静傷和琴さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

静傷和琴

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シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

4.3

白黒の世界に現れた少女の赤い服が忘れられない。
アウシュビッツの悲劇と奇跡。

めぐみへの誓い(2020年製作の映画)

-

北朝鮮拉致の問題を考えさせる作品。
他人事じゃない。胸に留めなければ。

ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画。
ロベルトベニーニいいな。ジョルジュ・カンタリニもすごく可愛い。
すごく泣いたし、演出もすごく良かった。
 ーこんにちは、お姫様ー

竜馬暗殺(1974年製作の映画)

3.9

モノクロの味がしっかり出ている。
原田芳雄、松田優作、石橋蓮司の演技が光る。映画としても面白く、特に原田芳雄の竜馬は良かった。

アマールカ おやすみ上映会(1973年製作の映画)

3.8

シアターセブンで初めて見た映画。
可愛いアマールカと鮮やかな色彩が素敵。
チェコアニメーションはやはり美しいと思う。

天城越え(1983年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

田中裕子の色気に感服。
原作が松本清張なだけに物語も面白く、何よりも田中裕子の演技が素晴らしかった。
雨の中、傘を振り外すシーンは圧巻。

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

オードリーヘップバーン とグレゴリーペックが最高。おしゃれでロマンティックな名作映画。
  ーあなたは替え玉ねー

異端の鳥(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

衝撃作品。
長くて、グロくて、暗くて、しんどい時もあったけど最後は救われる。
この映画を撮ったことがすごいなと思う作品。考えさせられる映画。

百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

4.7

蒼井優さんの映画で1番好き。
緩くてきゅっと刺さるシンプルな自分探しの旅。映画全体が透明感に溢れてる

八甲田山(1977年製作の映画)

4.0

本物の吹雪に驚愕。
実際の事件をもとにした今作は、極限までリアルを追求した問題作。この映像を撮る為に尽力したキャスト、スタッフに拍手を贈りたい。シネ・ヌーヴォで初めて観た思い出の映画。

気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

4.0

ぶっ飛んだ芸術作品。
出てくるファッションや絵画にはゴダールらしさが存分に溢れている。アンナ・カリーナとジャン=ポール・ベルモンドのコンビは最高。皮肉たっぷりな2人の末路はまさに気狂いピエロ。

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

4.0

初、フランソワ・トリュフォー監督作品。
子供の世界を大人は理解してくれない。
嘘をつくシーンや泥棒するシーンが何故か憎めない。少年の眼差しは美しく乱暴である。タイトルも良い。

三月のライオン デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あ、好きな映画だな。と思った。
キャストは誰も知らないけれど、些細な描写が心に残る。繊細でノスタルジックな映像に近親相姦という衝撃なテーマが柔らかく絡みつく。
 ーあたし、アイス。あなたの恋人ですー

パプリカ(2006年製作の映画)

3.5

ド派手な幻想ワールド。
鬼才、今敏監督らしさ全開の色彩と演出は圧巻。夢、現実、パプリカ。壊れた歯車のように次々と観客を惑わせる。

にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

3.3

左幸子の名演技が光る作品。
今村昌平監督が描く女と、女の武器を駆使した生き方は残酷な程に当時の社会的背景を投影している。

クラバート(1977年製作の映画)

3.7

ドイツの児童文学作家、プロイスラーの傑作をアニメーション映画化。
独特な色彩と動きは面白い。芸術的な色味は強いけれど、作品の世界観はしっかりと反映されている。
さすが幻想の魔術師、カレル・ゼマン

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.8

今、この作品に出会えて良かった。
地方から都会に出てきたみきの気持ちと、華子の恋愛観はただただ共感。
女の子は特に階級がはっきりしていて、男が絡むとそれは余計大きくなって、でもその社会で生きる女の子は
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赤線地帯(1956年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

溝口健二監督作品。
京マチ子をはじめ、見事なキャストと物語に引き込まれる。特に小暮実千代は好きだと思った。赤線を舞台にしながらヌードや性的な場面はなく、女たちの執念や情緒が見事に描かれている。

戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.9

大島渚監督の作品の中で1番好き。
最高のキスシーンと坂元龍一の名曲、デヴィッドボウイの美しさ。
社会的でありながら芸術食も強いこの作品はただただ心に残った。
Merry Christmas Mr.La
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二十四の瞳(1954年製作の映画)

5.0

邦画で1番好きな作品。
「あんなにかわいい瞳を私、どうしても濁しちゃいけないと思ったわ」
大石先生と岬の子供たちの美しい時間が、戦争によって壊されていく。それでも残ったものは尚美しい。この作品を世に出
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きな映画。
子供たちが本当に可愛いくて、曲も最高。
先生と生徒が2人の為に戦うシーンは、子供たちにも大事な世界があることを教えてくれる。児童文学作品としても価値が高いと思う。

恋人はアンバー(2020年製作の映画)

3.0

アンバーが可愛い。
色鮮やかな学生生活と性的なことをしたい=恋愛という考え方がわかりやすい時期における葛藤。大切なのは、友情や恋愛で定義しない相手を思う気持ち。

紹介、またはシャルロットとステーキ(1961年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

なびかない女が愛しい男。
2人が食べるステーキのサイズは気持ちの大きさを表しているよう。
コートのままキッチンに立つ女の生活感が良い。

ベレニス(1954年製作の映画)

3.0

エドガー・アラン・ポーの作品を映画化。
モノローグで進む物語と時折り浮かび上がる闇が、作品世界を形作っている。
最後はゾクリとした快感。

パリのナジャ(1964年製作の映画)

3.5

パリに行きたくなる映画。
お洒落に敏感で、好奇心旺盛で、他人に無関心な大人のふりをしているけどまだ子供。そんな「学生」という時間が、留学先のパリで紡がれている。
    ーこの経験は貴重だー

かぐや姫の物語(2013年製作の映画)

5.0

アニメーションが、文学になった。
線を活かした表現技法の美しさと、物語の美しさに心惹かれ、これほど芸術的なアニメーション作品に出会ったことはない、と思う。
高畑勲監督に、敬意を込めて、私はこの作品を「
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