ってる

"みんなさぁ、探すから死ぬんだよ"

一人息子(1936年製作の映画)

3.5

いっそ憎むべき存在でもあればまだ楽だった 

例えばこの時母が東京に来なかったとして
例えば10年後出世し母を呼び寄せたとして
実は結婚していました、子ども(孫)は10歳です、と言われても手放しで喜べ
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新しき世界(2013年製作の映画)

3.5

後戻りはできない 誰もが皆、哀しい 
ファン・ジョンミンが素晴らしかった

80日間世界一周(1956年製作の映画)

3.5

古いテーマパークのゆるいアトラクションのように、なんだかズレてる所も楽しめる
1950年代この映画を観たら、世界を旅したくて心躍りそう

アスファルト(2015年製作の映画)

4.0

無駄なものを削ぎ落とした短編映画のよう

硬質で直線で寒色
同じ間取りの団地
金属音と曇る日々
偶然が運んでくるもの
向き合い触れることで色づき体温を感じる
優しく 満たされてゆく

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.5

朝倉あきさんは声のトーンがいい
永い夢から覚める時
淡く どこか懐かしい雰囲気

"人生とは失っていくもの"

海街diary(2015年製作の映画)

3.5

海の見える街 柔らかい空気
四姉妹の会話 自分の居場所

生きてるものは手間がかかる
だけどこんなにも愛おしい
エンドロールもいい雰囲気

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

エポニーヌ(サマンサ・バークス) 歌上手いですね 彼女の声が加わると深みが増します

TOKYO JOE マフィアを売った男(2008年製作の映画)

3.0

トーキョー・ジョーこと
ジョー・タナカこと
ケン・エトー


マンウィズみたいな名前だな

ピカソ-天才の秘密/ミステリアス・ピカソ(1956年製作の映画)

4.2

凄いものを映像に残しましたね
キャンバスを自由に動き回る絵筆
ピカソの絵画製作過程を見れる贅沢
完成形を見るよりずっと面白いです

"今 ようやくこの絵の全体をイメージできた" 今⁈

本作で描
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痴人の愛(1934年製作の映画)

4.0

この毒々しさ、冷たく背ける視線、大きな瞬き、揺れる首、豹変ぶり、名優ベティ・デイヴィスはすでに出来上がっています

コンプレックスと庇護欲
どこか遠くを空虚に見る優男のレスリー・ハワードも適役で医師で
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我が家の楽園(1938年製作の映画)

4.0

明日を思い煩うな
仕事 将来 お金 健康
恐怖に支配されるな
個性豊かに 他者を尊重する
いざという時力になってくれる友
本当の豊かさとは 大事なものとは

1930年代の作品が 訴えかけてくる
自分
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失われた週末(1945年製作の映画)

3.5

この時代にアルコール依存症を巧みに表現しているのには驚きます
ヒッチコックのサスペンスのようです
ボトル越しの表情、死を脳裏に切る十字
テーブルに付いたグラスの丸いシミ
冴えるカメラワーク