【No trust, No deal】
〈韓国映画392本目〉
2007年に実際に起きた拉致事件を映画化。タリバンの人質になった韓国人たちを助けるためにアフガニスタンに向かった外交官と、現地の国家情報院要員の交渉作戦を描いたスリリングな一作。
主演はヒョンビンとファン・ジョンミン。
どちらも大好きな役者なのでかなり期待していたのだが、正直な感想はただただ残念。盛り上がりに欠けるし、緊張感をあまり感じられなかった。人質映画としての完成度は非常に低い。途中のバイクアクションや人質交渉への酷い最終手段。こういうのが観たかったんじゃない。2人の高い演技力を舐めている。
『提報者』等を撮ったとはいえ、何故イム・スルレ監督を起用したのか理解できない。人質の残酷さや男臭さを全面に出せる監督に撮ってもらいたかったなと。
ちなみに韓国映画として初めてヨルダンでロケを行なった作品となりました。
それと人質を救うファン・ジョンミンが、次に出演した作品が、自分自身が拉致される映画ってのも面白いですよね。