りりさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

りり

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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃよかった。映画としての出来が素晴らしいのはもちろん、私が女性だからなのか?心の柔らかいところに色んな場面、色んなセリフが刺さりまくって切ないやら同意に思うやらつらいやら…。もっと早く見れば>>続きを読む

囚われた国家(2019年製作の映画)

3.3

地球に侵略してきた宇宙人の支配下で暮らす人間達と、その支配に反抗し水面下でテロを計画するレジスタンスを描いたディストピアSF。テロの方法も独特だし、そのアイテムがラストに活きてくる展開もおもしろかった>>続きを読む

エコール(2004年製作の映画)

3.0

少女達が森の中の謎めいた学校で隔離されながら共同生活を送る話。アート寄りで、監督のフェチを映像化しました!な映画だと思った。私は少女の持つ美しさは理解できるのでこういう世界を映像の中に作り出したかった>>続きを読む

トロール(2022年製作の映画)

3.0

「トゥームレイダー ファーストミッション」と同じ監督なんだね。ノルウェーの山岳部の工事現場から巨大なトロールが爆誕してそれに古生物学者、その父、大統領補佐、軍人のでこぼこチームが対応し、トロールから街>>続きを読む

意のままに(2021年製作の映画)

2.5

催眠療法を悪用されたら…?というサスペンス。特筆すべき感想が思いつかないくらい普通だった。ラストももう一段階スリルが来るか?と思いきやふにゃっと終わる。MKウルトラの言葉が出てきた時だけ興奮した笑

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.5

60年周期で大群で襲ってくる怪物、トウテツを万里の長城で迎え打つ話。シンプルなストーリーと迫力の映像美で普通に楽しい。
色別の鎧とか、バンジー部隊とか、ヌンチャクで太鼓叩くとか、危険すぎる気球とか、や
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ヒルコ 妖怪ハンター(1991年製作の映画)

2.5

諸星大二郎の「妖怪ハンター」の大ファンなので見てみたが登場人物のキャラ設定はかなり異なり、脚本もオリジナル色強く、ほぼ別物。原作の「妖怪ハンター」が好きだと私のようにがっかりするよ! キンチョールには>>続きを読む

さんかく窓の外側は夜(2021年製作の映画)

3.4

この雰囲気、キャラの立ち方…おそらくコミック原作の映画化で多分BL…と思ったらその通りだった。アニメ化もされているようなので別の機会に見てみたい。コミック原作ということもあってかゴリゴリのホラーとして>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

4.5

やっと見た!!!映像美でとにかくよく名前を聞く作品で場面写真は色々なところで見ていたけど、実際に映画としてちゃんと見れたのは初めて。劇中劇のシーン全てがとにかく期待通りに美しいし音楽もドラマチック。エ>>続きを読む

切り裂き魔ゴーレム(2016年製作の映画)

3.3

残虐な殺人事件の捜査を通して、刑事と容疑者の妻との交流、そして意外な結末を描いたミステリー。舞台が19世紀ロンドンのなのでクラシカルかつおどろおどろしさが味わえる。大衆向け芝居小屋の猥雑な感じとかエロ>>続きを読む

幻土(2018年製作の映画)

3.4

シンガポールの埋め立て地。埋め立てに使う土は近隣諸国から運ばれてきたもの。はたしてその土の上はシンガポールであると言えるのか…。埋め立て地の工事現場で働く中国人の出稼ぎ労働者の失踪を通して、シンガポー>>続きを読む

ビバリウム(2019年製作の映画)

4.0

おもしろかった!そして自分が登場人物のような状況になってしまったら…と想像するとゾッとした。今年初恐怖ありがとうございました。

今作はあまり前情報なく鑑賞してほしいので具体的な話は控えたいと思うけど
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.7

アムステルダム→パリ間を走行中の列車内で発生したテロ事件を題材としたもの。犯人を取り押さえ、怪我人の手当てをしたのは偶然同じ列車に乗り合わせた人々で、そのうちの幼なじみの3名のアメリカ人にフォーカスし>>続きを読む

デッドリー・イリュージョン(2021年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

新作を執筆するのためにシッターを雇ったベストセラー作家の主人公、美しく有能なシッターとの関係を通して次第に現実と妄想の区別がなくなっていく…というサイコスリラー。多重人格のシッターによる暴走が結末と思>>続きを読む

ボーダー 二つの世界(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

スウェーデンのダークファンタジー。主要人物2人が特殊メイクによりインパクトのある外見に仕上がっていて、一度見たら忘れられないかも。原作は「僕のエリ」と「モールス」を書いた方だそう。人間社会の中で密やか>>続きを読む

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

純度の高いシリアルキラーもの。殺しっぷりがすごい。主人公はこいつか…と思わせた人物は割と早めにアッサリ殺されるし、その人物を探して奮闘する家族もすぐに捕まって殺される。この思い切りの良さにはびっくりし>>続きを読む

レフト ー恐怖物件ー(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

大林宣彦の「HOUSE」に近い。怪奇現象どころか家自体が魔力を持っていて訪れた人を離さない、という話。父と娘の愛情深い関係が印象に残ったので、バッドエンドは切なかった。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.5

羊飼いの夫婦が異形の仔羊を我が子のように可愛がるホラー。視聴者の倫理観を静かに揺さぶったり精神的嫌悪感をじわじわ煽ってくる感じで私は好きだった。アイスランドの広大な風景映像も楽しめてよし。不可解な存在>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

思ったよりロードムービーだし思ったよりアクション多めで冒険活劇度が増してる。新海監督作はファンタジー度が高くなるとジブリ寄りになるのかな?細部にジブリの影響が見え隠れしていたように感じた。とはいえ今作>>続きを読む

真・鮫島事件(2020年製作の映画)

2.0

2ちゃんねるで有名なネットロア題材にしたホラー。リモート飲みの画面を中心に展開するあたりは「アンフレンデッド」を思い出した。後半の廃墟巡りはPOVモノ要素あり。
家は新宿にあるっぽいのに柏が近いのは疑
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サムワン・インサイド(2021年製作の映画)

3.2

スクリームっぽいティーンエイジホラー。パッとしないんだけどサクッと見れて嫌いじゃない。主人公マカニの落ち着いた雰囲気と、マカニとオリーの秘密の関係はよかった。

家の中に誰かいるよ〜的なタイトルの割に
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.5

おもしろかった!人が死んでるのにこんなヘマする??っていう間抜けな人々を描いたブラックなコメディなんだけど、一方で誰にも言えない秘密をとにかく隠そうとする必死な様子には切なさも覚えた。笑えるのと同時に>>続きを読む

レッスンプラン(2022年製作の映画)

2.8

Netflixオリジナルのポーランドのアクション映画。元警察官が歴史教師として高校に赴任し学校に巣食う麻薬問題に立ち向かう話。

アクションがのろくてびっくりした。近年稀に見るしょぼさなので、ダメアク
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セッション(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

音楽に魂を売った2人の男の物語。エゴを爆発させて音でねじ伏せるラストの演奏シーンはすごい迫力で必見の価値ありと思うが、そこに至るまでのおよそ90分は教師の狂気に満ちたパワハラを延々と見せられるのでめち>>続きを読む

トリハダ 劇場版2(2014年製作の映画)

3.2

ヒトコワ系のサイコホラーはオカルトより現実との地続き感が強くて怖がれるので大好き、っていう私の好みにぴったりでよかった!内容はえぐいけどゴアは弱めなのもいい。
劇場版1の方はもうちょっとチープな記憶が
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13日の金曜日・完結編(1984年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

クリスタルレイク、はしゃぐ若者たち…とまたこれまでの3作と同じ流れかな?と思ったら、子ども(トミー)が登場(コニー・フェルドマンだ!)。さすがに子どもは殺さないだろうからこの子が生き残るのかな〜?と思>>続きを読む

13日の金曜日PART3(1982年製作の映画)

3.0

パッケージのシャワーカーテン?越しのシルエットジェイソン、いいねですね。

3作目で遂にホッケーマスク登場!そして今回のジェイソンはデカくなってて強い!怪物感出てきた!

大筋はこれまでと同じだけど若
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さよなら渓谷(2013年製作の映画)

2.8

当事者以外には理解できない歪な男女関係の話。登場人物の誰にも共感を覚えられず、暗い、重い、救いがない話なので見ていて楽しいものではなかった。じっとりとした夏の暑さが伝わる映像は印象に残った。

13日の金曜日PART2(1981年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

今回からはママじゃなくジェイソンが殺しまくるが、展開はほぼ前作と同じ。でもいいんだよスリルが味わえれば…とはいえゴア描写は控えめ。

あの廃材をつなぎ合わせたボロ小屋、ジェイソンが作ったの?想像すると
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ファブリック(2018年製作の映画)

3.7

オープニングから尖ったアート性を感じてこれながら見できないやつだと悟った。呪いのドレス?にまつわるホラーなんだけど、世界観が官能的かつ意味不明でおもしろい。映像も音楽も刺激的で見ていて楽しい。私はこう>>続きを読む

ヒドゥン・シークレット(2019年製作の映画)

2.5

母親の再婚相手があやしい系サスペンス。仮想通貨のパスワードがまさかの数字4桁。ゆるい脚本、なぜか顔アップ多用のカメラワーク、そしてラストの緊迫感薄い修羅場シーンなど、脱力感を味わえるB級っぷり!

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呪われた老人の館(2021年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

老人ホームがヤバい系のホラー。サスペンスと思いきやオカルト。こういう、入院患者とかホーム入居者が施設に監禁されるホラーやサスペンスって逃げたいのに逃げられない様子ががもどかしくて独特のストレスがあるよ>>続きを読む

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.3

ホラーコメディかな? 廃アミューズメント施設「ウィリーズワンダーランド」を一晩掃除することになった男(ニコラスケイジ)に、順番にキャラクター人形達が襲いかかる…て感じなんだけど、この男のキャラが独特。>>続きを読む

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

「リング」シリーズ作の1つ。貞子が井戸に落とされるまでを描いたもの。2000年。映像の雰囲気はかなりよいのだけど、あまり怖くない。貞子役の仲間由紀恵の儚い雰囲気も相まってホラーというより悲劇部分が強調>>続きを読む

作家マゾッホ・愛の日々(1980年製作の映画)

2.8

最近SM文化史的な本を読んだので、マゾヒストの語源となったマゾッホの映画を見てみた。内容はマゾッホとその妻との関係を描いたもの。マゾッホはわがままなM男、散々妻を自分好みのプレイに付き合わせたのに浮気>>続きを読む

ユリゴコロ(2017年製作の映画)

3.2

実家で見つけた殺人鬼の手記になぜか引かれていく男の物語。おもしろかった。リストカットのあたりはフェティッシュな感じでかわいかったな。美しく仕舞われている凶器と、血を受け止めるためのトレイ…エログロ耽美>>続きを読む