takesさんの映画レビュー・感想・評価

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42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

3.8

野球好きなので、終始楽しんでみられた。
差別というものの根深さと、それを翻すまでには相当な力が必要であることを痛感した。差別をしない人間は強い。自分もそうありたいと思った。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.5

個人的に好みでなかった。ファンタジー要素が強く、どうしても無理のある設定や、漫画チックな描写(漫画なのだが)が気になって気が逸れる瞬間が多くあった。[君の名は]での成功を違う形で超えようとしている熱量>>続きを読む

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.9

戦争のリアルを描いた作品。明らかな劣勢にも関わらず、前を向く軍師の姿が印象的だった。軍国主義とはいえ、色んな考えの人がいて、敵も味方も皆が苦しんでいた。こんなことは2度と繰り返してはならない。

ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

家族を持つものとして、戦争など二度と起こしてはいけないと強く考えさせられた作品。戦争の残虐さ、理不尽さのようなものが生々しく描かれており、これほど酷い時代からから100年と経っていないことを考えると人>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.2

暇つぶしの感覚で何気なく観たら喰らってしまった。凄く好みで最初から最後まで良かった。何気ないシーンでも心理的に考えさせられることが多くあり、これぞ邦画の強みというような静かに力強い作品であった。人生経>>続きを読む

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.8

エルヴィスプレスリーを知らなかった自分にとって、知らなかったことが多く、実在したスーパースターの生涯を知ることができた。が、それ以上の映画としての面白みはなかったという印象。
フレディやエルトンジョン
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.3

名作の続編で前作を超えられた貴重な作品。30数年ぶりの続編だというのに、本当に違和感なく、前作を昇華したようなシーンや脚本に感動した。スリルあるシーンが多く気がつけば常に手に汗握って観ていた。トムクル>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

3.8

トムクルーズがとにかくかっこいい映画だった。ストーリーがシンプルなだけに個人的にスコアは伸びないが、同時このクオリティで空中のアクションを録ったのは凄すぎるし、名作であることは間違いない。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.2

今更ながら視聴。誰もが知るビートたけしの知られざる物語。たけしの物語であり、志ざした夢を追いかける者たちの物語のようにも感じられて、かっこよく、魂を揺さぶられ、感動した。俳優たちが演じる芸人の様に違和>>続きを読む

プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

面白い。独特の構成で途中時系列が解らなくなったりもしたが、中盤から理解でき、最後には合点がいくとともにストーリーのピークを迎えてスッキリした。このストーリー自体、マジックを題材としており、その構成も意>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.9

これぞタランティーノの真骨頂とも言える、緊張と緩和を巧みに使った作品。タランティーノ作品は本来この作品から入るべきなのだろうが、最近のワンスアポンタイムインハリウッド→ヘイトフルエイト→本作の順に逆行>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

原作は一切読まず、予告等の前情報も0で見た。さすが宮崎駿の世界観と作画力。ここまで世界観を振り切って描き切るのは並大抵の苦労ではないと思った。主人公目線で引き込まれ、ストーリーの進行と共に考えさせられ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.2

金輪際出会わないかもしれない、[なんだかよくわからないけど凄い]映画だった。セリフやシーンを終始理解ができないのにその不気味さがむしろ心地よいという不思議な体験をした。映像のクオリティとリアリティさは>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

面白い!
あっという間に見終わってしまったという感覚。
世界的ブランドの誕生秘話作品でもある、仕事のあり方を考えさせられるドキュメント作品でもあった。

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.9

総合的に完成度の高い作品。設定やストーリー、音楽、キャストが良かった上、人生の起伏や、親のあり方、本音と建前など生き方について考えさせられることが多くあり感銘を受けた。感動した。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

1番好きな漫画の映画とあって相当な期待を持って観たが、遥かに上回る満足感。
前情報なしで観たことも良く、終始興奮し続け、10度以上涙が出た。これ以上の漫画原作のアニメ作品には出逢えないと誓えるほどに素
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.4

これが村上春樹か、と言った独特の作風。
3時間映画の経験がなく、期待して観たが展開が少なく、個人的には好みでなかった。
登場人物の心理描写がわかりにくく、逆に好きな人は好きな作品だとも思う。

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.8

ミュージカル映画贔屓の私だが、ストーリーが無茶苦茶すぎて(ツッコミどころ多すぎて)珍しく楽しめなかった。
音楽とダンスのクオリティは流石。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.1

家族の復讐をするというありがちな題材でありながら、今まで見た映画のどれとも系統が違うような、唯一無二であり個人的にとても惹かれた作品。
ネタバレ回避の為に抽象的な表現となってしまうが、作品を通して作者
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

映画でもなく、ドキュメンタリーとも違う、ノマド生活をする女性の日々の生活を映しただけのような不思議な作品。そんな作品であるだけに、ストーリーも起伏がなく、気が付いたら終わってしまった。
しかし今の自分
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.7

今までのキングスマンシリーズと異なり、100年異常前の過去が舞台となっており、権力や思想などの題材が盛り込まれてその分混乱する点が複数あった。
これまでの爽快な戦闘シーンはやや派手さが抑えられて、スト
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

画家夫婦が主役となる作品だが、作品自体が芸術的な美しさを纏っている。
今は存在が認知されているトランスジェンダーも、時代が違うだけで苦しみも違う。本人も自分が何者か解らず否定し続ける苦しみ。妻は最愛だ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.8

ゲームの世界ということもあり、CGを全面に使った現代らしい作品。子供心をくすぐられるようなシーンが多くあり、ワクワクして見られた。ストーリーが進むにつれて設定が理解できていくのが面白い。
ただ、アクシ
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

心が温まる好きな作品。伊坂幸太郎原作映画を役10年ぶりに見たが、複数の主人公がいて、それぞれの物語が少しずつ重なり合って、大きな見せ場もなく終わるというのはやはりこの人の作品の良さだと思う。これは私だ>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.6

ツッコミどころ多すぎてスコアこそ低いが、アクションの迫力や、CGのクオリティはさすがマーベルシリーズといった素晴らしさ。

未来のミライ(2018年製作の映画)

3.3

物語の設定は個人的にかなり共感できる内容が多々あったのに、観ていて退屈な内容だった。また、実際は意味があるのかもしれないが、その理由が読み取れない無駄に感じるシーンが多くあったのも気になった。
時をか
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.6

総合的に欠点がなく、素晴らしい映画。
これが実話を元にしたというのだから更に驚かされる。
アメリカの黒人差別問題という深刻な題材をテーマにした作品であるにもかかわらず、笑えて、泣けて、さらに笑えて、さ
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シェフ!~三ツ星レストランの舞台裏へようこそ~(2012年製作の映画)

3.5

最後まで退屈こそしなかったが、話がシンプルなだけに見終わった際に何も残らなかった。

ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

4.2

個人的にタランティーノ作品を観たのは2作目。
この人の作品は2作とも唯一無二の作風であり、見終わると本当に感心してしまう。
3時間近い上映時間で、それでいてほとんど同じ場所でストーリーが繰り広げられる
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.4

ある程度の金融知識が無いと専門的な言葉だらけで理解ができなかった。

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.6

個人的には好みの刺激的かつ偏向的な題材ではあったが、一度見ただけでは理解しきれない奥深さがありスコアはいまいち。
戦時中の制限だらけの厳しい環境の中で、人間が産まれながらに持つ心理描写対照的に映してい
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

4.4

昭和30年代の横浜を舞台にした、ある女子学生の物語。熱く、清く、甘酸っぱい当時の学生たちの姿を見て背筋を正された。
私は平成生まれだが、この映画での人や街並みの描写は新鮮かつ、古き良き日本の姿をみた気
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

もしもビートルズの名曲たちを知ってるのか自分だけしかいない世界になったら、、、という子供の妄想を映画にしたような作品。
予告で観た時から面白そうだと思っていたが、期待以上だった。
名曲は色あせないとい
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

池井戸作品好きの私としては、期待通りの良作。
野村萬斎の存在感たるや、他の大物俳優を食ってしまう凄みがあった。
現代の闇にスポットを当てた題材も興味深く、同じサラリーマンとして考えさせられるものがあっ
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.0

10年以上前に観たが、夏になるとふとした時に思い出す名作。