sawaddyさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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わたしたち(2016年製作の映画)

4.1

きっちりと描き切らないがゆえの余韻がある。

エンディングのピアノが優しい。

香川1区(2021年製作の映画)

3.8

小川氏には好感を持てるし、その魅力が出ている映画だと思う。
ただ、一方で、マイケルムーアのように監督が表に出すぎなのは気になる。もちろんディレクターの主義主張があるのはいいと思うのだけど、客観性に欠い
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ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.9

やっぱり渡辺あやさんの脚本が好き。
間の描き方が秀逸だと思う。
冒頭から泣けた。

同級生マイナス(2020年製作の映画)

4.0

自分たちぐらいの世代が描かれているか、人生の悲哀のような部分にばかり見てしまった。なんとなく予知されていた通りにストーリーが進むのだけど、群像劇としての描き方が巧みで、悲しくも楽しく鑑賞できた。

僕らの先にある道(2018年製作の映画)

4.0

思い描いていたものとはだいぶ違ったし、メロドラマの要素も強いのだけど、泣けた。
こうやって後悔を抱えながら生きていくのは人生そのものだし、自分の思い描くように生きられることなどない。切ない気分になった
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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.3

映画でも演劇でもホロコースト関連の作品はなぜか気になる。
この作品は、公開から30年近く経った今でも、色褪せない。

歴史は様々な角度から認識しなければならないと思うが、その一助になる。

北京の自転車(2000年製作の映画)

3.0

暴れたい奴らが、何かにかこつけて暴力を振るっているだけの気がして、なんとも胸糞悪かった。
自転車を盗まれた少年があまりにも救われない。

若者の孤独感が描かれていると思うのだけど、そこまで暴力を全面に
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泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

3.6

静止画のような映像が良かった。
うとうとしながら見るのが、この映画ではありかもしれない。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.0

被写体の魅力が大きいとは思うのだけど、音楽を知らなくても、熱量に圧倒された。映画館でなく、コンサートホールとかライブハウスみたいなところで上映してほしい。

映画:フィッシュマンズ(2021年製作の映画)

3.9

ライブシーンは思っていたよりも少なく、インタビューが中心で、果たして映画という形が最適かは分からなかった。けれど、よくぞまとめてくれたなとは思う。

男達の別れのシーンはやっぱり泣いてしまう。

これからの人生(2020年製作の映画)

3.7

作品の背景もストーリーも役者の演技も、あらゆるものが好みではあるのだけど、何かが足りない気がした。ちゃんと振り返ってみようと思うけど、ホロコーストについての描き方がちょっと雑なように思えた。

蛇イチゴ(2003年製作の映画)

4.0

西川作品の第一作目は、その後の作品と比べるとスケールダウンするし、登場人物の描かれ方も作り物感がする。ただ、作品の主題として、それさえも狙ってそうしているのかもしれない。そうだとしたら、第一作からすご>>続きを読む

うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.8

原作のファンでもあるのだけど、キャスティングが結構はまっていた。特に磯辺役の俳優は、群を抜いて良かった。
漫画の実写化には、キャスティングは非常に重要な要素だと思う。

アジアの天使(2021年製作の映画)

4.2

スマートフォンなどを使って会話を交わそうとしないところなどツッコミどころも多いのだけど、それぞれの登場人物のモノローグを成立させるには必要なことだったのかもしれない。それぞれの登場人物が抱える喪失が次>>続きを読む

2/デュオ(1997年製作の映画)

3.8

20年越しの鑑賞になった。

カメラの位置がいちいち気になる。いい意味で、だけど。
西島秀俊は、ずっと若いと思っていたけど、やっぱりもっと若い時代があったんだな。
渡辺真起子は変わらない。

海辺の彼女たち(2020年製作の映画)

3.8

“彼女たち”ではなく、“彼女”の話だったかな。英題と日本語のタイトルの違いについても気になった。監督のインタビューないか、調べてみよう。

空に住む(2020年製作の映画)

2.3

僕の知っている青山真治と同じ名前の監督さんの作品なのだろうか…。
人気俳優役の役者さんがあまりにも微妙過ぎたし、エンディング含めて音楽の使い方も陳腐に思えた。
残念でならない。

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.7

ポスターとかのビジュアルを見て期待値が高かっただけに、ちょっとだけ拍子抜けしてしまったところがあった。役者の力量あって成立していたけど、この役者じゃなかったら、つまらないものになっていたかも。

不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.6

見る、見られる、触れる、触れられる、
という関係性にある、他者というものを強く意識させられた。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.8

短く、シンプルな物語だからこそ、ぐっとくるものがあった。
ただただ悲しいだけではない。

ホムンクルス(2021年製作の映画)

2.7

前半の絵作りが、映画である必要があるのかと思ってしまうほど、テレビサイズ的に思えた。配信で見るのがちょうどいい。
魅力ある役者が揃っているのに、なんか残念。

なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

監督と小川議員との関係性を含めての作品なんだろうけど、その距離感の近さがだいぶ強調されているように見えた。もう少し一歩下がった位置から作られてもよかったのではないだろうか。
ともあれ、そっくりそのまま
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魚座どうし(2020年製作の映画)

3.9

短い物語だけど、小学生だって大人に気をつかうし、その息苦しさが見事に描かれていた。

あみこ(2017年製作の映画)

3.8

一見理解不能な衝動的な行動も、女子高生を主役にすることで、物語に仕立てられるのかもしれない。おとぎ話みたいもそうだったけど。
主人公の女の子をものすごく魅力的に描けているのは、監督の力量でもあると思う
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空に聞く(2018年製作の映画)

4.7

ベースにあるのはもちろん東日本大震災なのだけど、災害FMのパーソナリティの阿部さんを通して聞く陸前高田の人々の話は、その土地の民話を耳にしているようでもあった。タイトルは「空に聞く」だけど、むしろ大地>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

4.0

あの頃と振り返る時代があることがいかに素晴らしいか。楽しい映画だった。

二重のまち/交代地のうたを編む(2019年製作の映画)

3.5

水戸芸で観たマルチチャンネルの展示の方がずっと良かった。
映画館のシングルスクリーンでのモノローグは少しだるく感じた。

とはいえ、もう一回観たい。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.6

何がなんだかわからないうちに戦いが始まって、まるで観ている側もシンジくんの気分だわ。

花様年華(2000年製作の映画)

4.1

事細かに描かずに物語を描くのも、映画ならではなんだよな、と思わせてくれる。
個人的にはディテールが丁寧なのが好きだけど。

この映画に限ったことではないけど、ウォン・カーワイの映画なのか、クリストファ
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茄子 アンダルシアの夏(2003年製作の映画)

4.4

時々観たくなる。
茄子のアサディージョ漬けが食べてみたい。