るるるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「何かが始まる予感がした」
この言葉と空気感がまずとても良い。
何とも形容しがたい恋の始まりの感覚を
絶妙に表現していて、もうこの時点で
この作品に魅せられていた。

言わなくても気付いてサンダルで
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.5

人によって好みが分かれそう。
個人的には嫌いじゃない。
けれど後味の良い映画でも無い。
凄く狭い世界で
展開を見せられているので
演技力の無い演者だと勢いが
持たなそうだなと
思ったけれど、
ケイトウ
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.0

出てくる料理が兎に角美味しそう。
フードトラックの旅を通じて変化していく親子のやりとり、息子の成長にとてもほっこり。
お父さんの仕事にかける情熱や信念が一貫していてかっこ良くて、見ていて気持ちが良い作
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

王道な感動ラブコメ系統が見たいなと
思ったのがきっかけで鑑賞したら、
良い意味で裏切られました。

人生は何があるか分からないし、
幾度と直面する選択を迫られる場面も、
大切な人との向き合い方も、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

鑑賞中から精神疲労が凄まじかった。
メンタル状態が良くない方、カップル、 ファミリー鑑賞には本当に不向き。

ずっと生理的に気持ち悪くて
しんどい一方で、
自分の暮らす世界において
常識、非常識を区別
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

シャロンの葛藤は丁寧に描かれている。家庭環境、同級生からの差別的嫌がらせ、うまく感情を伝えられない自分、性、薬…
生まれ育った環境や先天性な部分は自分で選択できるわけではなくて、でも何のせいにも出来な
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.8

あ!こういう話ってなる面白さ。派手さはないけど構成がよく考えられていて面白い。主人公のキャスティングが絶妙。
彼の「良い人」感が作品としてとても効いている。

美女と野獣(2017年製作の映画)

4.0

各キャラクターや世界観の、アニメからの再現度が凄い。素敵に実写リメイクしてくれてありがとう!と言いたい。
特にエマワトソンのベルの起用は本当にグッジョブすぎる。
ダンスシーンが本当にロマンチック。
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.1

優しい映画。オギー目線の話で障害や偏見とかに対するテーマが焦点かなと思っていたけれど、それではなくて家族や周りの人達の心情がとても丁寧に描かれています。
相手の心は相手にしか分からないけれど、向き合お
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

主人公達と動いているかのようなカメラワークはスリリングで、映画館でこの音とスクリーンを体感出来た人が羨ましい。
ただ一方で、予告映像やあらすじを見ずに楽しんだほうが良いのかもしれない。そのほうがよりこ
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

3.5

前情報なく見たら、戦争映画と分かっていてもおぅ…となるレベルで驚いた。
「戦争には参加したい!でも武器は持たない!」を一貫しすぎていて、最初は冷たかった上司達も、段々困惑しながら「もう帰りなよ…」と優
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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

長い歳月をかけて同じキャストを撮り続けるのは凄いと思ったけれど、
他所のお宅の変化をゆるゆると見続ける感覚で可もなく不可も無くでした。
(ただ、長い上に抑揚がそんなに無いけれど意外と見易かったりもしま
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

4.0

バンドに一緒について行っているようなワクワク感と、ろくでもない世界で少年が影響されながらも誠実さを大切にして自立していく姿が心地良かった。
喧嘩に酒に女に賭けに薬に…と結構めちゃくちゃな旅なのに主人公
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

クスリを運んでいるのに、軽快なBGMと天職だといわんばかりのイキイキとした軽すぎるじいさんのアンバランスさが面白い。
仕事人間だったにも関わらず全てを失った彼なりに、役割を得ることがお金以上に味を占め
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

初見ではクリント•イーストウッドと知らずに観て後から知り驚いたけれど、2回目観たら腑に落ちた。
劇中の歌も良くて華やかに見えるけど、音楽×成長映画としては派手な演出で起承転結を派手に見せることもせず、
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.5

大切なものを失った時から動けない辛さはとても残酷で、でもその経験があったからこそ、周りの人達が、気付かぬうちに自分に与えてくれていた優しさへのありがたみに気付けて前を向ける。視聴後じんわりくる映画。>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

3.0

怖くなかったし、キレも悪かったし、クライマックス の霊のシーンは一周回って笑ってしまった。変に現在技術に頼ってコミカルになる位なら、もっとお化け屋敷のスタッフの生方がやられるような生っぽいおばけが観た>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

3.5

空想シーンの流れがブチブチなる感じが正直得意では無かった。
でも観ている側も若干イライラする位(人による?)、空想シーンを盛り込んでいるのも作品として狙いがあるから救いになる。
もう少し少なかったり短
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ジョーカー(2019年製作の映画)

3.8

もう一度観るかは分からない。
落ち込んでいるタイミングにはオススメしない。心に余裕がある時に是非観て欲しい。

作品に漂う空気が終始躁鬱な感じで、ずっとコップから溢れそうな水を見ているような、明るい場
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来る(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

Jホラー観たくて手に取った人は、あれ?そっち系?と展開についていけないかも。
けれど、絶妙に人間の嫌〜な面や、人の心理的に嫌な描写を表現していてある種の怖さはある。
これは中島哲也さんだからこそ、な気
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.2

とりあえず40分以上絶対に観て、というのと、
観た後明るくなれますよ、という事だけ伝えたい。
あとは観てから語り合いたい作品。

十二人の死にたい子どもたち(2019年製作の映画)

2.5

多分余計な先入観がなく観に行けていたら、もう少し高評価していたかもしれない。出てくる子達演技上手いし。
でも予告を観て好きそうなジャンルと思って観た人は、蕎麦屋だと入ったらうどん屋だった…くらいの、予
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

ストーリーにメッセージ性もあるのだけれど、重たくなく見やすい作品。
あと、夢を叶えたい人が悩んだり壁にぶつかりながらもやっぱり夢を叶えたい!と、前向きにな気持ちかと思います。
そして出てくる曲が本当に
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ極端な展開だけど、それでもこの映画が明るさにひっぱられて、
行き詰まったら、今までノーと言ってきた事を思い切って次は「イエス!」って言ってみようかな、
今までの自分のルールや固定概念を一つ
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.0

設定が設定なだけに、重すぎるとシリアスで切なくなるし、重くならないようにとギャグに振りすぎると軽薄になりすぎる。
基本は明るいラブコメだけど、この重さと軽さのバランスが絶妙で、優しくて楽しくて可愛い作
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

5.0

鮮やかさとキラキラした恋愛模様に高揚し、観終わった後の切ないけれど心地良い余韻がまるで打ち上げ花火ような美しい作品。

人生の中で得られた事への喜びも、得られなかった事への悲しみも、どちらもその過程で
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.0

障害や家庭環境などの各々が抱える境遇に対し、お互いが過剰に特別視して同情したり良い意味で寄り添いすぎてなく関係が深まっていく過程が清々しくて良い。

ドリスの、人によっては激怒されそうな
デリカシーの
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

時間が経過して観ても、褪せないと思えるこの映画のファッションがまず凄い。
色の違いもよく分からず鼻で笑っていた素朴な女性が、メキメキとおしゃれになって仕事もさばいて頭角を表す過程は、何度見てもテンショ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

仕事、家族、自分が大切にしたい時間ーー
女性の社会進出において、キャリアと家庭の両立を目指す際に立ち塞がる壁は、キャリアアップを望めば望むほ遅かれ早かれ避けては通れない。まだまだそんな時代かもしれない
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

美しさと汚さ
無垢と残酷さ
埋められない格差
笑いと恐怖

サスペンス、と一言では片付けられない、玩具箱のような映画。

現実社会のシビアなドラマとユーモラス、トラウマになりそうなスリリングなサスペン
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