見たかったこの映画、やっぱりよかった。
物語もさることながら、登場人物一人一人に感情を揺さぶられ。
家族を失った女、4回も苗字が変わることになる少年、生い立ちに苦しむ男たち、失踪する男、それを待つ女…>>続きを読む
炊き立てのごはんと、ごはんのお供。こういうのでいいし、こういうのがいいんだよなあ毎日。
舗装されてない道とか生えた雑草、古い平屋と空、お年寄りと子ども、動物がいる景色。そうそう、お父さんとか近所のおじ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
村社会に生きる葛藤
登場人物が全員苦いものを背負っている
役者陣のお芝居はそれぞれとても良かったのだけど、設定で気になるところがいくつかありモヤモヤ。。
能面被った村民がひたすら歩くシーンがあるが>>続きを読む
学生から社会人になる頃、
なったばかりの頃、
色々なことにブレーキが効きにくくて
恋愛だったり、遊びだったり
ふと思い出した
その頃の事を引きずることはないけど
生まれる環境、家庭は選べないのに、
生まれながらに苦労した子どもは
大人になってもがいても
周囲の人が立つスタートラインにも立てず
罪を犯し、更生に向かう間にも
これまでの環境はすぐ側にあるわけで。>>続きを読む
函館の夏の空気と
三人の空気
タイプは違えど、
みな直感的、感覚的
本能で生きてるという感じ
静かに進む
あの頃の時間と現実の描写
同居する二人の距離感、若さ
親友を失ってからの空虚な日常
何かを求めて訪れた日本海
絶望の淵に立つ彼
老夫の用意してくれた温かい食事
一口、もう一口、さらに一口>>続きを読む
証言が二転三転する男
真実は、本当の動機は、
なぜ殺したのか、
あるいは殺していないのか
男の背景や生い立ちは薄っすら浮か上がりはするが、そこはあまり掘り下げないまま、弁護人の葛藤を軸に進んでいく
ファンタジー要素を
感じさせない不思議
ストーリーは別として
設定自体は
夫婦、親子、親友の死だったら
有り得るかもしれないと
思ってしまった
最初から最後まで重く暗い
意外な小津映画
責任を感じる父
家族のため奔走する姉
妹はひたすら苦悶の日々
北海道へ発つ母は
二つの罪を背負うことになった
我が子を捨てた罪
死に追いやった罪
家族>>続きを読む
戦後サラリーマンの生活に
興味津々
木造家屋、酒場、町の看板、
ミルクスタンド、河川敷
池部良の色気いいなあ
不機嫌な淡島千景が
ぴりっと引き締まる
4組の母娘物語
男児を産まない嫁を殴って軟禁したり
一夫多妻の序列で子供を奪われたり
女性が生きていくのに
なんと酷な世の中
中国アメリカの時代背景を
もっと知って見てたら
より入り込めたかも
家族に尽くすギルバート
偉いなあ
そんな彼に転機は訪れた
自分自身の人生を生きるのだ
神様は見てくれてる
ネガティブな感情で喧嘩したり
許す許さないの攻防戦
私のために行動してくれないと
責められたり
友人に求めるもの重すぎ…
気持ち押し付けすぎ…
束縛強い恋人のよう
でも当人達は互いの存在で救われてる>>続きを読む
初・アランドロン
イタリアの眩しい景色と
登場人物たちの若さ、
貧しい青年の設定だけど
とびきり顔面がよいトム
サスペンスなのに重々しさはなく、
軽やかでよかった
もっと人間の深層心理に迫るのかと期待していたけど、、
想像以上におどろかしにかかってくるやつだった、残念。
死んでるのか死んでないのか
衝突はそれぞれ何の争いなのか
義勇軍、政府、マフィアは敵か味方か
理解できないまま "Fin"。
まとめられたあらすじと結末を
読んでそういうことねとすっきり。
ジュリア>>続きを読む
デルフィーヌの若い悩み
言葉と本音の裏返し
私には魅力がない→ 愛されたい
誰も分かってくれない→ 分かって欲しい
美しい景色にデルフィーヌが
余計苦々しく見えて、
出口はあるのか?と終始悶々。>>続きを読む
お互いに訳ありの男と女。
子供たちを交えつつ、
確実に惹かれ合う二人。
危険な不眠不休のレースを完走し、
さらに夜通し車を飛ばして
パリへ戻るジャンルイ。
まさかここで事故死なんて?!
という要らぬ>>続きを読む
他人に見られたくない家族の恥ずかしいところ、麦ちゃんがお父さんを怒鳴りつける感じ、いたたまれずタカシがみっともねえんだよと叫ぶのも、痛いほどよく分かる〜!
上には上がいて強いものに巻かれる男子中学生>>続きを読む
宗教観にとらわれ使命だと言う、最近オウム死刑囚にまつわる記事を多く目にするから、この手の映画が生々しく現実味を帯びて感じる
最後は、見る側がこうなってほしいと思う方向にはまとまらず、父ちゃんからただのおじさんに戻る夜。別れ際、少年のあの表情。期待してたんだろうな…。切なさが込み上げた。父と息子。母と娘。産まなければ、血が繋>>続きを読む
出てくる人みな大人計画、アレ?と思ったらなるほど、監督が松尾スズキ。キャスティングと東北弁があまちゃんを思わせる。さすがの存在感だったのが、片桐はいり。子役は本当阿部サダヲそっくり、おかしかったー
少年Aの鈴木、益田、加害者の父。感情が登場人物のあちこちに向き、それぞれに違う苦しさが迫ってきて心がくるくると行ったり来たり。終始胸が詰まる思いだった。鈴木と益田、最後にそれぞれがあの場所で見たもの。>>続きを読む