YLxxさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

3.9

無駄な事なんてない、どんだけ遠回りしても友達仲間と過ごす時間は大切な思い出となる。エリートになって金持ちになり名声を得たいそう考える大人達へのメッセージも詰まってる。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.4

ゾディアックを追い自分たちの生活を犠牲にする男達、そこまで彼らを虜にする殺人鬼とは一体どんな人間なのか。そこには捜査に対する願望と執念が混ざり合う。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.7

どこか掴み所がないが、たまに入る岩井俊二節ギャグのおかげか3時間あっさり観れた。他人に流され生きることも極めればそれは他人に流されていない事になるのかも知れない。

25時(2002年製作の映画)

3.9

最後に信じられるのは幼い頃からの親友と家族、幸せとはどのように手にしどのように手から離れていくのか。スパイクリーらしい音楽とギャングの世界にエドワードノートンの優しくて哀しい表情がマッチする。こう言う>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

4.1

世界観が素晴らしい、国籍性別関係なく街から脱却するべく羽ばたこうとするイェンタウン。アゲハにとってのルーツはイェンタウンしかなくイェンタウンの生き方しか知らない。ただそれに誇りを持って生きることの重要>>続きを読む

パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

3.6

音の静と動。表現の自由いや生きる事への自由それさえも奪おうとする国、彼女達は自分達を表現することで闘う。姉が銃撃されるシーンまでの流れが素晴らしい詰まってる

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.9

愛着障害。母親の狂気は色んな形で作品になっているが、この作品では娘が母親にどっぷり浸かり母親を必要としてしまっている。階段のシーンの表情からのラストは一生を共に生きる2人だけの愛情表現。

バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.2

久しぶりに見るとこれが2時間で収めてあるのが凄すぎる。テンポが良過ぎる、良過ぎて逆にもっと丁寧にしてくれと感じた。
細かい事は抜きにしてストーリーの構成キャラクター音楽全て素晴らしい、名作

少年の君(2019年製作の映画)

4.4

圧倒的な競争管理社会の中でも違う表裏の世界で生きる二人、ヤンキーと貧乏エリートまさに青春。大人に、社会に、そしてクリア板に阻まれる。大人になるとはなんなのか?子供の持つ愚かな凶暴性と愚かな向こう見ずな>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

どーしても環境音と音声のバランスの悪さが気になってしまった。
ツッコミどころもあるがストーリーの構成は面白いしサクッと観れる、しかしキャラクターがベタで掘り下げも薄くこの設定において最悪の自虐ではない
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.6

今を楽しんで生きているか。限界まで試すシーンの周りの冷たい目は笑って見ることはできない。
飲酒による心/日常からの解放。酒を飲む人であればだれもが体験したことがあるシラフとは違う高揚感と自信。酒に酔っ
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.5

地球が破滅向かう時家族と離れる恐怖や死の恐怖に駆られた人類がどの様に行動するのか。テーマが一つに振り切れてない部分もあるが、見ていて飽きない展開で良い。もっとキャラクターが立って台詞が面白ければ話もも>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.0

衝撃設定でジェームズワン流石と言った感じ。海外のFBIドラマのような警察のギャグやセリフ回し、部屋を広角に撮りわからせる構図そして上からまるでミニチュアを撮っている様なカメラ。圧倒的なB級ホラーとの差>>続きを読む

ジェントルメン(2019年製作の映画)

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メモするの忘れててラストがどんなだったのか忘れました

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.0

学生時代の目を瞑って投票するとは何なのか。
自分自身が何故そう考え発言するに至ったのかを身を持って理解することが大切だということ、周囲の意見や空気から作り出される言葉や思想は本当の自分では無い。この空
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版(1984年製作の映画)

5.0

レオーネが撮りデニーロが演じモリコーネの曲だからこそ、この美しく哀しみに溢れた重厚感のある作品に仕上がった。
マックスとヌードルスの友情に留まらない愛の物語。

スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

4.2

「戦争は平和である」と有名な言葉があるように、所謂産業/見せ物として永久続く戦争。不老不死の子供の身体を与えられ永遠に生きるキルドレ、正しく押井守作品らしい人形劇。殺し合うことでしか終わらない現実に光>>続きを読む

グラディエーター(2000年製作の映画)

4.5

コロッセオは勿論人・建物・装飾全てが圧倒的なスケールで描かれ映像に圧倒される。ローマのコロッセオでの最初の闘いは映画史に残るものでしょう。勇敢で恐れ知らずの復讐に燃えるマクシムスよりも、臆病でシスコン>>続きを読む

アルジャーノンに花束を/まごころを君に(1968年製作の映画)

2.7

雑でダサすぎる編集とクリフ・ロバートソン以外の演技の酷さ、原作を読んでいることもあるが物語が断片的でチャーリーの愛が伝わってこなかった。天才になる過程と退行する過程、そして女性/家族に対する葛藤が原作>>続きを読む

十戒(1956年製作の映画)

3.4

モーゼの勉強
1950年代にこの映像をどう作ったのかが気になる。思ったよりストーリーが面白いので220分意外と見れた
いつの時代でも欲とは人を堕落させ規律は社会を構築する

下妻物語(2004年製作の映画)

3.9

深田恭子・篠原涼子・小池栄子ありがとうございます。見た目なんて関係、自分の信じる道を歩み続ける。とんがった2人のやり時が可愛く、面白く、愛おしい、宮迫の演技さすがコメディアンって感じで好き。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

圧倒的な映像、印象的な音楽、バチバチのアクション、サスペンス要素の強い物語、どれを取っても一級品。復讐に生きるとは、一族として生きるとは、ヒーローとして生きるとは。過去が重石となり苦しめ逃がさない、そ>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.5

貧困からのカンニング商売成り上がりストーリー。題材が面白く見せ方も緊張感抜群でサスペンスものとしてグッド。さらにはただのサスペンス/成り上がりものに終わらない教育と友情の話へ持っていくラストもグッド。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.8

ウインド・リバーというネイティブアメリカンの保留地の現実を元にした作品。地獄と呼ばれる何も娯楽がない雪山地帯で人の冷気が生を奪い凍てつくす。本当に強い者だけが生き残る。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

OPから怒涛の展開で画面から目が離せない、脚本が素晴らしすぎる。1作目の前作に比べると人間の怒りや哀しみ等のテーマに焦点を当てるのではなく、ドキュメンタリーの様なカメラワークから臨場感のある極上のクラ>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.8

「ザPIXAR from Disneyムービー」と言ったところか。究極のモンスターペアレンツ?映画であり、ピクサーの新たな映像表現への挑戦でもある。脚本では13歳思春期の心からの解放に止まらず、女性像>>続きを読む

僕を育ててくれたテンダー・バー(2021年製作の映画)

3.9

家族愛、子供から大人への成長、漢が目指すもの、チープな会話など物語の要素としては、かなり好きなジャンル。成人し同級生とバーでワチャワチャ話すシーンなんて最高、なのに何か物足りなく感じる。恋愛や進学等人>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

鈴木亮平演じる上林の暴力シーンの音楽とセリフの緊張感が半端じゃない、しかしその反動でビジネス組員とポンコツ警察官のお笑いがかなり良く、チープな部分とディープな部分の緩急がかなり上手い。暴力とお笑いの融>>続きを読む

ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い(2015年製作の映画)

3.5

平成生まれの平和に暮らしてきた日本人の若者としてデモが持つ力というものを理解していなかった。これで理解したというのも浅すぎるけど少しは国民が立ち上がり闘争する意味を知れた。ウクライナの戦争は今に始まっ>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.0

視覚と精神を統制される恐怖、効果音・BGMが緊張感煽りすぎてる。初めホラー苦手なのでマジ怖い怖いと観てたのですが、途中から光学迷彩×サイコパスと言う何とも惹かれる厨二的展開に。ツッコミ所はホラーなので>>続きを読む

花様年華(2000年製作の映画)

3.5

罪悪感を抱きながらもゆっくりと確実に愛に惹かれ合う二人、アダルトな青春故本当の一線は超えないそこの美しさ。印象的なメインテーマと一人の表情にフォーカスした画作りに引き込まれる、しかし文化的にも建物の構>>続きを読む

魂のゆくえ(2017年製作の映画)

3.7

イーサンホーク×ポールシュレイダー 洗練されスッキリとした画面から流れ出る人間の強烈な罪への意識。地球環境と身体の破壊と保存/創造、それらを考え維持する意味。他人と関わる事は幸福を産むだろう、しかし代>>続きを読む

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.7

映画音響を詳しく知る為見始めたのに最後「楽しく仕事をする」が一番大切だと突き付けられた。素晴らしい仕事をすればいつか必ず評価されそれが生きがいになる。昨今サブスクの普及からテレビで映画を観ることが主流>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.1

合唱部の発表会、無音のシーンでズタボロに泣きました。聾唖者の家族に囲まれて育った、夢を抱く健常者の女の子。他人を理解し自分を知り、多くの周りのサポートがあり初めて夢を追うことが出来る。父親役のトロイ・>>続きを読む