このレビューはネタバレを含みます
台湾カステラ。よく出来ているが、何がしたいのかよく分からない。まだ。
地上の家族、半地下の家族、地下の家族。線の引き方によってどちらにもなり得るが、最終的には匂いによって線が引かれる。生理的拒絶が経>>続きを読む
夜、雨を弾きながら疾走する黒馬のイメージはよく分かる。月の光は明るすぎた。もっと淡い。無駄な情緒を削ぎ落とした演出が良い。
松岡茉優
「松岡茉優(という素材)を使ってこれがやりたかったんだろうな」と>>続きを読む
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期待はずれ。全て想定の範囲内であり、驚きも慄きも何もなかった。凡庸の一言に尽きる。
監督は本作で普通の人間がだんだんと「ジョーカー」に変貌していく姿を描いている。それによって、「悪のカリスマ」という>>続きを読む
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ゼインは一度も泣かなかった。大人が泣くのは卑怯である。「存在のない子供」ではなく「存在のない子供たち」と「存在のない大人たち」。日本にもいる。13歳で結婚。14歳で出産。恋はまだ知らないという広告を思>>続きを読む
ゾックゾク。近代以前(近代以外)の世界を実写した貴重な映画。
映画そのものが近代の産物なので、全ての映画は近代に限界づけられている。だが、アマゾンの原住民を追った本作はその限界の向こう側を垣間見せて>>続きを読む
出落ち。爆笑する隣でえづいていた友達の顔が忘れられない。
オールスターズ!ソーの無双が熱い。ただ、どうしてもサノスのラスボス感のなさが気になってしまう。
ビブラニウム。ブラックパンサー党(黒豹党)の名を冠した映画が大ヒットした事実に胸が熱くなる。だが、「ウガンダ・フォーエバー」は良いのか…アフリカ語がないからやむを得ないのも分かるんだけどさ!
オープニングのロキが可愛い。辺境の惑星サカールの世界観は惜しい、何がやりたかったかは伝わった。なぜ髪を切った…
オープニングのイケイケ感とラストのやきもき感が良い。
正義の森に迷い込む。何が正しいかは分からないが、何もしないわけにはいかない。
国家予算が…税金が…戦艦大和と戦艦武蔵を想起せざるをえない。
実験前と実験後のスティーブは同じ役者なのだろうか…そんなわけはないんだが。
「主は与え、主は奪う」(ヨブ記)
死と再生と死と再生の物語。緊迫感が途切れることなく持続し、息つく暇がない。ベートーヴェンの第七番を聴くような緊張の持続を強いられる。その息苦しさ(生き苦しさ)が良い>>続きを読む
情熱的な奇人変人が歴史を動かす。日本とは全く異なる敗戦。敗戦国の映画。
情熱的な奇人変人が歴史を動かす。演説は上手くない世界史的個人。戦勝国の映画。
「希臘人は外面を信じた。それは偉大な思想である」(三島由紀夫)