notitleさんの映画レビュー・感想・評価 - 23ページ目

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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.9

「法は時として、
常識を逸脱していますが、
法は法です。」

目の前に、
「死」と
「助かる根拠ある違法薬」があった時、
どのような選択をするのだろうか。

自由と責任、という言葉では、
簡単にかたず
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.2

青く儚く、繊細。
風景も心も。

忘れかけてた気持ちを、
少し掘り起こして貰った。

歩き方、、
正しい歩き方なんて、
分からない。
でも、自己を支えてくれる、
何かって、とても大切。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

3.1

欲望と金は人を、
盲目にする。
きっと、これからも
同じことが繰り返され、
同じ過ちが続くだろう。

支配階級だけが、夢見心地。
資本主義ファック!

テンポよく、長さは感じないが、
表面的な映画とい
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われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990年製作の映画)

3.5

世は全共闘で鼓舞し、
バブルで浮かれた。

新宿のすみで、
ブレず生き抜いた
一人の男のお話。

アバンギャルドで、
ハードボイルドな、
という言葉がしっくりくる。

ギラギラした新宿が、
時代を語っ
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トト・ザ・ヒーロー(1991年製作の映画)

3.6

素敵な音楽と、
ノスタルジーで
ファンタジーな感じに、
危うく掻き消されそうになるが、
冷静に見ると、
中々の狂人ぷり。

もしもあの時、、
人間、それの積み重ね。
そして、受け入れらぬと、
少しずつ
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21グラム(2003年製作の映画)

3.7

人は死を迎えた時、
21グラム失う。

つまり、人は平等に、
何かを背負って生きている。

生きるって大変だが、儚い。
そんなものなのかもしれない。
時は何もなかったかのように過ぎ行く。

おもしろか
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キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)

3.7

アートの光と影の、
コントラスト。

これは、乃り子と有司男のお話。

中島らもを語る、
奥さんのそれに似ている。

破天荒で、才能ある、
ダメ人間に焦がれた、
一人の女性の物語。

ドキュメンタリー
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インディアン・ランナー(1991年製作の映画)

3.5

己と向い合おうとした時、
纏わりつく、孤独と恐怖。

泳ぎ続けなければ、
死を迎える鮪のよう。

妙な伏線を、
兄の優しさが一つ一つ、
紡いでいるように見える。

兄弟の描き方が上手。

自分の兄弟位
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オール・アバウト・マイ・マザー(1999年製作の映画)

3.1

生きにくい。
それでも、時は流れてく。
そこに路があるから歩み続ける。

設定も展開も、
なかなか、常軌を逸してて、
そわそわしてるうちに終わった。

よくも、こんなに
ありとあらゆる社会問題を
10
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ひかりのまち(1999年製作の映画)

4.1

いい映画。

シティボーイ、シティガール向けの、
自分とは相入れない物語と思って、
観進めていたけど、少し違った。

人間、誰にでもある、
たくさんの隠したい弱き部分が、
上手に描かれている。

泣か
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転々(2007年製作の映画)

4.0

優しさと哀しさの詰まった、
ゆる〜りロードムービー。

心の奥底から、
じんわり温まる。
微笑ましくも愛おしい。

久しく使ってなかった
ある種の感情を、
掘り起こしてもらった気分。

そういえば、
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バベル(2006年製作の映画)

4.0

異なるコミュニケーション、
異なる文化、
異なるレイヤーの事象が、
入り組み、そして静かに、
交差してゆく。

五感、喜怒哀楽に訴えかけ、
全身で感じる、人々の心の揺れ動きが、
漏れ無く散りばめられて
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(1974年製作の映画)

3.2

嗚呼、芸術的。
叙情的名作。

と言ってみたい。

が、タルコフスキーを見ると、
安定の心地よい睡眠に堕ちる。

良質な睡眠をお求めなら。

眠いけど、随所にカッコ良い
画があって、困る。

アモーレス・ペロス(1999年製作の映画)

4.0

犬を軸にした、
人間の淺ましさを
描いた群像劇。

登場人物、みんな自分勝手。
神の示しを欺いたとき、
人は狂人と化す。

そして、今日も変わらぬ
世界が過ぎてゆく。

雰囲気好き。面白かった。
愛犬
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アメリカン・ドリーマー 理想の代償(2015年製作の映画)

3.1

様々な局面で
突きつけられる、
理想と現実。

ブレない猛々しさと、
融通の利かない石頭は、
表裏一体。

この違いは結局、
結果なのだと思う。

多くの人にとって、
本当に生きにくい世の中だと思う、
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セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター(2014年製作の映画)

3.7

ある境地に達した時、
彼の写真が躍動し始める。

身震いした。

報道写真家としての、
彼の作品は、素晴らしいが、
個人的にそんなに好きではない。
押し付けがましい、自己主張を感じる。

勿論、そこか
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

3.4

英語なのが全て。

極論、ユダヤ人にとっては、
何言ってんだ、って感じだと思う。

お天道様に顔向けできないことをする時は、起こり得る最悪の状況を鑑みて、
行動してほしい。

それだけで、世の中少し良
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運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

4.5

真面目に生きるって、
とても難しい。

一生懸命で、
汚れなき、優しさって、
キラキラしてる。

ちょっと、嫉妬してしまう程。

優しさでできてる映画。
とても、よかった。

ハッとさせられる、
毒々
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サロメの娘(2015年製作の映画)

3.8

ミニマルでコズミック。
音楽、素晴らしい。

朗読も素晴らしかった。

それに圧倒され、
映像の必要性を感じなかった。

良くも悪くも、
目を瞑っていれば、
そこに世界と鼓動を
感じることができた。
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ジプシーのとき(1989年製作の映画)

3.2

「黒猫・白猫」への、
序章と言う感じ。

詰まる所、
クストリッツァにしては、
物足りなさを感じる。

ただ、端々に見える、
今後、創り出される作品の
片々が、ワクワクを唆る。
音楽も、動物も。
はち
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さよなら、人類(2014年製作の映画)

3.1

お年寄りによる、
お年寄りのための、
味の薄い社会風刺画。

シュールも
ブラックユーモアも
嫌いじゃないけど、
これに関して言うと味が薄い。

しかも、淡々としている上、
固定の引き画が多くて、
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博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.0

ホーキングの半生、
と言うよりは、
まつわる愛のお話。

全てを理解した上で、
手放すことを恐れ、
躊躇しつつも、押し出す下り。
ホーキングの優しさが辛い。

「時間順序保護仮説」論者にとっての
一度
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ヴィヴィアン・マイヤーを探して(2013年製作の映画)

3.4

写真、生き様、私生活、
様々な角度から、
謎のフォトグラファーに、
アプローチしている。

難しいことはわからないし、
彼らの発言に虚言も混じってるだろう。
ダークサイドも見え隠れする。

ただ彼女は
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.4

これはすごいな。

何回「マジか…」と、
頭を抱え込んだか。
脚本が秀逸。

糸の上でマウントの取り合い。
新しき世界の創造。

韓国の闇社会描写はブレない。

例に漏れず、
行き過ぎたバイオレンス、
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イノセント・ボイス 12歳の戦場(2004年製作の映画)

3.6

一人の少年が、
青年へと移り変わる時、
そこには、様々な愛の形があった。

正直、内戦の詳細は知らないし、
右と左が何を争ってるのかも
よく分からない。
もしかすると、民たちも
よく解ってないかもしれ
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ジョニー・マッド・ドッグ(2007年製作の映画)

3.6

止まらない負の連鎖。

「悪魔か、犠牲者か。」
まさにこれ。
魂の叫びに熱を感じた。

地理や建物を活かした画が、かっこよい。

ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.0

酷く退屈な感じ。

テンポもゆったり。
事実が淡々と描かれている。

偽りから解放された、
彼女のように。

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.1

複雑に絡んだ、
事実と虚言を、
根拠を持ち、論理立てて
見極めていく。
あらゆる可能性を考えた上で。

そう、一つづつ切り離して、
シンプルに考えれば良い。

観る人の立ち位置で、
感想は全く異なると
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きみに読む物語(2004年製作の映画)

2.8

全然しっくりこなかった。
平均点が高くて、
自分の人間性を疑う。

感情の赴くままに、
全てを開放して…
なんか、浅はかに感じてしまう。

どんな恋愛しようと構わないが、
これを純愛とは思わない。

光にふれる(2012年製作の映画)

3.8

大味ながら、
透明感があり、美しい。
次作の『共犯』にて、
さらに研ぎ澄まされたと思う。

枠にはまった自分に、
気づかされる。
りんごは丸くて赤い。

愛と優しさに溢れた
世界は美しい。

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

4.0

悲惨な現実。
かなり辛い現実。
心身ともに地獄絵図。

究極のジレンマが
いくつか、描かれてる。

スピード感、迫力はさることながら、
心理描写もよく描かられていて、
すごい作品と思う。

告発(1995年製作の映画)

3.0

社会の闇は、
形こそ違えど、
残念ながら、いつの時代にもある。

結論から言うと、
平均点が高いことに、
少し違和感を感じる。
というか、色々なところに。

ただ、ベーコンの演技は
とても素晴らしかっ
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バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3(1990年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。

でも、錯誤が生じる
終わり方がイケテナイ。

夢だったのかも…
位が丁度良い。

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2(1989年製作の映画)

3.6

エンターテイメントとしては、
まあ、やっぱり面白い。
ワクワクする。

タイムパラドックスこわい。
今の自分は、きっと
誰かの陰謀だと思う。

こんなはずじゃなかった。

豚と軍艦(1961年製作の映画)

3.1

映画好きな人達が、
評価するのも納得。

当時のニッポン人が、
泥臭く、スタイリッシュに
描かれてる。
水兵さん達に支配された、
繁華街の表面。
ヤクザが仕切る長屋の裏の顔。
とても興味深い。
カメラ
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ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

4.6

ジャケットがダサくて、
危うくスルーするとこやった。

世の中、本当に生きにくい。
全然、平等じゃないし。
でも、世の中は動き続けてる。
歩みを進めるのは結局、自分。

またしても、
孤高の天才、精神
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