ここ数年の映画を観ていて、若者がトピックの中心にある映画は、もはや若い監督ではないと時代を反映しきれないんじゃないか、みたいなことを考えていたけど、それがより一層強まってしまった(ちなみにその考えが正>>続きを読む
「四六時中レコードを聴いていたい、それが嫌いな音楽でも」
それに尽きる。
自分の感覚で許容できるものや、好み以外のものを取り込むって大事ですね。
2022のエンタメ映画としては最高峰だと思います。
アキラとか細かくオマージュしてる作品もかなりあるんだろうなと。
デカい映画館で観た方がいい作品。
壊れていっているのは妻だけではなく、家庭の中そのものではないか、とも思ったり。アイアムサムの逆バージョンというか。
もともと妻だけがおかしくて、それによる悪影響が家庭に波及しているのか。それとも各人が>>続きを読む
とにかく鋭さが凄い。
時代的にも男性監督がほとんどで、撮る対象が女性となるとある程度決まった枠の中に収まりがちだが、この作品の主人公はちょっと違った。
湿度高めの行動をしてるはずなのに、陰湿さというよ>>続きを読む
若松孝二監督にリスペクトがあるからこういった作品をつくったのだとは思うが、ARATAが適役だったのか疑問であるし、当時の新宿にはグラフィティもない、「イケてる」って言葉はおそらく使われてない、曽我部恵>>続きを読む
マイノリティや移民、負けたことのある人など、劣勢に置かれている人間に対する目線がどの作品にも徹底されていて、とても信頼できる監督だと改めて思いました。
ジャマイカ国内ではなく、イギリスが舞台のレゲエって所がグッときました。
劇中の楽曲のダブで飛ばしてる部分に、街の音を被せてるのが面白い。
このレビューはネタバレを含みます
限られた空間で長回しすることによる緊張感が、派手さはないテーマでも面白さを作れると思ってしまう派なので、ロープやボイリングポイントのような場面にあまり動きのない映画の方がワンカット映画としては好みかな>>続きを読む
後半ややセリフ回しとかがうーん、て部分もありますが、ロンドンという街や音楽への愛情がかなりあって、いい映画だと思います。映像的にも音楽的にも、劇場で観たかった。
あと女性の生きづらさっていうテーマもあ>>続きを読む
ところどころ入ってくるギャグが往年の日本ぽいテイストで、それが映画全体の風通しの良さにも繋がっており、見やすい映画でした。
友達と旅行とか行くと、何かと面白いこと起こるよねっていう。
映画という虚構を生きるか、人間的な現実を生きるかという話題が映画内でもちょくちょく出てきたが、映画に生きることこそ現実を生きるということなのだ、と言わんばかりの気概を感じた。
それでいてストーリーとし>>続きを読む