Surfinさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

Surfin

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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.8

ストレートな良ヒューマンドラマ。
差別用語が飛び交うが、劇中イーストウッドやその友人が放つ差別用語は最初こそヒヤヒヤして気持ちの良くないものだが、終盤になるにつれ下品な愛のあるユーモアくらいに聞こえて
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女っ気なし(2011年製作の映画)

3.7

母と娘とそこに少し加わるハゲたおじさんの、それぞれのヴァカンスがある。

遭難者(2009年製作の映画)

-

2人が出会ったことに意味はある。
しかし気持ちは空回りし、行き違う。

友だちの恋人(1987年製作の映画)

3.6

ずっと休暇の昼下がりの午後みたいな空気。そこ嫌いにならないんだ、そこ好きになるんだ、の繰り返し。その感情のルーズさというか振り幅ね。でもどこかフラットさを感じさせる。緑とか青とか赤とか黄色と暖かい日差>>続きを読む

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.7

全体的に見るとボヤけてるんだけど、何してるか分からなくなるんだけど、要所要所で見るとめちゃくちゃ面白い。ほとんど細かいカットしかないのも。リズムゲー。映画、愛、愛と映画について、ほぼほぼ自伝的なドキュ>>続きを読む

ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.7

これはサスペンス。
BGMと繰り返されるズームインがチープにも感じられるがそれが段々スリルにも思えてくる。そしてやっぱりトンネルには夢があるし、エリート金持ち男はサイコパスでなければならない。

ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

3.7

映像として、視覚的には楽しめる。オチがあるのかと思ったらないし、エンタメとして観た方がいい。オマージュが多いみたいだけど自分はピンとこず。

静かなる男(1952年製作の映画)

4.0

理解し難く浮世離れした部分もあるが、コメディとしては傑作と言っていい。

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.7

恐らく既に(彼女にとっては)2人の関係が破綻しかけてきた時であろう、タバコを吸うシーンを最初に持ってきたのがいい。それは彼女にとって運命の分かれ道になる時、キーとなるシーンだから。
チープに感じるとこ
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.4

自由でいて、不自由。90sアメリカのスケボー少年たちの世界と生活。

ランボー/怒りの脱出(1985年製作の映画)

3.7

全ての演出は彼のためにある。まさにアクションもので、気持ちいいくらいのタフガイっぷりだが、とにかく打つ、刺す、死ぬ。

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.1

世界観や雰囲気で飲み込んでくる系かと思ったら違った。すれ違い行き詰まる母娘、不幸の連鎖。被害者が被害者を生む。まあ彼女の整った顔とめちゃくちゃ綺麗なブロンドヘアと小さな体の存在感と眩しさ、賢さ、センス>>続きを読む

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

3.5

ざらついたモノクロ、彼女の目、濡れた頬、十字架、BGMBGM!!!!

怒りの日(1943年製作の映画)

3.8

ずっと湿っぽく、嵐の前夜のような雰囲気が流れていた。人間の後ろ暗い感情にフォーカスし、その中で垣間見えるどうしようもなく愚かで脆い人間臭さ。それが神を語るなど、人間を暴力で裁くなど、しています。魔女狩>>続きを読む

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

4.2

途中で寝ちゃって、起きた時にはもう誰?あなた何をしていらっしゃるの?状態だったわけだが、途中でこれ寝ても寝てなくてもついていけなくない?皆さんは大丈夫なんですか?状態になった。ただ2人のキャッキャゆる>>続きを読む

C.R.A.Z.Y.(2005年製作の映画)

3.8

テンポ良くポンポン進んで行ったのが、the60〜80年代の雰囲気やその登場人物の個性を反映しているようでいい。
この年代に生まれたマイノリティーの現実と、この年代の音楽、この年代の父親、この年代の若者
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

4.2

最初から最後まで横顔、人対人、アップめという構図が印章的。
2人の間の歪んだ関係、歪んだ愛、歪んだ価値観が浮き彫りになっていくにつれやるせない気持ちが充満する。

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.8

「悪魔、あるいは神と悪魔が混ざったような存在だ」(ピエル・パオロ・パゾリーニ)

彼はまさに、他者に多大な影響を与え、どうしようもなく魅力し、破壊する、そんな存在だった。彼が去った後、家族4人の関係が
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リズと青い鳥(2018年製作の映画)

4.9

個人的には最終的な2人の感情の着地点が曖昧なままな気がしたから、続きが見たい。まだ全然広がると思う。
顔、特に目の表現が圧巻です。

湖のランスロ(1974年製作の映画)

3.4

ソリッドな映像美と何をしているのか何をしたいのかよく分からない男たち。
3日前くらいに観たけど断片的な記憶しか残ってない。

旋風の中に馬を進めろ(1965年製作の映画)

3.5

全体的に悲壮感が漂っていてピリついた空気が流れている。着々と静かに物語は進んでいく。そして奪い、奪われていく。銃撃戦は派手なのに、淡々と行われているため、これもまた静かに思える。
ウェスみたいな主人公
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⼤⼈は判ってくれない 4Kデジタルリマスター版(1959年製作の映画)

4.0

誰もが悪くなくて、誰もが悪いみたい。
「家庭」での謎も解けてすっきり。
不幸でやるせない少年時代。

あこがれ(1958年製作の映画)

-

「子供」そして「少年」を大袈裟に分かりやすく見れる。少年たちと愛し合うカップルが同じ空間に存在しているのにそれぞれ独立した違う世界のように見える。
というか、後から知ったんだけどこれ私のように美しい娘
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.8

もっと王道で単調なありふれたアクション映画を想像していたけど、個人的には全然そんなことなかった。アクションシーンなんかは実際に手に汗を握ってしまったし、トム・クルーズが無敵で頭がキレて情に厚いというよ>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.8

真っ赤な屋敷。そこに三姉妹と家政婦の女4人。3人は姉妹の1人の看病をしている。溢れる非日常感。たが夫や他の男性との恐らくそれまでの日常であった回想シーンにもどこか現実離れした夢の中のような空間を感じさ>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.8

小さな漁村でそれぞれに起こる不穏な出来事。それでも不思議と日常を感じさせる。その中で夫婦の会話が異質に浮き彫りになってくる。どちらも同じ時間、同じ場所で起こっているはずの出来事なのに決して交わらない、>>続きを読む