Ryoshoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

パリ20区、僕たちのクラス(2008年製作の映画)

3.5

フランスの公立中学校の物語。ずっと学校の中で話が進む。

授業でアンネの日記を読んで、自分のことを作文にするとなったとき、「わたしたちはアンネとちがって描くことなんてない」って言ってて、それと似た感覚
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

3.5

スマホを開けば、街を歩けば、いろんな人や物が目に入って、気づかぬうちに自分にいろんなラベルを貼っていると思う。社会や自分の周りが貼るよりもたくさん。

そういうのに慣れちゃいけないんだと思う。

情事(1960年製作の映画)

4.0

情事だけど、全然エロとかではないです。
肉体よりも心理を、
言葉よりも映像をみせてくれました。thank youアントニオーニ!(とか言いいながら途中寝しました。)

アンナがいなくなって戻った船室に
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ロスト・イン・パリ(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

エッフェル塔の落ちそうになるシーン座ってたけど、すばらしく足がすくんだ!

トムとジェリーを見るような安心感

だけど、自分はもっとポップながらも、ダークでブラックなところを期待してしまってた!

モロッコ(1930年製作の映画)

3.5

口紅で鏡にメッセージを残す。
机の上のトランプに埋もれた、ナイフで掘られた自分の名前を見つけるときの手の動き、しぐさ。
別れ際で大富豪が彼女の手を離さない一瞬。
ヒールを脱ぎ捨てて砂漠を走っていく。

Summer of 85(2020年製作の映画)

3.5

2ヶ月、夏休み。ザ・キュアーのin between daysにはじまり、そのテンポのまま、ほとんど早回しみたいに2人の出会いと別れが過ぎていった。アレックスが愛したダヴィドは幻想だっていってたけど、観>>続きを読む

(1961年製作の映画)

-

愛を失った2人の話だけど、重いっていうよりは、ドライだ。冒頭の病室のシーンに見舞いにやってきた夫妻は、病人よりも病人っぽかった。「生きてるのに死んだものもいれば、死んでるものだが生きてみえるものもいる>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

そうだといいなと思って観てたら、耳の聞こえない人の役は、やはり耳の聞こえない人がやっていた。「耳の聞こえない人の役があるのに、耳の聞こえない役者を起用しないというのは考えられなかった。」と監督はキャス>>続きを読む

旅するぬいぐるみ(2012年製作の映画)

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羽田空港国際線ターミナル「プラネタリウム スターリーカフェ」にて限定上映されたファミリーアニメ。空港で少女と離ればなれになってしまったぬいぐるみのダルは、少女を探して世界各国へと旅立つ。(キネマ旬報社>>続きを読む

TATSUMI マンガに革命を起こした男(2010年製作の映画)

4.0

「マンガ」を「劇画」へ、「子供だけ」を「大人も」に導いた人。そんな辰巳ヨシヒロの生涯。

去年のお盆前にみて、すごいよかったのをふと思い出した。
好きだったシーンは手塚治虫の家に遊びに行って、彼が描い
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五億円のじんせい(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

やりたいことがわからないくて、死にたくなるのもあるし、周りが思っている自分の人生と、本当の自分の人生とギャップがすごい主人公。本当はただの人なのに、物心ついたときからただの人じゃない生活だったことが生>>続きを読む

ねぇ、気付いて(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「痴漢・プロポーズ・セクハラ・ナンパ。これらに共通することは何でしょう?」 正解は、「“男性が行う”と思われているもの」

https://www.nhk.or.jp/gendai/comment/0
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アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ(2021年製作の映画)

3.5

昼の早稲田松竹でおじさんに囲まれて観た!

上映後に、すべてのおじさんと5分間ローテくらいでコーヒーでも飲みながら、さきほどこの作品を観て何を感じたのか語り合いたかった。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

#MeTooの折り返し地点がきてるんだ!

世界的に男女格差の少ない北欧メイド

いっしょにいて自信が湧く人、自信を失う人のちがいはなんだろう?自分の状態なのかな?

「後悔しているのは君に自信を持た
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

ロードムービー
スピリチュアル
ディザスター
アドベンチャー

いろんな「行って」「帰る」が交差していて仕組みで、スピリチュアルな解釈でディザスター映画を作ってるみたいでよかったし、もうどうにか短い尺
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Tongues Untied(原題)(1989年製作の映画)

4.0

「望まないアイデンティティ」という言葉

無数にあるアイデンティティの1つとしてのセクシャリティーでも、それが他人や自分のの認識の中でひん曲がってしまっていると、受け入れられない

「真の痛みに代用品
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

3.7

あなたいったいどんな人生送ってるの?ってなるキャラクターにあふれている。アメリカの、こういう浮世離れした世界の住人たちの物語をみたくなる衝動がよくある。