つるみんさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

3.4

【来い!バカモン】

〈サメ映画72本目〉

『ジョーズ』の続編。
S・スピルバーグからジュノー・シュウォークに監督が変更。しかし主演のロイ・シャイダーは続投。前作から3年後という設定。

前作のスト
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ディープ・ブルー3(2020年製作の映画)

3.5

【ニモ〜】

〈サメ映画71本目〉

『ディープブルー』の第3作品。
前作のメイン鮫であるベラの子供達が今回登場。相変わらずの頭脳とフィジカル力で次々人々を襲っていくのだが、途中、仕様もない人間の殴り
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ディープ・ブルー2(2018年製作の映画)

3.5

【まるで映画ね】

〈サメ映画70本目〉

薬物投与された巨大サメが、凶暴化した群れを引き連れて人間たちに襲いかかる。

『ディープブルー』の続編。ではあるが続編として観て欲しくはない。もちろん前作の
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極限境界線 救出までの18日間(2020年製作の映画)

3.5

【No trust, No deal】

〈韓国映画392本目〉

2007年に実際に起きた拉致事件を映画化。タリバンの人質になった韓国人たちを助けるためにアフガニスタンに向かった外交官と、現地の国家
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長ぐつをはいたネコと9つの命(2022年製作の映画)

4.0

【Say hello to my gatito blade】

今年のアカデミー長編アニメーションにてノミネートされた一昨。前作から11年経っての続編。

まずOPにあるドリームワークスのカンパニーロ
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長ぐつをはいたネコ:おとぎ話から脱出せよ!(2017年製作の映画)

3.0

【プスの歌】

Netflixオリジナルの『長ぐつをはいたネコ』短編。

アニメーションの作画は手抜き。予算が足りなかったのだろうか。長編の『長ぐつをはいたネコ』と比較して本作はかなり子供向け。

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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.3

【悪いネコちゃんだぜ】

『シュレック』シリーズで人気キャラクターとなった長ぐつをはいたネコのプスが主人公のスピンオフ。設定は『シュレック』の前日譚にあたる。

続編があまりにも評価が高いので、予習と
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バナナ・スプリッツ・ホラー(2019年製作の映画)

3.8

【Tra la la, tra la la, la〜】

実際に1968年から1970年までアメリカで放送していた人気子供番組の動物キャラクター達が殺人マシーンになるスプラッタホラー。

何がスゴいっ
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チョコレート・ストロベリー・バニラ(原題)(2013年製作の映画)

3.6

【The problem was with me】

移動式アイスクリーム屋さんを営むウォーレンは片足が悪く、愛猫をトラックで轢き孤独な毎日を送っていた。そんな彼の唯一の至福は大ファンの女優さんで抜く
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グーリーズ(1985年製作の映画)

3.0

【奴らは群れでやって来る】

悪魔司祭の息子が不要に儀式を起こってしまった為、凶悪なモンスターを召喚してしまう話。

『グレムリン』を皮切りにミニサイズ・モンスター映画というのが流行った80年代。本作
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.7

【ハイスタ・ヴィットゥ】

恋人のドタキャンにより1人でモスクワから世界最北端の駅ムルマンスクまで向かう事に。その道中の列車で出会った男女2人を描くロードムービー。

第74回カンヌでグランプリに輝い
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オリ・マキの人生で最も幸せな日(2016年製作の映画)

3.4

【私たちもああなる?】

恋に落ちたボクサーの人間味溢れる人生の一コマを描くヒューマンドラマ。

第69回カンヌのある視点部門を獲得した一作。『コンパートメント No.6』のユホ・クオスマネン監督が、
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EO イーオー(2022年製作の映画)

3.6

【目】

EOという名のロバがサーカス団から連れ出され、ポーランドからイタリアへと予期せぬ放浪の旅に出るロードムービー。

今年のカンヌで審査員賞を獲得し、他にもニューヨーク批評家賞 、全米映画批評家
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ: 手彫りの映画、その舞台裏(2022年製作の映画)

3.9

【計算してわざとミスさせる】

『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』の舞台裏を映したドキュメンタリー。

制作に15年費やした本作の本気度が分かる。各々のキャラクター像へのこだわり、未完成の手作り感が
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.9

【命とは美しいものだ】

完成まで15年の歳月を費やしたギレルモ・デル・トロ版ピノッキオ。

今年のオスカー長編アニメーションにてノミネートされた一作。監督は『シェイプオブウォーター』の日本大好きギレ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.7

【死の接吻】

ヤクザ組織に潜入した元警察官の話。

個人的にお気に入りの映画『KAMIKAZE TAXI』の原田眞人監督による最新作。

邦画にしてはアクションに力を入れてるなという印象。保証された
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ジェイコブと海の怪物(2022年製作の映画)

3.5

【戦いを始めたのは人間だ】

海のモンスターハンターであるジェイコブと船に忍び込んだ少女が怪物と出会い、心を開いていく3Dアニメーション。

今年のオスカー長編アニメーションとしてノミネートされたNe
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鮫の惑星:海戦記(2017年製作の映画)

2.3

〈サメ映画69本目〉

サメを自在に操る装置を開発し、勢力を拡大していく一派とシンプルな能力でサメを操る少女の話。

『Planet of the shark』も鮫の惑星だが、本作はその1年後に制作さ
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ケージ・ダイブ(2017年製作の映画)

3.3

〈サメ映画68本目〉

ケージの中にいながらサメを近くで見れるよ!というツアーに参加した奴らがサメに襲われる話。

本作タイトルが『ケージ・ダイブ』となっているが、実は『オープンウォーター3』という扱
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フライング・ジョーズ(2011年製作の映画)

2.6

〈サメ映画67本目〉

観光地でワニ料理店を営むマクダニエルの元に巨大鮫が襲来。

「サメ映画」というジャンルでいえば、フライングしてないと見なされるが、現実世界のサメでいうと確かにフライングしてでも
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

【H&M バレンシアガ 】

セレブ達が集まる豪華客船が無人島に漂着。そこから始まるサバイバルブラックコメディ。タイトルの『Triangle of sadness』は日本語で眉間の皺を意味する。

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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.6

【正方形の中では誰もが平等です】

美術館のキュレーターを務めるクリスティアンは新しい展示品として『The square』を発表するが…。

第70回カンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した本作。
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フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

3.4

【パパは悲しんでるだけよ】

高級リゾート地でスキーバカンスにやってきた金持ち家族。スキー場で食事を楽しんでいると安全確保の為の人工的な雪崩が。本物の雪崩だと思った夫は家族を置いて勝手に逃げてしまい…
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ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン(2022年製作の映画)

3.7

【君の献身的な夫は完全に君のもの 永遠に】

1950年代、アメリカ海軍で初の黒人パイロットであるジェシー・ブラウンの実話。

迫力で心を掴み取る冒頭だが、その訓練シーンは民間人からしたら良い迷惑。
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ユー・ピープル ~僕らはこんなに違うけど~(2023年製作の映画)

3.5

【だけどクソ野郎なら分かる】

娘が連れてきたのは白人の彼氏。娘に相応しくないと父親はさまざまな嫌がらせをするのだが…。

ジョナ・ヒルとエディ・マーフィの共演作。一応コメディではあるが、大爆笑するよ
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パンプキンズ(2018年製作の映画)

2.0

【私の可愛いカボチャたち】

愛情を注いで育てたカボチャ達が若者により無惨な姿となり、ショックで農夫が死亡。するとカボチャのつるが農夫を包み、カボチャの怪物へと変身して、復讐するというスプラッタホラー
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ぼく モグラ キツネ 馬(2022年製作の映画)

3.9

【家は場所とは限らない】

チャーリー・マッケジーのベストセラー絵本を映画化。少年とモグラ、キツネ、馬の思いがけない絆を描くショートフィルム。

全てが優しく温かい。
絵のタッチ、声、セリフ、音楽、物
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キラーカブトガニ(2021年製作の映画)

3.5

【天然記念物だ】

未体験ゾーン2023作品。

海辺でセックスしてたら彼氏がいきなりカブトガニに顔面を毟り取られる所から始まる本作。なかなかのグロさと人体破壊描写で期待値が上がったが、終わってみれば
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マンイーター アンレイテッド・バージョン(2007年製作の映画)

3.4

鑑賞済。
オーストラリアのサメ映画。

まず驚くのが豪華すぎるキャスト陣。思いっきりB級映画なんですが超有名映画に出演している方達ばかりなのが面白い。

前半は広大なオーストラリアの自然を楽しめる観光
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マンイーター 捕食(2022年製作の映画)

3.0

【食物連鎖の現実】

〈サメ映画66本目〉

未体験ゾーン2023作品。
未体験ゾーンとしてのサメ映画は一昨年の『スカイシャーク』以来になるのかな?

それと比べると本作は正統派B級サメ映画。つまり面
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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

【指一本動かせば…】

キング・オブ・ロックンロールと称され「史上最も成功したソロアーティスト」としても認定されたエルヴィス・プレスリーの物語。

まずバズ・ラーマンの演出とエルヴィスのパフォーマンス
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

【Everything happens for a reason】

いつか作られるだろうと思っていたが、それが遂に映画化。巨匠スティーヴン・スピルバーグの自伝映画。

映画館で観た『地上最大のショー
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殺人の疑惑(2013年製作の映画)

3.5

【最後まで絶対に諦めるな】

〈韓国映画391本目〉

15年前、韓国全土を震撼させたハン・チェジン君誘拐殺人事件。時効を控え、一般に公開された犯人の肉声から自分の父の存在を感じ…。

韓国で実際に起
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

【生きてる事に感謝しろ】

第一次世界大戦中の欧州。祖国ドイツの為に戦う17歳のパウルが見た現実とは…。

第3回アカデミー作品賞と監督賞に選ばれた1930年『西部戦線異状なし』の再映画化。つまり19
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.6

【満喫ってなんだ?】

パードリックとコルムは長年の友人だったが、ある日突然その友情に亀裂が入り…。

『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督最新作。そして主演はコリン・ファレルとブレンダ
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無垢の瞳(2022年製作の映画)

3.4

【お生まれになった】

戦時中のカトリック系女子校を舞台にクリスマスケーキを巡って描かれる短編作。

可愛い子供たちによる歌声と制作陣紹介のアイデア、少しウェス・アンダーソン味も含まれたイタリアの短編
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