一見理屈が通ってないからこそ思春期で、故に分からないけどわかった。
挿入歌の風をあつめては最高。
ラテンのミュージカル映画は初観賞だったけどラップがめちゃかっこよかった。
太宰が本当に好きなんだなと思った。
理想と現実の対立構造のメタファーとして、現実の恋愛と演劇を持ち込んでいる計算されたプロットでメタ的にとても楽しめた。
松岡茉優の魅力半端ない()
理性を取り戻さなければいけない時間が近づくと急に人間関係を取り持とうとするのは笑った。
本能のままの自分と理性を持って秩序の一端を担う自分のどっちが本当の自分なのか、みたいな感じかなあ。
よくあるリープものなんだけど、社会的背景とシニカルな描写でとても印象に残る映画だった。
あまりに理不尽な扱いを受ける立場に対し、「もうどうしようもないじゃん」と観客に思わせるまでを30分という短編で>>続きを読む
ワンシチュエーション系の中ではかなり引き込まれた。
合理性からなるゲーム的側面を無視し、善意で構成される公正な面しか見ようとしないものが為政者になる場合ほど、公正な社会は達成されない。この為政者への>>続きを読む
champagne supernovaは中毒性しかない。昔から変わらず一番好きな曲。
公営住宅から生まれたことが重要だし、それはもうないだろう、というのが刺さる。
捻れてたなぁ。
互いが互いへ向ける気持ちが捻れれば捻れるほど、どの時点でも同じ方向を向けないみたいな感じやった。。
このレビューはネタバレを含みます
久々のアニメ映画。
1つのことにかける人たちの情熱にあてられ、感動した。シーンの繰り方や劇中歌の挿入の仕方が効果的で、ワクワク震えたりじーんときたり、とても良い映画だった。
ただ、映画の編集を人生>>続きを読む
「主観と他人の目」、「王と奴隷」
といったテーマを喜劇を用いて描いている。
面白さも正しさも主観的なものであるのに、それがそのようであることを大衆に属するほど気づけない。
それは、自分の面白さが他者>>続きを読む
あらすじの「ひとを愛することの『素晴らしさと歯痒さ』を描ききった」という言葉が本当にしっくりきた。
素直に「愛することは素晴らしい」と思えるシーンは1つもなかった。常に喉に何かが引っかかって、それを>>続きを読む
人とのつながりを紡いでいくのがとても上手いなと思った。人とつながる上でなにを大切にするべきなのか、どういう出会いがいい出会いなのか、色々と染みた。。
VRやさらに発展したフルダイブシステムが普及した社会において、物理空間上で重要なものは何になるんだろう?
なんだかんだで美味しいご飯やお酒を飲むことかも。
この手の映画は、自分にとって考えてもみなかった事象や概念が存在しないと味気なく感じてしまう。
たしかにデウスエクスマキナ的ではあったが…
視覚効果賞としては納得の映画。
昔、自分が見えていない範囲の世界はロードされていなくて、そこには何もないのかもしれない。と思ったことがある。
でもそれとは逆に、見えてない世界は無限に想像が届く範囲だから、想像した世界が広がっている>>続きを読む
街は移り変わる。
映画や漫画など、創作物は変わらない。
人との関係性は移り変わるが、その人の記憶の中にはずっとあって、人に話すことで変わらない物語となる。
本筋に多くの余韻を持たせることで、下北>>続きを読む
「他者に何かをしてあげてる自分が好き」から抜け出したいなー。
観ててわかって、でも、だから辛くなった。
映画は自分が歩んでこなかった人生を覗き込めるから至高だと思う。
この映画は特にその点が強かった。covid-19で移動の障壁が大きくなった今だからこそ、土地に根付かず生きるノマドの生き方がより染みた>>続きを読む
東京と地方都市(富山) という富に関する対立構造の中、共通項として「家柄を守ることと自己実現」について描く。
門脇麦と水原希子2人の所作の違いがとても綺麗で、そのおかげで対立構造が際立ってた。
知>>続きを読む
今身近にある当たり前が当たり前じゃなかったとき、自分はどう生きれるだろうか。
見終わってから考え込んで、見当もつかなかった。
チベット仏教と近代化との間に現れる悩みを、ある家族の生活の中で描いた映画。
セックスという動物間の共通項を描くからこそ、それがある社会的状況がリアルに見えた。
生活を切り取るってこういうことかー。
Filmarksオンライン試写会にて鑑賞
ある少女の一夏の思い出の話。
多様な価値観を持つ人々との出会いに対して、少し戸惑いながらも拒絶することなく受け入れていく主人公を見て、とても好きだなと思っ>>続きを読む
カルト宗教をテーマとし、物事をある程度知った僕らに、まだ多くを知らない中学生の視点を通して「信じる」ということを考えさせる映画。
「信じるもの」の内側に対しては不都合のものに目を瞑り、一方で外側を狂>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
三島由紀夫と東大全共闘の共通の敵は「あやふやで猥褻な日本」。
ただし、三島はそれと相対する概念として天皇という概念的日本文化の象徴を掲げることで反米愛国主義的に当時の日本を批判し、全共闘はそうした歴>>続きを読む
間違った「行い」を許すべきではない。
だけど誰だって間違える可能性はある。
では、一度間違った「人」を社会はどう受容するべきなのか?
社会と調和し、気兼ねなく見上げることのできる空はすばらしい。>>続きを読む