予想してたより怖くてよかった。あの、荒れ果てた町に建物は個人的にツボすぎて、それだけでもうっとり。
「恐怖が見える」ってのも怖いものばかりの私には、リアリティがあって怖かった。
サイコな怖さもあり、>>続きを読む
何も考えないで観たほうが、楽しいタイプの映画と思う。
不快で不可解なイメージに身を任せたくなる。
もう絶対くさいってわかってるのに何度もかぎたくなっちゃうような…妙にハマってしまう不思議。
すぐ近くに>>続きを読む
題名に反して、「生」についての映画だと感じる、静かに力強い映画。
死は結局全員に訪れる共通のゴール。それでも生きることと同じく、同じ死は一つとしてない。
重々しくのしかかるような雰囲気だけれど、実はも>>続きを読む
大好きな映画の一つ。
子どもみたいに自由なイザとちょっとひねくれたマリーが出会い、友達になって、二人でたくさん笑って、たくさん遊んで…
そんな自由で無邪気な生活がマリーがある男に恋をしてしまったせい>>続きを読む
軽い気持ちで観たのが間違いだったど反省したくなるくらい怖くて気持ち悪かった。痛いのもあるけど、人間のドロドロした欲求を団子にしたような不快感が恐怖を盛り上げてくれて、なかなか異質な空気がたまらない。
全然期待せず観てたのに、どんどん怖くなって目が離せなくなってしまった。シンプルなのにしっかりできていて、得体のしれないものへの恐怖も、人間の恐ろしさも、気味悪さも上手に配分されてて面白かった!
海外の>>続きを読む
十戒を元にした、どこにでもいる普通の人々の生活に満ちる、哀愁、皮肉、孤独と愛憎の十編の物語。
中でも好きなのは、最初に観た「ある殺人に関する物語」と第一話「ある運命に関する物語」、第四話「ある父と娘に>>続きを読む
ただのグロでもパニック映画でも終わらせない、クローネンバーグの映画をみると感じる、人間の虚しさに悲しさ、弱さもひっくるめた愛おしさみたいなのが好き。
内容的にはありがちなんだけど、不思議とこのぶすっとした少年の視点から見ることができて怖くて不安になる映画。
ついこの前マンソンファミリーのドキュメンタリー観たからか、思いの外楽しめた。
小さい頃、お>>続きを読む
謎の女たちが題名の通り階段を登りつづける映画。
何一つわからんのだけど、分からなくてもいい気がするし、話としては完全に観てる方を盛大に放置してるけど、
雰囲気は謎の中毒性があるので、たまーに観たくなる>>続きを読む
ギリギリ保って来たローラの心と世界が、真実を直視したことで音を立てて崩れて行く様は痛すぎる。
どんなに叫んでも、誰にも届かなくて、必死で叫び続けるローラの絶叫に観ているこちらの心が共鳴して、自分の心も>>続きを読む
私個人的には、ハネケの捉える、映像を伴わないにもかからず、圧倒するような暴力の表現には、いつも感動する。
この映画は特にそう。
ただ、多分ヨーロッパの人や、ヨーロッパに詳しい人の方がもっと楽しめたと思>>続きを読む
国も状況も違え度、私の子供の頃の心象風景そのままで、初めて観たとき驚いたし、涙が止まらなかった。
静かで雪の音が聞こえてくる、寒い冬の夜。
家の中から漏れて来る光と明るい声。
寒くて悲しい体、先の見>>続きを読む
久しぶりにスラッシャー&モンスター系で文句無しで面白いと思えた。
不快・恐怖だけで終わらせないから、確かにグロいけど結構すかっとする、
血まみれ父さんの復讐劇。
ただただ、ドロドロのグログロじゃなくて、虚しさとか人の悲しさとか愛おしさを感じるから、クローネンバーグが好き。
オリジナルの方が好きなのはノスタルジー点かな…
より目に見えたグロさが好きならこっちかな。
雰囲気なら、断然オリジナルの方がオススメ。
この、むかむか来る不条理さ、気持ち悪さ!
ただ、変態シリーズは邦題どうにかならなかったんやろか…
悪魔という概念がどうしても掴めなくて。この存在一つで片付けられると腑に落ちなかったり…話も設定もありがちかな。
映画っていうエンターテイメントとしては、宣伝も含め良くで来てると思う。
友達とワイワイみたいホラー。
何回観てもわからない。わかったら負けだと信じてる。
リンチワールドに漂う、シュールで、笑えるのに、神経をピリピリ逆なでしてくる不安と恐怖感が大好き。
遠いようで、すぐそばにある不条理で妖しくて恐ろしい>>続きを読む
私の中ではホラー映画の王様。
これほど、不快で、不安で、恐怖を感じさせながら、しっかり楽しませてくれるホラー映画ってなかなかないと思う。
始めて観た時は、チェーンソーの音と、あの素敵なファミリーの笑い>>続きを読む