Cisaraghiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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リザとキツネと恋する死者たち(2014年製作の映画)

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初ハンガリー映画。ハンガリーで日本趣味と昭和歌謡を取り込んで、30歳の独身女性を主人公にブラックな大島弓子風のお話を作りました、みたいな変な映画。ハンガリーについては知識もイメージも乏しかったが、この>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キャスティングが致命的に合わず挫折。但しルイガレル除く。

鴛鴦歌合戦(1939年製作の映画)

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『風と共に去りぬ』と同じ1939年に作られたオペレッタ時代劇。まださほど憂いのない呑気なご時世だったのか、おめでたさに溢れた能天気な映画である。戦前の日本はこんなにもアメリカ文化を屈託なく受容していた>>続きを読む

スキャンダル(2019年製作の映画)

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もう、何をか言わんや。誰もがこんな下劣な輩に対応を迫られないで済む世界に早くなって欲しい。それにはあとどのくらいの時間がかかるのだろう?こんな映画が作られる世の中になっただけでも、隔世の進歩だけれど…>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映画業界という特別な世界で仕事をする人の話だが、チャンシルさんに親分肌なプロデューサーっぽさが皆無なせいか、業界臭が全く鼻につくことなく楽しく視聴した。( 光浦靖子にちょっと雰囲気が似てない?) 一時>>続きを読む

人生は小説よりも奇なり(2014年製作の映画)

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40年近く連れ添ったNYのゲイカップルと、その家族の話。進んでると思っているアメリカNYでさえ、こんな目に遭うなんて…。ショパンを中心とした静かなクラシック音楽が美しい。“Love Is Strang>>続きを読む

グッバイ・シングル(2016年製作の映画)

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初めて見るキムヘスさんは、韓国のパオラ・コルテレージ(伊)だった!と言ってもわかる人にしかわからんだろうが、この非ウェットで強く翳りのないコメディエンヌとしての個性は、韓国の女優さんとしてはなかなか珍>>続きを読む

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

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キング牧師やマルコムXほど有名ではないヒーロー=ブラック・メシアと、彼を裏切ったユダという、タイトルそのままの実話に基づくシリアスで真面目な話。このようなヒーローの存在を埋もれさせないように映画にして>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

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全編を隙なく埋め尽くすラテンな歌と踊りと音楽の賑やかさ、舞台のような華やかさに、これまで観たミュージカル映画と言われるものの中で、最も本物のミュージカルを観た時の経験に近いのではないかと思えた。ラップ>>続きを読む

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

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初めて観るコロンビアの映画(と言っていいのかどうか)。 何だ、これは?何だかわからないけどすごくて、既存の言葉で語ってはいけない何かがあるような気がしたが、わからないのは、コロンビアという国がよくわか>>続きを読む

フェスティバル・エクスプレス(2003年製作の映画)

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1970年、トロントからカルガリーまで、3ヶ所でコンサートを開催しながらミュージシャンたちが列車で移動するツアーの様子と、後年の関係者のインタビューとを映像に収めたドキュメンタリー。映画の体をなしてい>>続きを読む

フェアウェル(2019年製作の映画)

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オークワフィナだったことに気づかないまま見終わってしまって不覚。中国系アメリカ人の安藤サクラか?などと思いながら観ていた。場所は長春というのが意外。長春も相当な大都市のようだ。長春~ニューヨークも、東>>続きを読む

キリクと魔女(1998年製作の映画)

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字幕版で観たかったけれどU-NEXTにはなかったので吹替え版で視聴。アフリカ×フランスの美術がとってもいい感じでコラボしてるお洒落なアニメ。お話も独特で先が読めず面白かった。アフリカの人たちの個々人の>>続きを読む

ラスト・ワルツ(1978年製作の映画)

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ン十年ぶりに視聴。『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』を観て遅れてきたリックダンコファンになった当方としては、当然ダンコ中心に観た。解散ライブだけれど祝祭的な雰囲気があるせいか、次々と現れる大物ゲ>>続きを読む

血観音(2017年製作の映画)

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不可解なうちに胸糞な話が終ってしまったが、台湾文化の濃厚なオリジナリティーと、旺盛な緑が作り出す空気というか酸素の濃さとに圧倒されて寄り切られた。子役と大人になった真真が全くの別人としか思えなかった。

8人の女たち(2002年製作の映画)

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何だか悉く外しているように感じるのだが、そういう映画なのだろう。最近以前より少しフランスに対して親しみを覚えるようになった気がしていたが、やっぱりフランス映画はワカランし、フランス人の女性には共感しに>>続きを読む

あなたに降る夢(1994年製作の映画)

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名作『キスオブザドラゴン』のブリジット・フォンダ出演作を遡るシリーズその②。
 ブリジット・フォンダがただただ可憐で可愛くて、こんなに可憐なアメリカ人の女優いたのか、と思うくらい可憐。特にTシャツとG
>>続きを読む

ジュリーと恋と靴工場(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白くなりそうなのにならなかった。フランスの靴工場のおばさんたちが踊るあたりではかなり期待したのだけれど…。『ジュリーと恋と靴工場』という邦題はある意味この映画にピッタリ。その心は?それぞれがずっとバ>>続きを読む

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

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かれこれ10年ほど前に原作を読んでかなり好印象だったので、どうしてもそれと比べてしまう。原作の記憶はかなり薄れているけれど、映画とどちらが好きかと言えば、やはり原作の方が好きだった。でも、木を伐る映像>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

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渋谷道玄坂円山町商店街。渋谷の比較的昔からある商店街で生まれ育った人たちって、どんな感じなんだろ、繁華街だけど、歴史の堆積の上にある下町と違って江戸の風情はなさそうだし、などと思いながら観る(※)。道>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

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ストーリー的には単純なスポ根ものなんだけど、さすがフランス、アムールと’50年代ファッションとでカラフルかつお洒落に仕上げてあるので全然汗臭くない。ビリーボブソーントン(『ラブアクチュアリー』の米大統>>続きを読む

シングルス(1992年製作の映画)

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名作『キスオブザドラゴン』のブリジット・フォンダ出演作を遡るシリーズその①。
 20年近く女優業から遠ざかっているブリジット・フォンダが急に見たくなって、キャメロン・クロウ監督作品のこちらをチョイス。
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

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本格ミステリーだと知らず、集中力を欠く状態で漫然と観始めてしまって後悔。失敗した…。

以下、何となく期待外れだった点。
・オリガ・キュリレンコが日本語翻訳者ではないかと途中までずっと期待していた。ヨ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

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完全にノア・ジュプ目当てに視聴。面白かった!音に反応して攻撃してくる怪物が存在したら…という一つのアイディアからどうふくらませるのか、という話に○○○○を持ってきたのすごい。無茶だ(笑)。けれども、ノ>>続きを読む

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)

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NHK・BSでやっていたので観始める。植民地時代のアフリカの白人を描いた映画という観点で視聴。アフリカ人が大勢出てくるが、一様に無口で大人しくて従順な「ほぼ背景としてのアフリカ人」であり、与えられてい>>続きを読む

ポケットいっぱいの涙(1993年製作の映画)

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MenaceⅡSociety. こんなに簡単に短絡的に人を殺せる「銃を所持する自由」のあるアメリカ。銃がなければ、彼等ももっと長く生きられるだろうに。彼等のこの行き場のなさを表現する手段としてラップが>>続きを読む

最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

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話に無理があるし、一作目に比べたら全然笑えないし、両親の失礼な異文化ディスにはただドン引き、取って付けたようなLGBT設定はどーなの、等々つけるケチには事欠かないが、登場人物、特にお父さんと四人の義理>>続きを読む

俺たちフィギュアスケーター(2007年製作の映画)

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オーウェン・ウィルソンのおかげで、ジョンヘダーの金髪聖子ちゃんカット(死語?) を見ただけで笑えるようになった。どこまでもバカバカしいウィル・フェレルらしいコメディ。スケートシーンどうやって撮るの?と>>続きを読む

最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

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コッテコテのステレオタイプな人種ネタを笑いにするコメディで、粗く言えば『飛んで埼玉』とか県民ショーの国際バージョンのようなものかな?と。ステレオタイプネタって、何故か盛り上がるのですよね、わかるけど。>>続きを読む

アフリカン・ウエディング(2013年製作の映画)

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アフリカーンス語が使われる映画を初めて観たかも。ズールー語も使われている南アフリカの映画。英語タイトルは、“Fanie Fourie's Lobola” 。日本語だと、「ファニー・フリー(主役の白人男>>続きを読む

武士の家計簿(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

辛気臭い音楽がイヤだ。脚本も退屈で面白味がない。もっとエンターテイメント性があってもよかったのでは。途中から加わる伊藤祐輝のいきなりな熱血芝居も浮いている。当然原作者である磯田道史先生の監修も入って時>>続きを読む

朝が来る(2020年製作の映画)

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よく見知っている俳優さんたちが演技しているのにドキュメンタリーを見ているような気持ちになり、ありふれた日本の風景を映し出しているのに、これが河瀬直美ワールドなのかと思わせる映像は映画らしい。何らかの河>>続きを読む

完璧な他人(2018年製作の映画)

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さすが映画上手い韓国だなと思うよく出来たリメイク。本家のいいところは残しつつ、国情に合わせて変えるべきところは変え、ドライなコメディテイストは抑えて、代わりに湿り気のある「情」が感じられるちゃんとした>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

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ビートルズがビートルズになる過程、奇跡的な歴史を作っていく過程を目の当たりにする感じ。こんな4人を生み出した当時のリヴァプールって一体どんな所だったんだー?とあらためて知りたくなる。なんだかんだ言って>>続きを読む

目元が似てる君へ(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『アフリカンドクター』のアイサ・マイガさんがとてもチャーミングだったのでこちらも。アイサさんは相変わらず素敵で夫のポール役の人(監督)もよかったが、いくらコメディでも、最後の病院でのドタバタ展開は非常>>続きを読む

アフリカン・ドクター(2016年製作の映画)

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時は1975年。ザイール(現コンゴ民主共和国)の垢抜けた都会人が、牛の数の方が圧倒的に多いフランス北部のうすら寒い片田舎に、村で唯一の医者かつ黒人一家として移り住むとどうなるか…という話。日本の閉鎖的>>続きを読む