もたさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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アニメーションが明らかに過剰。世界中の素晴らしいプレイはいつも努力によって成り立ってるのだろうけど、素晴らしいプレイには惹かれても、それに注がれた努力にはさほど興味がないのかもしれない。なんか美大生が>>続きを読む

ムービー・オージー(2009年製作の映画)

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お尻は死んでしまったけど、ティム・バートンがリメイクする『妖怪巨大女』(酷すぎるタイトル)が見れた。テレビを経由した映画とか、フォー・シーズンズと思ったらスタジオで真顔で踊る参加型番組(『ヘアスプレー>>続きを読む

偉大なるマッギンティ(1940年製作の映画)

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スタージェスながらコメディではないけど、演出がところどころコメディ的で気持ちがいい。展開とテーマは凡庸だけど、洒落たラストはやっぱりコーエン兄弟を思わせるな(『オー・ブラザー!』あたり)。

ギターはもう聞こえない(1991年製作の映画)

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出演作も見てないし、フィリップ・ガレルとニコが結婚していた時期があったとは知らなかった。「ファム・ファタール」という言葉を知ったのはニコの曲だけど、そんなイメージとはかけ離れた人物だったのだろうか。

ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

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やっと見た。この作品を4Kで仕切り直ししようというのは、ファンとしてもちょっと思いつかなかったので、A24に感謝。 そして、IMAXで見られるのはとても感慨深い。しかし土曜昼なのに自分も含め10人くら>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

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劇場行かなすぎるのを反省した。窓越しの会話、ほぼ『お早よう』じゃないか。掴みどころのない話だけど、ウェス・アンダーソンはどれだけ削いだ心理描写でエモーションを生み出すかというのをやってるんじゃないかと>>続きを読む

伝え続ける情熱と音楽(2014年製作の映画)

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生涯を通して若手の育成に尽力したクラーク・テリー晩年の姿を追ったドキュメンタリーだけど、彼の特徴である朗らかな演奏を想起せずにはいられないような人柄が、たとえ歳をとっていても垣間見える。同時に師弟とい>>続きを読む

レンフィールド(2023年製作の映画)

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『レゴバットマン』の監督。めちゃくちゃ面白い。ドラキュラのしもべとして生きることに嫌気がさしたレンフィールドがグループセラピーを通して抑圧から脱却しようとする。これだけで満点。ニコラス・ケイジがベラ・>>続きを読む

有名になる方法教えます(1954年製作の映画)

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『ボーン・イエスタデイ』の路線をまんま行く作品だけど、なんつったってジュディ・ホリデイの魅力。ネジの外れたような行動で一躍有名になる役をスクリューボールコメディのヒロインとしてのアプローチではなく、掴>>続きを読む

モンテ・カルロ(1930年製作の映画)

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『今晩は愛して頂戴ナ』が身分違いのメロドラマでイマイチだったから、流石にルビッチならよかろうと思ったけど、流石のルビッチでもつまらなすぎる。というかワイルダー的小賢しさ全開でうんざりする。ワイルダーの>>続きを読む

今晩は愛して頂戴ナ(1932年製作の映画)

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ウェス・アンダーソンが参考にしたというのもわかる。もろなパンもそうだけどPOV(正面のショット)や再生速度の変更など凝った演出が随所にある。そしてなんと言っても冒頭の、街の喧騒が音楽を紡いでいくという>>続きを読む

フレンジー(1972年製作の映画)

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これと遺作『ファミリー・プロット』はたっぷりと余裕があって素晴らしい。あっさりとしたラストも良い。

ギミー・デンジャー(2016年製作の映画)

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イギーとストゥージズあまり知らないのだけど、そのレベルだからか、ちょっとよくわからなかった。変なところにばかりフォーカスしてるような……ジャームッシュだからか。

ロイドの大勝利(1934年製作の映画)

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サミュエル・A・テイラーはヒッチコックとの仕事があるらしく、絶対『リッチ・アンド・ストレンジ』じゃんと思ったら違った。終盤なんだこれ。

奥様は顔が二つ(1941年製作の映画)

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キューカーには珍しく(?)スキー場のロケーション撮影での幕開け。とはいえやっぱりダイアローグが中心で、ガルボが双子のふりをして夫を誘惑する話で結構しょうもない。夫は普通にダメ夫。唐突に始まるミュージカ>>続きを読む

真珠の頚飾/真珠の首飾り(1936年製作の映画)

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製作のルビッチが演出してるだろってシーンが多々。ゲイリー・クーパーのお茶目さとディートリヒのいつもの悪女具合に安定した魅力を感じるけど、脚本がなぁ…とは思う。スクリューボール・コメディやってる間は面白>>続きを読む

都会育ちの西部者(1920年製作の映画)

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荷馬車を追うロイドの走り方がおもしろかった。16フレームを意識した動きなのかな。

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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『ノマドランド』じゃないか。とはいえダルデンヌ的なカンヌ的なやつの系譜という感じ。職を失った孤独な女性の物語って正攻法でいくとこうなりそうだし、あらためて『ノマドランド』は斬新な語り口だったなと思った>>続きを読む

ロイドのブロードウェイ(1919年製作の映画)

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少しずつロイドも見ていく。チャップリンやキートンは愚者を演じているのに対して、ロイドは結構真っ直ぐな活劇の笑い。だから他二人に比べてメタ的な面白さは生まれにくいけど、運動神経が良くてかっこいい(もちろ>>続きを読む

グッド・オールド・サマータイム(1949年製作の映画)

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大好きな『桃色の店』のミュージカルリメイクで、そんなもんおもしろい理由あるかいと思って見てなかった。もともとブダペストという素朴な街での設定がなぜかシカゴに置き換わってたり、音楽をねじ込むために本好き>>続きを読む

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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名前の呼びかけで終わるのは『トムボーイ』と同じだな。子ども目線のファンタジーでなんとなく是枝イズムを感じる。かなり落ち着いた子だと思ったら、料理のシーンで素の雰囲気が出ててよかった。

あくなき挑戦 ジョニー・トーが見た映画の世界(2013年製作の映画)

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現場での雰囲気は作品について語っている時とまた違うんだなと思った。パワハラじゃないか。10年前のドキュメンタリーとはいえ、香港映画の苦境を受けて中国市場に合流…知らなかった。

アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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ロメロの風刺ドラマ。『世にも〜』的解説いらない……。しかも全然そんな話じゃない……。でも介護職員とかが出てるというのは興味深かった。遊園地のメタファーがメタファーになってなかったり話が雑なような気がす>>続きを読む

Saltburn(2023年製作の映画)

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最近はそういう作品が本当に多いのだけど、これはゼロ年代を舞台にした神話なのかと思って見ていると、蓋を開けると意外にもせせこましいことをしていて肩透かしをくらう。バリー・コーガンに求めてしまうものがある>>続きを読む