ともまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ともまる

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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.3

この映画に胸がキュッとする切なさを感じられるのはきっともう少し若い頃までで、自分はこの映画を観るには大人になりすぎてしまったのかもしれない。

子どもの頃の淡い恋心と冬の日の特別な思い出。
同じ気持ち
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.1

伝えきれない想いを抱えたまますれ違って終わってしまった言葉足らずの照生と言い過ぎてしまう葉ちゃん。もうどうにもならないと諦めてしまう局面でも、はたから見るとお互いに本心を言葉にして伝えることができれば>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.6

全編ミュージカルってどんなもんだろうと思っていたけれど、意外と違和感なくストーリーを追いながら観れる作品。
ジュヌビエーヴが他の人と結婚してしまったのは心変わりではなく若さゆえにギイが戻ってくるまで不
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月曜日のユカ(1964年製作の映画)

4.3

昔のフランス映画を見てる気持ちになる作品。若き日の加賀まりこがとにかく可愛くてコケティッシュで和製ブリジットバルドーと言われていたのも頷ける。

あらすじを見て本命の素敵な彼がいつつも内緒でパトロンの
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三人の夫(2018年製作の映画)

3.0

想像以上に濡れ場が多すぎて1人じゃないと観られない映画ではあるけれど、あからさますぎて全く性的な目で見れない不思議。ムイの白くて肉感的な体に感情が読めない表情、三白眼気味の印象的な目に圧倒される。
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.3

親の気持ちに全く共感できない「マザー」を観た後だからか、それに比べるとこの両親の行動や気持ちはわからなくない部分はあった。大家の機嫌を損ねて小さい子ども達の住処を奪われる訳にはいかない、このまま自分た>>続きを読む

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

4.0

過保護に愛情を注がれると反発するのに反し、大切にされてない子どもほど親の愛を求めるとはよく聞くけれど、母親に怒鳴られるから従うのではなく、頼られることによって母親からの期待と愛を感じ、真っ当な倫理観を>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

3.5

衣装と美術と音楽が素敵な映画。マギー・チャンのチャイナドレスの着こなしはとにかく素晴らしい。

劇中、二人はずっと“チャンさん”と“チャウさん”で、下の名前を聞くこともない絶妙な距離感のまま、徐々に惹
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.3

機体に乗って戦う系のアニメが好きなのにも関わらず何故かエヴァを観ることに対しての腰が重く大人になってしまったことに気付き、完結作が出るタイミングで新劇場版だけでもちゃんと追おうと思い鑑賞。

キャラク
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

4.2

カトリーヌ・ドヌーヴと若くして亡くなってしまったお姉さんフランソワーズ・ドルレアックの共演が楽しめる作品。
本当に双子なんじゃないかと思うほど顔も仕草もそっくりで、ダンスの息もぴったりな2人!歌声だけ
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

前評判を色々と見て期待し過ぎたのと、理解力不足もかなりあるのかもしれないけれど「思ったより怖くなかった」のが正直な感想。

明るくて素敵な集落、笑顔で優しく迎えてくれる人々と聞いていたので、楽しく素敵
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

伏線やメタファーが散りばめられていて、(ストーリー的には2度と見たくないのに)何度も見たくなる作品。

「ミニョンならこんなことにはならない」という一言に全てが凝縮されているように、上流の人たちに認め
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365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)

3.1

良くも悪くもあらすじがほぼ全てという感じのライトなストーリーで気軽に観れる映画。大掃除や断捨離のモチベを上げるためには良いかも。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

長谷川博己が集まってる人々に「あいつ(高杉真宙)は宇宙人だ」と盛大に糾弾した後、演説が終わるのを待っていた宇宙人と普通に雑談して車に乗り込む感じが好き。

徐々に変化していく2組の宇宙人とガイドの関係
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