sawaddyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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苦い銭(2016年製作の映画)

3.6

ディレクターは決して空気ではないんだけど、自然にそこのコミュニティーの中に入っていて、被写体とのやりとりもあるのが面白い。
上映時間がちょっと長過ぎる気もする。

his(2020年製作の映画)

3.8

ストーリーがちょっと美しすぎる気もするけど、一本の映画としてみた時に、これもありなのかな。

天気の子(2019年製作の映画)

3.8

頭が疲れすぎていたので、ちょうどよかった。

はなればなれに(1964年製作の映画)

4.0

20年ぶりに観た。
深刻に描くこともできるのに、それを感じさせないのがすごい。

郊遊 ピクニック(2013年製作の映画)

3.5

静止画を組み合わせているのかというくらい、長回しの中の人が動かない。俳優も忍耐強い。

猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

2.9

ショートムービーなのに、説明的なシーン、セリフが多いように思った。
主演のモトーラさんは良かったと思う。

私たちの青春、台湾(2017年製作の映画)

3.7

出発点と着地点が違ってくるのは面白かった。
ただ、監督自身が時々出てきて、感情まで露わにするのはどうなんだろう…。もう少し観客を信じてもいいように思った。

mellow(2020年製作の映画)

4.0

お洒落な恋愛映画なのかなと思って期待していなかっただけに、じんわりきてしまった。
コメディのようでもあり、かなり笑えた場面もあれば、女性のほうの主人公の言葉にいちいち頷いてしまったり。また、大げさでは
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慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

4.6

大きな出来事が展開するわけではなく、ささやかな物語が進んでいくだけなんだけど、どうしてだか、一瞬たりとも目を離せなかった。登場人物が胸の内に秘めている思いを口に出さないからこそ、進むストーリーもあるの>>続きを読む

春の夢(2016年製作の映画)

4.3

ゴドーを待ちながら、を見ているような感じがした。40分くらいが経った頃、タイトルが出てくるのだけど、そこを一幕目と二幕目の境とすれば、余計にそんな風にも思えてくる。予告された結末に向かっていくのだけど>>続きを読む

あなたを、想う。(2015年製作の映画)

4.7

一度目に観た時もよかったけど、二度目はさらにぐっと入り込めた。

夢や幻、亡霊といった非現実的な存在の力を借りることにはなるのだけど、複雑に絡みあった糸がほどけていくようで、たびたびホロリとしてしまっ
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.3

複雑な心理を、行動としてどのように描くか、というのが監督や脚本家の腕の見せ所だと思うのだけど、一筋縄にはいかないストーリーが見事だと思う。
音楽も良かった。
マーカスという青年が最高。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.5

この監督の作品はドラマはいいんだけど、2時間という映画の枠ではあざとさが目立ってしまう。テレビと違って映画では、それほど分かりやすさを求めなくてもいいいいのではないか。物語の伏線はもっとさりげなくても>>続きを読む

1978年、冬。(2007年製作の映画)

3.9

素朴な雰囲気が良かった。明るい出来事はないのだけど、対位的に使われる音楽のおかげでなのか、そんなに悲壮感は感じられなかった。そういう演出なんだろうけど、そこが良かった。

こんな佳作があったとは。

ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.0

物語の筋とか関係なく、郷愁をなぶり続けられているような感覚があった。後半の夢遊感に浸れるかどうかで感想は変わりそうだけど。
気づいたらエンドロールだった。

凱里ブルースよりも先に観るべきだった。

足を探して(2020年製作の映画)

3.5

面白かったけど、好みではない。
死が題材としてありながら、こんなふうに軽やかに描けるのはある意味すごい。もちろんこういうエンターテイメント映画があってもいいとは思うけど。



台湾映画に理想を追い求
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恋唄1980(2020年製作の映画)

4.0

喪失を経験する度に、感情とは複雑化していくものなのかな、なんてことを考えてしまった。表層と深層とにある感情がどんどん乖離していくようで、歯痒かった。

ロウ・イエよりもジャ・ジャンクーを連想した。
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日子(2020年製作の映画)

3.9

メカスの日記映画のようなものなのかな、とまったり見ていたら、虚をつかれた。
終盤にかけては、ものすごく切ない気持ちになった。


1日経ったら、また見返したくなった。

オン・ザ・ロック(2020年製作の映画)

3.7

脚本もそんなに練られていない気がするのだけど、のんべんだらりと見る分には面白い。ダッドの生き方がかっこいい。

ひと夏のファンタジア(2014年製作の映画)

4.1

何の気なしに観てみたら、不意を打たれた。観ている最中にも何度か不意を打たれた。
ファンタジアというよりノスタルジアという気がするけれど、ささやかなストーリーがなんだか良かった。

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

長回しのカットとか、主人公の不死身感とか、どこか他人がプレイしているテレビゲームを見ているようだった。

悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.2

両親を亡くした女の子が主人公だけど、絶対に泣かないだけに、余計にその悲しみが増幅されているような気がした。
そして、預けられた家の家族がみんな良い人なのも、悲しみとの対位になっていた。
でも、それらは
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薄氷の殺人(2014年製作の映画)

4.1

いろんなものをきっちり描ききらない(説明し過ぎない)のがいい。映画の面白さはこういうところにあるんだな、と改めて思った。主人公の悲哀を帯びた演技がたまらない。グイルンメイもこの映画の役が一番良い。

おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.7

“出戻り文化人”という表現がちょっとツボだった。
趣里の表現力が素晴らしい。

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

4.2

3年くらい前のフィルメックスで見たけど、再見。


大きな事件が起こるわけでもないし、何気ないシーンのつながりで、ストーリーは紡がれていくのだけど、妙に胸がじんとしてしまう。ラストの高速道路のシーンは
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

4.0

ストーリー云々よりも、タイトルに“夜”という言葉が入っているように、闇の描き方や影の演出が印象的だった。
日本の多くの映画に足りないのはこの部分なんじゃないかと思う。闇は闇であって、そこに余計な情報は
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

あれだけの登場人物のキャラクターを描き分けられるのがすごい。
全編通して笑えるのに、ちゃんと泣けるところを押さえているのもよかった。なおかつ、最後にオチを付けるのも忘れていなかった。
細かい小ネタも多
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インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

久しぶりにトーホーの日に鑑賞。IMAXで観てみたくて選択。
面白かったけど、トイレに行きたくて仕方がなかった。

映画の感想ではないけど、周りの人がみんなポップコーンを食べていて、びっくりした。普段は
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はちどり(2018年製作の映画)

4.4

劇的な事件も起こるけれど、描かれている14歳の日常に心を揺さぶられる。
主人公の女の子の目の演技がすごい。